だんだんと消えてゆく
古き物
新しい物だけが良いとは思えないが
時代の流れなのか・・。
一部でも残して欲しかった
そんな思いを乗せて・・
列車が通過して行きます
今まで慣れ親しんだ人は言う
「ボクの高校の修学旅行は寝台車でしたねぇ
じゃんけんで寝台を決めて 負けると一番上でねぇ・・
一番上は 狭くて窮屈で
しかもね 暑いんですよ
本州から帰って来ると 列車の中が暑くてね」
近くで写真撮ってた50代くらいの男性 目がキラキラして
次から次に思いでがよみがえって来るようで 楽しそうに話されていた
そうそう 『はまなす』もたしか明日がラストランのはずですよ
「はまなす?」
札幌から青森まで走っている急行なんですけどね
二段の寝台とカーペットが敷いてある車両がありましてね
それがまたいいんですよ・・
話はつきません。
「新幹線もねぇ 函館までではどうもねぇ
一番列車だけでしょ?満席なのは」
「そうらしいですよね」
「飛行機や船の方が安いし」
「早いだけが良いってものでもねぇ」
最後の寝台特急 カシオペアも夕暮れの彼方へ消えて行きました。
帰って来て主人に聞いた話をしたら
「それはすごい ボクたちの頃はまだ青函トンネルがなくて船だったよ」って
船から寝台列車に変わり そして今度は新幹線に変わろうとしている
北海道の人達には夢の新幹線だったそうです。
開通まであと・・
何日だっけ?
私の様な人も少なくないように思います。
ぱらぱら
気温10時0.6℃
今朝の最低気温 5時マイナス5.0℃