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世田谷区庁舎はどこへ行く

先だって建て替え必須!みたいなパンフレットが
大々的に配布された世田谷区役所の改築問題。
経堂周辺で説明会が開催されたので参加してきました。
 
びっくりしたのは本日の区の説明内容。
今の庁舎の問題点をあげつらった日本設計の報告書の概略を説明しつつ
「改築(建て替え)か(現庁舎の)改修かはまだ白紙です」
などと言うではないか!?
会場からも「え~?本音を言えぇ~」見たいな声多数。
プラナリアも当然改築すべき理由を説明されると思っていたので拍子抜け。
 
ただ、質疑応答の中で
「第一庁舎、第二庁舎の文化的価値についての
 区民からの声は 今のところ私のところには届いていない」
 (区民会館については少し届いているらしい。同じ設計者なんだけどね)
「建物の耐用年数は一般的に50年と理解している」
 (どのような根拠でそのような不思議な理解をしているのかお聞きしておきました)
などと、ひそかに改築の正当性・必然性をアピールしてました(笑)
「手分して(説明会を)やっている」とのことで
担当部署からは一人も来ていないようでしたが(もしかして高等戦術?)、
この辺りの答え方は課長クラスには共有されているのでしょうね。
担当部署が来ていれば数字がご都合主義なとこを精密爆撃してみようと思っていたのになぁ。
(なんて、返り討ちにあって撃墜されたりして。はは。)

 
いずれにせよ、せっかくの大事業なんだから、
この際世田谷らしい区民参加で徹底的に議論して
次世代に誇れる有り様の庁舎として頂きたい、と思います。

え~プラナリアですかぁ。そりゃあ徹底リノベ派ですよ、もちろん。
だってそれが今一番先端じゃない。
 
それにしてもなんという贅沢な外部空間であることよ。
ただ時間がたって木が大きくなっただけではこうはなりません。
設計者である建築家・前川國男の、将来を見据えた目論見の成果です。
この豊かさに一言も触れない感性って、何なんだ?

近いうちに文化的価値についての声を届けるようにしたいと思います。

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