暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

あこがれ

2021年11月10日 | 古民家
 箒をお尻に・・・サラリと浮かんで、小気味よく空を舞う姿は・・・
あこがれの世界で・・・漫画や絵本の中で夢見た世界・・・
空を飛ぶあこがれは・・・時代も年齢も関係なく夢に見るもので・・・
子供なら、なおさら・・・地面から足が離れて夢から覚めて・・・
軽快に空を飛びながら・・・ふと暗闇の天井を見上げてしまう・・・
何にでもなれる夢の中で、変わらず出て来る空の夢は・・・
永遠のあこがれなんだと思う・・・。

大きな鉄の船に・・・機械で動く船が出来て・・・
大量に・・・遠くまで手の届く魔法を手に入れたのに・・・
捕まえるはずの魚が見当たらない・・・
繰り返しつながる森造りをしたつもりなのに・・・世界の森を無くしてしまいそうな木材を手にしていたり・・・
高価な機械を手に入れて育てても・・・高価な薬を使って収穫を増やしても、つつましくも暮らせない恵みに・・・次を担う人が育たない・・・。

夢物語は、小さな子供に語り伝えて・・・真綿でくるんだ夢を届けるお話・・・
時には残酷なお話もあるけれど・・・それは、曲がった世界を気付かせる戒めで・・・
大人になると見えなくなる世界を・・・いつまでも忘れないように心の片隅に残してもらう為の物語・・・。
自然相手のつつましい古民家の暮らしを語るのは・・・小さな夢と、かすかな自然の声を聴いてほしいからなのかも。





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