暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

贈り物

2020年03月17日 | 古民家

 春を彩る食べ物がお目見えして来ました・・・。

タケノコ掘り・・・自分達よりも最近の子供のほうがいろんなことを経験していそうで・・・

SNSで調べると・・・そんな体験の場は、学校に限らずいたる所で行われているようです・・・。

フキノトウやウド・・・こしあぶらにタラの芽などの山菜・・・

・・・天ぷらやおひたしが出てくると・・・子供には解るまい、このおいしさ・・・

この時期でしか味わえない味覚は・・・年を重ねて育つ、味覚なのかな・・・

と、そんな風に思います・・・。

里山には季節を感じ・・・季節に合わせた暮らしがありました・・・。

春夏秋冬・・・季節の野菜に果物・・・

森の野生動物をありがたく頂く機会も・・・育てた鶏から、命を頂く事もありました・・・。

宗教や地域によって食文化は違っても・・・命を頂く大切さは変わりません・・・。

それは自然の営みが、僅かなバランスで保たれているから・・・

食文化が豊かになればなるほど・・・その過程は遠く見えなくなり・・・

お店や・・・目の前に並べられる事が当たり前になる・・・

育てる苦労や・・・育つ不思議を知らないまま・・・生産者への感謝の心が薄くなってしまいました・・・。

自然の素材で造られた住まい・・・自然の力で育つ作物・・・自然の素材で紡ぐ着物・・・

何度も訪れる季節の贈り物が・・・いつまでも続いてほしいと願います。

 

 

 

 

 


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