やさしい芸術論

冬が来たなら、春はそう遠くない

リバー・フェニックスのやさしさ

2021年02月02日 | 有名人

映画「スタンドバイミー」で有名な俳優リバー・フェニックス。

 

映画「ジョーカー」の主演ホアキン・フェニックスは実の弟であり、

リバー自身は23歳の若さでこの世を去りました。

 

 

リバーは子供のころから、やさしいこころを持っていました。

 

子供の時、両親とともに世界中を旅していた時の事を

こう答えています。

 

「キリスト教のパンフレットをたくさん配ったよ。

 ドラッグをやめさせるために、おもに若い人たちにね。

 妹とぼくのふたりで歌って、

 ぼくがギターを弾いた。マイクで喋ったりもしたよ…

 ”神様はあなたを愛してる”って言うんだ。

 そして、ぼくは本当にそれを信じてた。」

 

子役時代に、次第に名が売れ出した頃、

子役仲間とこんなやり取りをしていました。

 

リバー「君は将来有名になる?」

友達 「さあね、どっちでもいいよ(謙虚を装って言ったセリフ」

リバー「おれは有名になるよ。絶対にね。金持ちで有名に。」

友達 「どうして?有名になるってそんなにカッコいい事なの?」

リバー「家族のためさ」

 

 

リバーの両親はヒッピーで、危険な新興宗教にも所属しており、

私生活がだらしなく、働いていなかった為、貧困だった。

 

リバーは、家族の大黒柱の役割を担い、

映画に出て、天才子役としてお金を稼いだ。

次第に有名になっていくリバーとは反対に

両親はリバーと距離を置いた生活をするようになった。

 

リバーはただ家族のために、お金を稼ぐために

役者になったのだが、周りの大人たちはリバーの事を

ビジネスの目でしか見ず、次第に孤独になっていく。

 

禁酒、禁煙、ヴィーガンで肉も食べなかった。

周りの人を喜ばそうと頑張ったが、

ドラッグに頼ってしまい、若くしてこの世を去ってしまった。

 

親友キアヌ・リーブスとの共演作「マイプライベートアイダホ」では

悲劇の主人公を演じていたが、実生活のリバーと重なる点がある。

 

リバー・フェニックスはこの映画についてこう語った。

 

「ぼくは「マイプライベートアイダホ」の

 故郷と母親を探し求めるところに本当に強い共感を持っている。

 あれはすっごく感動的だった。」

 

子供の時に、ドラッグを止めさせるようパンフレットを配って、

道行く人に「神様はあなたを愛してる」と言ったやさしいリバー…

 

きれいな魂よ、永遠に!

 

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