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地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

極地の氷の動向

2008-05-04 09:30:59 | Weblog
極地の氷の動向

5/4(日)の日経新聞に「極地の氷、融解早まる?」として、次のような記事が載っていました。

地球温暖化の影響で北極や南極、グリーンランドの氷が予想を上回るスピードで解けているそうです。極地の氷は地球を冷やすクーラーの役割を果たしています。氷がなくなれば地球環境は劇変する恐れがあるそうです。

グリーンランド(日本の約4.5倍の広さ)の陸地に、標高約2,000m級の氷の塊(氷床)が載っています。その氷が予想以上の速さで減っているそうです。
これは人工衛星による地球重力の測定で解るそうです。
高いところの氷が水面に降りてくれば、それだけポテンシャル・エナージーが減るわけですから。

国連の予測では、世界の平均海面は2100年には約6cm上がるそうです。若し、グリーンランドの氷が全部解けたら水面は約7m上昇するとか・・・

北極海も予想を上回る速さで氷解しているそうです。
2050年頃の夏には、氷はなくなり全域で海が見えるようになると予測されています。
ベーリング海からノルウエーまで砕氷船でなくても航海できる「半解凍状態」になるそうです。
この、予測を上回る変化には海流も関係しているそうです。
すなわち、氷が減った結果、北極海では上から見て時計回りの海流の流れが強まり、太平洋からベーリング海峡を通って温かい水が入り込み、大西洋に海氷が押し出されて、変化を速めているそうです。
また、これまであった氷が少なくなることで、氷で反射していた太陽光が、直接海水をあっためるため、これら一連の変化を速めているそうです。

一方、南極の氷ですが、ウイルキンズ棚氷が崩壊しつつあるとか・・・ただし、海が暖まったまったために大気中の水蒸気が増え、南極の内陸部では降雪が増えているとも・・・

今年から、日本も加わってグリーンランドの氷床掘削を始めるそうです。
過去の気候変動を調べることで将来予測につなげたい意向です。

いずれにしても、地球が小さく感じられるようになりましたね。
子供の頃は全く心配していなかった問題
石油資源の枯渇、
解氷による水位の上昇、
大気汚染
海外旅行や移住の増大、
国境を越えたテロ活動の増加
人工衛星の打ち上げ、・・・等々まさにグローバル化ですね。
ボツボツ別世界へ逃げたほうがいいのかな?


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