暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

持ちつ持たれつ

2021年04月18日 | 古民家
 素焼きの器に、見知らぬ草木が育ち・・・
名前も知らない花が・・・あちらこちらと咲いていても・・・
気にも留めず、遊びまわっていた子供の頃は・・・
・・・暖かい風が運ぶ季節、勝手気ままに手にして食べられるミカンや柿の木が立つ庭を見て、羨ましく通り過ぎていたもので・・・
腹いせのように、土手に成る柿を・・・そこそこ勝手に食べていた記憶が残る・・・。

農家さんの親戚がいる家では無かったので・・・
おすそ分けを、毎度頂いた記憶は少なく・・・同じ野菜で玄関が溢れる事も無いけれど・・・
持ちつ持たれつの暮らしは・・・今でも、少し田舎に残っていて・・・
物々交換の、リアルな暮らしを求めている若い世代もいると思う・・・。

お兄ちゃんやお姉ちゃんを見て覚え・・・お父さんお母さんから学び・・・
おじいちゃんやおばあちゃんから与えられる・・・。
3世代の暮らしには、押し付けられる事の無い大切な繋がりがありました・・・。
グルリと見渡せない暮しの中で育つ子供に・・・若いお父さんもお母さんも、初めての子育てに目を回すのは仕方なく・・・
仕事と遊びに追われた親世代も・・・振り返れない暮しに、親は無くとも子供は育ち・・・。
気が付けば・・・文化も歴史も色あせてしまいました・・・。
まだ残る時間を・・・みんなで大切に繋いで行けたらと思います。





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