暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

伝える言葉

2021年05月26日 | 古民家
 コチコチと遠くから聞こえる音が・・・ギューンと響く音に変わり・・・
ザシザシと籠る音が・・・イーンと引き裂く音になって・・・。
木造の建築現場から聞こえる音が変わり始めたのは、いつの頃からなのか・・・?

無造作に・・・腰の袋に手を突っ込んで・・・
ワシッと口に、鉄くぎをほお張る・・・
タタタン・・タンタン、と小気味よく・・・玄能を振る音・・・
鉋や鑿を使う機会も少ない木造の住まいが増えて・・・
組立模型の住まいが立ち上がって行く・・・。
全部が手作業で進む住まい造りは・・・もうお目にかかることも無いだろうけれど・・・
基本の作業や、仕事に向かう姿勢は変わず・・・。
手作業が出来るから学んで・・・繋げる技術も伝えられるんだと思います・・・。

古臭く・・・時代錯誤だと言われても、伝統の文化が残されて来た意味はあって・・・
今は解らなくても・・・必ず後で後悔する繰り返しが数多くあって・・・
そうして残されて来た文化が、今も消えようとしています・・・。
忘れないで伝える言葉が残っている今を・・・大切に繋げて行ければと思います。



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