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樹齢数百年のブナやトチ、カツラが樹高を競い合う原生林の中に存在する。大正時代に建てられた本館には明治の紀行作家大町桂月はこの温泉をこよなく愛し、奥入瀬渓流の美しさに心奪われる流れや滝・岩に名前を付け、全国に紹介した。晩年は本籍を土佐よりこの地に移し、終焉の地した。今も彼の墓が敷地内にある。
周囲には、今だに不自然を排浄した、「蔦の七沼」と称される湖沼群が点在している。散策路蔦沼めぐりと野鳥の森めぐりのコースが早朝から賑わっている。
昔の名残そのままの「久安の湯」は、すべてぶなで作られ、湯船の底の木目から見上げる梁に至ってすべてが珠玉のもので静かに足元湧出の無色透明の湯が溢れて時の流れが止まったかの様蔦ならではの体験だ。
本館(大正7年)、別館(昭和35年)、西館(昭和63年)、と様ざまな時代を受け付いた佇まい本館二階から見れば池を中心に懐かしき時代の風景を想い起させる、桂月の掛け軸や色紙無造作に飾られて居るのが印象的だった。
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