黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

「ありふれた生活」を読んで・・・いや、その最中

2010年09月10日 | Weblog
ただ今、三谷幸喜氏のエッセイ本、「ありふれた生活」シリーズを読んでいる。この「ありふれた生活」とは、某新聞の毎金曜日の夕刊に掲載されている人気エッセイである。大体、某朝日新聞は読み物が充実している感があり、私はいつも楽しみに読んでいた。しかしながら、テレビが地デジ対応の液晶型になってから、「番組欄」のボタンを押せばテレビ画面にいつでもテレビ番組表が表示されるようになってから、我家の新聞重要度は急速に下降の一途をたどり、次第に朝のチラシと読み物しか必要がなくなっていった。そして、ネットにて区域のチラシが閲覧できるサイトを発見してからは、とうとう読み物の類しか目を通さなくなり、さすがにこれらに毎月3,925円也を払うのもバカらしくなってきたので、現在は無読(むどくとよむ。新聞の類を一切とっていない家庭をこう言うのだ)となった。ただ、「ありふれた生活」はずっと気になっていたので、先日図書館にて3~5巻を借りてきて、現在は読んでいる最中である。
この3巻(副題・大河な日々)4巻(副題・冷や汗の向こう側)そして5巻(副題・有頂天時代)あたりは、一度読んだはずのお話なのだが、それでも吹き出すこともしばしばだった。(ついでに言うと何故3巻から借りたのかと言えば、行った図書館に1、2巻が置いてなかっただけの話だ)
脚本、監督、舞台演出、とどれをとっても一流の出来る男・三谷幸喜氏が、意外にも作品を生み出す度に自己嫌悪に陥るという超マイナス思考の人物だったり、奥様の小林聡美さんが沈着冷静なAB型気質だったり、人となりが垣間見れる様子が楽しい。そして、実は私が一番気になっていたのが、お子さんの居ないお二人にとってはかけがえのない家族の犬・猫たちが、エッセイを毎週読めなくなって以来、どうなったのか。ネットで調べれば一発で判るのかもしれないが、私は氏の文章を辿ることで、ゆっくりと知りたいと思っている。


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