暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

語り

2021年04月16日 | 古民家
 ランドセルをバタバタと鳴らして・・・勢い良く駆け込んでくる子供・・・
今日会った事をお母さんに話すのか・・・友達と遊びに飛んでいくのか・・・。
近くの公園で・・・ガサリと、落ち葉の音だけが寂しいのは・・・遊具が危ないのか・・・怪しい大人がユラリと危ないのか・・・?
暗くなるまで、正体不明で遊びまわる時代でも無いけれど・・・
元気が取り柄子供らしさは・・・風に吹かれてしまったのかも・・・。

話を伝えると・・・必ず1カ所や2か所は創作されて・・・
思い違いや脚色で・・・どんどん話は変化してしまう・・・。
面白ければそれでも良いが・・・何故か自分が怪しい人になって見たり・・・
哀れにな人に見られたり・・・たまには、怒りを頂いたりもする・・・。
伝言ゲームがうまく行くはずも無く・・・5人も間に人が入れば・・・
全く話の違うエピソードが生まれるとなれば・・・それもまた、新しい感覚の話題作りになるのかも知れない・・・。

伝説や神話・・・昔話に、民話・・・
日本各地に同じような昔話はあるようで・・・でもどこか違っていて・・・
物語のその先の物語があったりもして・・・。
今では、語り部のおじいさんやおばあさんがいる事も少なく・・・
地域に残る文化としての話は絶えてしまったような気もしますが・・・
絵本になっている昔ながらの話も・・・実は、凄惨な暮らしを語り継いで来た内容が、形を変えてしまった物語もあるそうです・・・。
天真爛漫な子供にも・・・抱え込んだ想いはあって、親にも口には出せない言葉もたくさんあったような気がします・・・。
変化して行くのが記憶で・・・造り変わるのが言葉の流れであっても・・・
多くの話や語り合いを続けられる暮らしを・・・住まいの中に造れたら良いと思います。





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