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江戸東京博物館で建築三昧

江戸東京博物館で開催中の小企画展
昭和モダニズムとバウハウス~建築家土浦亀城を中心に~」を見に行って来ました。
江戸博は久々だし、常設展示も見始めると切が無い位面白い。
その上写真OK(だって観光名所だもんね)なのも嬉しいですね。
 
昭和モダニズムの企画はコンパクトながら一般の方にもわかりやすい展示だった、
と思うのですが、そもそも建築家、というものが浸透していないので
結構面白い問答をしている方がいらして、なんというか、でした(笑)。
どこから説明を始めるか、というのは結構難しい問題ですね。
会場には同潤会の家具が複数展示してあり、しかも座れるので
(同潤会をモダニズムの文脈で語るのは実はなかなか危険なのですけど)
常設展示にある他の同潤会関連物件と合わせて楽しんできました。
・・・そういえば三ノ輪が解体が始まったとか既に終ってしまったとかいう悲しい噂が・・・
で、土浦と言えば三原橋センタービルですね(笑)。
しっかり図面が出てました。といっても平面図、立面図、といった所謂「一般図」です。
 
普通の人に見てもらうにはわかり易いので適切なチョイスかもしれませんが、
正直かなり稚拙な図面だったのでプロ的には面白みはなし。
まあ、この手の図面は新人が書くのが通例だし、どの段階の図面かもわからないのでしょうがないか。
 
最後にそんな雑誌があったのか!的な「月刊丸の内」と個人的にツボなラジオ関係。

「ラジオ聴取」の許可の主旨は受信料云々ではなく、情報管理です。
逓信省って建築的にはなかなか先進的でしたけど、
本来業務の通信関係ではかなり国家統制的発想の強い官僚組織だったみたいで、
アメリカのラジオや電話が民間主導で発達・普及したのに比べ
完全に国家事業として「導入」された日本の状況ってやっぱ後進国だったのね、という印象大なのでした。

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