モロッコ旅録４ ～ いよいよマラケシュのメディナへ ～

＜2011年12月29日 - 2＞



午前の観光を終えホテルで昼食を食べ終わると、既に14時頃。

「皆さん、お昼寝タイムをどうぞ」との事で、部屋に戻り
ちょっと時間が勿体ないな～と思いつつも、いつの間にかウトウト
次の集合時刻は16:00です。


普通ならチョコッと午睡を取るとスッキリしたりしますが、
前日の大移動でどっぷり疲れていたため
アラームに起こされてみたら、体のダルいことダルいこと
これなら、眠ったりしないでホテル内や近辺を散歩した方が良かったかも・・・。


いえ。
ダルいなんて言ってる場合ではありません


だって。



午後の観光は、いよいよメディナ（旧市街）の散策だもの


さぁ、いざ、入り組んだ細い路地へ



人通りが多い上に、荷車やら、ロバやら、バイクやらまで。
危なくないように、みんなで道の端を歩きま～す


もう～～～
これまたツアーならではの宿命
目を引くもののオンパレードなのに
歩きながらチラッ、チラッとしか見られないのが残念な限り



これでもか！というほど並んだスカーフ。



カゴバッグいっぱ～い。



陶器屋さん。

おじさんはお店の人？
それとも袋を持ってるから、お客さん？



ドライフルーツとか、他にも乾物チックなものの並ぶお店も。



ん？
この辺、なんだか照明器具がいっぱい並んでるなぁ～。


と思ったら

すぐ先には、鍛冶屋さんエリアが。



すご～く凝った照明器具がいっぱいなんです

こんなに凝ったものではないけど
いくつかのホテルの部屋で、カワイイ照明に出会いました。
照明そのものだけでなく、それが作り出す影もカワイイんですよね～



こんなのも見ました。
花嫁衣装だそうな。



これら、メディナのスークは
先ほどの鍛冶屋さんエリア以外にも
バブーシュスークとか、染色スーク、ベルベル絨毯スークなど
同種のお店がひしめくエリアもあれば、
この写真のようにいろんなお店がギッシリ並んだエリアも。


それにしても、ガイドさんに付いて歩いてる間、
一体どこを歩いているのか、どれぐらい歩いたのか
全然分からずに付いていくだけだったのですが
後から聞いたところ、すぐ隣り合った同士のエリアなど
近い場所をクルクルと歩いていたらしいです


「メディナで迷子に」とはよく耳にしますが、
これは、迷子になるのも当然ですよね～


そして、とうとう到着したのは

かの有名なジャマ・エル・フナ広場


夕刻。
と言う事は、そろそろ飲食屋台が並び始める頃でしょうか。


ここで、初のフリータイム・１時間半
全くもって時間が足りませんが、無いよりは嬉しいフリータイム。(笑)


人によってはクチ（馬車）に乗ったりもしていましたが、
私は数人の方と一緒に、スークへ再度ＧＯ



とりあえず最初に目指したのは「+michi」というお店。
私もガイドブックで見て素敵そうなお店だな～と思ってたのですが
たしか、オーナーの奥さまが日本人で、商品をデザインをされているのだとか。



こじんまりしたお店の中に、日本人の女の子なら
ズキューン と来ちゃいそうな品物がイロイロ並んでます。


検索したら、HPをみつけました♪　⇒　WARANGWAYAN MOROCCO


さて、せっかくのフリータイム。
次になんとな～く向かってみたのは

染色スーク。
めっちゃカラフル～。


染色について説明してくれるため？
染料がお皿に並んでいて、いくつかを水と混ぜて筆で紙に塗り
「素材の色からは想像つかない色になって面白いでしょ？」と見せてくれました。
言うなれば実演販売？ ちょっと違うか。(笑)



１人の子に、モロッコ流にスカーフを巻いてくれました。
結局だれも何も買わなかったんだけど・・・。


でも「いいよ、いいよ。楽しい旅をね！」と
手を振ってくれたお兄ちゃん。ありがとう


そして、バブーシュスークへ。

ご機嫌にセールストークなお兄ちゃん。


サイズ違い等を聞くと「ちょっと待ってて。すぐだよ！」と
大急ぎで走って路地を曲がり、商品を抱えて戻って来ること数回。
お店は狭いから、在庫は他の場所に保管してあるのでしょうか？(笑)



これが１９時頃だったでしょうか。
そろそろ閉店するお店も出てきました。



でも、それは多分、少し奥まった狭い路地エリアだったから。


フナ広場方面へ、メインストリートに戻ると
全てのお店は開いていて、人通りも相変わらずいっぱいです。


ちなみに、この辺りでちょっとキョロキョロっとすると
「スクエアかい？ あっちだよ」と教えてくれる人も多いです。


さぁ、フナ広場へ戻りました。
いつの間にか、すっかり暗くなっています。


それにしても、すっごい人の多さ
いったい、どこからこんなに集まってきているんでしょう？


そういえば前日の夜、ホテルの部屋で窓を開けたら
フナ広場方面と思われる方向から太鼓のリズムが聞こえたのでした



飲食屋台の数も、聞きしに勝る多さです。
残念ながら、この後すぐ晩ごはんなので屋台メシは試せませんでしたが…。



そういえば、この広場で飲んでみようと思っていた
オレンジの生ジュースも飲みそびれちゃいました


さ。このまま歩いて夕食のレストランへ。
前日の晩ごはん、そしてこの日のお昼ごはん、ともにホテルだったから
初めてレストランでの食事です

階段を昇ると（この写真は階段の踊り場から通りを見下ろしてます）



なかなか豪華な雰囲気のレストランです。


日本人観光客は他国の人に比べると夕食の時間が早いのだそうで、
最初はガラガラに空いていたお店も
帰る頃にはかなりの席が埋まり、賑やかになっていました。


メニューは

モロッコサラダ


チキンのクスクス


そしてデザートのオレンジ


コマメに世話を焼いて下さる添乗員さんをふと見ると

手には早速、フナ広場で描いてもらったというヘナが。（写真が暗くてゴメンナサイ）


わざと左右の手で別々の人に描いてもらったのだそうです。
翌日見ると、左右で柄の色が違っていましたョ



　　　　　　　　　　　　　　



マラケシュ観光もあっという間に終わり。


正直なところ、けっこう消化不足な印象で・・・
もう少し居たかったな～。
特に、スークでのフリータイムはもっと欲しかった～～～


でも、ツアーだと中には、フリータイム自体が時間を持て余してしまう
という方もいらっしゃるかもしれませんしね。


※旅行の終わり頃、みんなで言っていたのは
モロッコにある程度慣れてきてからマラケシュでフリータイムがあったなら
緊張もほぐれて、もっと楽しく巡れただろうにね、という事でした。(笑)


さて。
翌日からは、バスでの長～い移動が始まります




＜おまけ＞

メディナを歩いていたら



こんなコ達にも出会いました。

どうやらペット用に売られているようです。

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モロッコ旅録３ ～ マラケシュ・史跡めぐり ～

＜2011年12月29日 - 1＞



朝一番からラクダ

・・・に乗るワケではなく。(笑)


このコ達は、この日最初の観光スポットのすぐ傍で客待ちしていたラクダさん。
でも、モロッコで出会った、最初のラクダさん。(笑)



そして、こちらが最初の観光スポット、メナラ庭園。


これは庭園の中央にある、大き～い貯水池。
池の周りにはオリーブ畑が広がっています。


ただの、だだっ広い池に見えてしまうのですが…（ゴメンナサイ！）
でも、水が貴重な筈のモロッコ。贅沢ですよね～
この水は、たしかアトラス山脈の雪解け水を引いているというお話だったような…。



ここで今度はニャンコさんに出会えましたョ


えぇ、ワタクシ、この旅行中によく動物の写真を撮っていて
ツアーの皆さんから笑われておりましたとも
だって、動物さん達、カワイイんだも～ん



お次はクトゥビアの塔。



ここで初めて、水おじさんに遭遇
※おじさんと写真を撮る時は、必ず気持ち（＝お金）を渡しましょう～♪


まぁ、この後も、マラケシュだけでなく他の観光地でも
何度も水おじさんを見る事にはなったのですけどね。(笑)


でも、ココのおじさん達の衣装は新品かと思うほどキレイだったな～。
（ものすっごく年季の入った衣装のおじさんも他の街で見かけたのです。）



通路沿いにはオレンジの木。

そういえば、普通の道路の街路樹なんかにも
オレンジが植わっている事があったなぁ～。


おっと。本題に戻りましょう。

なんとも美しいミナレットです。


４面のデザインが全て異なっているそうですが・・・
どうやらワタクシ、説明を聞いていなかったようで
その場では全く気付かず、写真を撮る方に夢中でした・・・。
トホホ


気を取り直して、次のスポットへ移動です

途中、スパイス・スークを通り抜け・・・。


写真では見た事があったけど、
実物を見ると、その芸術的な（？）盛り方にビックリ



どうやってこんな風に盛るのか、
そして売るときはどうやってすくって、
どんな風に減っていくんだろう？
閉店時にはどうやって片付けるの？？？


興味津々ではありますが、立ち止まるヒマはありません。
なんてったって、ツアーですからね
前の人に付いて歩かないと置いていかれてしまいます。(笑)



そして到着したのはバヒア宮殿。





中庭が美しいです。


いえ、建物の中もモチロン豪華で美しかったです。
でも、１人だったら確実に迷子になりそう・・・



白い壁もステキ。



そして、見上げれば青い空。


この日も、とても良いお天気でした


さて。次の観光スポットに向かう際にも

またモロッコらしさを感じる町並みを通ります



こんな細い路地を通ると
「うん、うん、想像してた、この感じ」と思っちゃいます。



歩きながら、ふと目に留まったドア。
これって、もしかしてファティマの手？


と思ったら

もっと分かりやすい「手」に出会えました。


そして、また歩きながらふと見上げると

コウノトリが巣作り中。

今回のモロッコ旅行中、何度かコウノトリの巣を見かけました。
もっと注意して見れば、もっと沢山見つかるんだろうなぁ～。



そうこうする内に、サアード朝の墳墓群に到着です。



ここは代々の王族達のお墓。



さすがはイスラム教のお国。
顔をメッカの方向に向けて葬られているそうです。



王様達のお墓は建物内ですが
外にはモザイク模様の不思議な長方形がいっぱい。


実はこれ、使用人達のお墓なのだとか。


ちなみに、人がいっぱい居るのは
一番人気の（？）お墓を見るために並んでいるのです。



ニャンコさんは、人間達の行列など気にせずお昼寝中～


さ。これで午前中の観光はおしまい

いったんホテルへ戻るためにバスを門の前で待ちました。


ん？
もしかして、これってアグノウ門だったのかなぁ～？
確認しそびれました…



門の脇にあった、通り名の看板。
アラビア語とフランス語のカ国語表示です。


ふ～ん。
こんな風に、フランス語が生活の隅々にまで浸透しているんだなぁ～。


いろんな事を思いながら、あっという間にマラケシュ観光の前半は終了したのでした。

　　午後のマラケシュ観光については、また今度♪

モロッコ旅録２ ～ カサブランカ空港着、そしてマラケシュへ ～

＜2011年12月27日＞

フレックスタイム利用で１６時まで仕事
スーツケースを引きずりながら名古屋駅へ。


というのも、今回のフライトは関空発着のエミレーツ航空で
出発時刻が23:40と遅いため、私達の名古屋駅集合は16:30だったのです。
そして、ツアー参加者みんなで旅行会社手配の専用バスにて関空へ




＜2011年12月28日＞


関空からドバイまでは約１１時間のフライト
到着は現地時刻5:30頃だったでしょうか？
ちなみに、日本との時差は５時間です。


噂には聞いていましたが、早朝だと言うのに人がウジャウジャ、
お店もみんな開いている、驚きのドバイ空港。


小さなお子さんが記念撮影する横で、私もクリスマスツリーをパシャリ


※余談ですが・・・この往きのトランジットの時に
例のキャラへのお土産ラクダに目を付けておいたのでした。(笑)


さて。お次のフライト、ドバイ～カサブランカも
約９時間の飛行時間と、けっこう長めです


フライトの現在地を示す地図を画面で時々眺めながら
「え～？まだこんな所を飛んでるの～？」と思いながらの９時間でした。


そうですよね～、よくよく考えてみたら
アフリカ大陸の東から西へ抜けるような距離だもの


※逆に、復路のカサブランカ～ドバイ、そしてドバイ～関空は
偏西風のおかげでフライト時間は短いのでご安心を



そして、ようやくカサブランカのムハンマド5世国際空港に到着。
さっそく、強烈な日射しが、長時間のフライトでクラクラの
私達・日本人グループを歓迎してくれましたよ


モロッコのタイムゾーンは（夏時間でなければ）グリニッジ標準時。
つまり、日本との時差は９時間です



８日間お世話になるこのバスで、さぁ、マラケシュへ向けて出発
今回のツアー参加者は１８名だったので、みんなゆったり腰掛けられます。



モロッコって、乾燥して茶色い大地のイメージだったのですが
この辺りは緑が広がっている場所も多いです。



時々こんな村を見かけては「おぉ～っ」と思ってみたり。



途中、お手洗い休憩でストップした時にワンコを発見


実は、日本出発前に読んだ本に
「イスラム教の国であるモロッコでは、猫はよく見かけるが
犬は不浄の生き物とされているため、ほとんど見かけない」
と書いてあったので、すご～く残念に思っていたんです


それが一転（？）最初の最初にワンコを見つけることが出来たため
密かにテンションが上がったのは私です



そして、また移動。
車窓からは働くロバさんの姿も見られました



マラケシュ市内へバスが入ったのは
日の没する所・マグレブに、まさに日が沈もうとする頃でした。



見てみたいな～と思っていたマラケシュ駅。
偶然（？）バスが前を通ったのでチラッとだけ見られました。



やっと ホテルへ到着。

このKENZI FARAH HOTELで２泊です。


う～ん。。。
家を出てから、果たして何時間経ったんだろう。。。
（いや、27日は朝から仕事してたから余計に時間は経ってるんだけど。。。苦笑）



またまたクラクラしながらも、ホテルでビュッフェの夕食


でも、女性参加者が圧倒的に多かった今回のツアー。

多種類が並ぶケーキで、みんな元気が少し復活したような気が



さ。
ようやくベッドで眠れます
私の部屋はプールが見下ろせる場所でした。


そして、翌日からはいよいよ観光の始まりなのです




＜おまけ＞

カサブランカに到着した時に
現地旅行会社の方から１人１本、バラをいただきました


せっかくなのでお部屋（というか洗面所だけど）に飾ってみましたよ

でも、なぜか隣にはミネラルウォーターのボトル。
飾り付けのセンス無し～

モロッコ旅録１ ～ きっかけはチュニジア？ ～

「は」と言われそうですが・・・



今回の旅行でモロッコへ行く事にしたのは


１０年程前からずっと「チュニジアに行ってみたいなぁ～」と
思っていた事がきっかけなんです。

チュニジアもモロッコも「どこやねん？」と言う方、
コチラでご確認下さいませ～♪
↓　　　　　　　　

世界中、行ってみたい所だらけではあるのですが、
転職してからというもの、長い休みは取りづらくなったため
長くても５日間の旅行にしか出掛けておらず。。。


そこで思い切って、この年末年始の休みに
図々しくも有給休暇を２日ほどプラスしたいと申請


・・・したのは良かったのですが、いかんせん
出発のほんの１カ月前と、思いついたのが遅かった・・・


チュニジア旅行を個人手配してくれる会社に問い合わせてみたものの、
フライトがキャンセル待ちすら出来ない状態だとの回答で


　　※チュニジアが、というワケではなく、恐らくどの便もいっぱいだったのでは？
　　　その後もうしばらく待ったら、もしかしたらキャンセルも出てきたのかもしれませんけど
　　　せっかく長い休みが取れる事になったのに、リスクに賭ける勇気はありませんでした。(笑)
　　　両親が、そして愛犬が元気な内でないと、安心して長い旅行にも出られませんからね～。(笑笑笑)


そこで代案として、空きのあるパッケージツアーを探し
見付けたのが、今回参加したモロッコ行きツアーだったのでした。

　　※空いててくれて、ありがと～～～



　　　　　　　　　　　　　　　　



アラブの春から年。


発端となったチュニジアをはじめ、
エジプト、リビアなどにも民主化の波はどんどん広がり、
「今、北アフリカに旅行だなんて大丈夫？」と言われたりもしましたが。


ガイドさんによると、モロッコにはほとんど影響は出ていないとの事で。
実際、私達のような駆け足ツアーでは、全く影響を感じる事はありませんでした。
毎日なかなか忙しく、あっという間の旅行でしたが、とっても楽しかったです


そして。


いろいろ見たもの、感じたこと等、自分自身が忘れずにいたいという事もあり、
ぼちぼちと旅の記録を書き出していこうかと思います


よろしければ、お付き合い下さいませ






　　実は、旅行の最後の最後に風邪を拾ってしまいまして
　　症状としては軽いのですが、ず～～～っと長引いており、ダルダルの１週間を過ごしてしまいました

　　そろそろシャキッとしなくちゃいけませんね～

今ごろ初詣

１月も既に日。


本日やっと、初詣でに行ってきました
　　　　　と言っても、しょっちゅう散歩で行く近所の神社ですが。


キャラも、私も、家族も、友達も、諸々の知人も、
そして、世の中みんなみ～んなが
元気に、仲良く暮らせますように。


そんなお願いをしてきました
　　　　　キャラはお詣りする私の横でどんな事を思っていたのかなぁ～？


さてさて。
今年は一体どんな１年になるでしょうか？


皆さま、本年もどうぞ、よろしくお願いいたします







　　明日は祝日だけど仕事・・・　いえいえ、年末年始に遊び呆けた分、また頑張りま～す！