黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

2008年08月20日 | 映画のページ
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監督・ロブ・コーエン

出演・ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、ルーク・フォード

評価☆☆☆

あらすじ・戦争の終わった1947年、リックとエブリンのオコーネル夫妻は、危険な仕事からは引退して屋敷で余生を穏やかにすごしていた。息子のアレックスは親に反抗気味で、大学を放校されたりしている。しかし、執事までいるような平穏な生活は二人にとってはいささか退屈すぎた。そこへやってきた、中国の秘宝を返還するという外務省の密使の役目を二人が受けぬわけがなかった。
一方、アレックスといえば血は争えぬもので、親にも知らせずに中国で遺跡の発掘をしていた。そしてとうとう中国の古代皇帝の墳墓を発見する。
上海にてエブリンの兄ジョナサンが経営するナイトクラブにて顔を合わせた親子。しかし、それらはすべてある意図によって図られた事だった。かくして呪われた皇帝が永遠の命を得てこの世に蘇る・・・

解説・呪われた皇帝にジェット・リー。火やら水をあやつる秘術など持たずとも、決して敵に回したくない相手である。なんたって中国少林寺拳法のチャンピオンという、元本物の武術家なのだから。長く泣かず飛ばずだったので、近年の活躍は個人的に嬉しい限り。しかも、「HERO」に主演した彼が、皇帝役とは。映画内では皇帝の名は特定していないが、少し歴史がわかれば誰のことかはすぐわかるだろう。
年月をだすためか今回エブリン役だけが交代。たしかに前作よりはトシのいったエブリンなのだが、リックやジョナサンは同配役なので、一人フケたのは違和感がある。
ハムナプトラといえばエジプトの代名詞だったのに、なんで今回は中国?なんて無意味なツッコミはやめておこう。今回ツッコミ所があり過ぎて、一々あげていればキリがないからだ。この映画の最大の見せ場はVFXを駆使したスペクタクルなのだが、水やら火やらミイラやら、ドレも既視感があって、新鮮味は無し。娯楽大作としてのんびり楽しませてもらったし、ジェット・リーの迫力あるアクションに敬意を表して評価は並。



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