日本海の寒い地方は空が低いと言われます・・・。
晴れの日が少なく、どんよりと雲が広がる空・・・そんなイメージが空の低いと言われる理由かもしれません・・・。
都会の街に出かけると・・・そびえ建つビルの高さにのけぞるように空を見上げ・・・・
空の高さを実感します・・・。
でも・・・遠くまで見渡せて広がるイメージは無く・・・籠の鳥のような気がしてしまいます・・・。
高い建物が無い時分・・・ポッと飛び出た巨木やお寺の屋根が目印で・・・
夜はお月さまやお星さまが自分の居場所を教えてくれました・・・。
こんな場所から富士山が・・・!
富士の名がつく場所はいたる所で目にしますが・・・
それだけ、見通しの利く町並みで、高い建物が少なかった町には・・・
お月様が顔を出し・・・地平線に近いほど大きく存在感があって・・・
空に登れば・・・小さくも、不気味であったり・・・頼もしくもあったり・・・。
古民家を訪れると何かを発見します・・・。
それは、土蔵の扉の取っ手の造りが他と違って凝っていたり・・・
式台が正目の3尺を超える1枚板でこしらえてあったり・・・
和室の廻り縁や・・・障子の額縁が黒柿で造作してあったりと・・・
建物を建てたお施主さんのこだわりか・・・?職人さんの遊び心なのか・・・?
たまたま良い材料があったのか・・・?そんな想いを頭に浮かべながら・・・各地に残る古民家・・・
今でも大切に暮らす古民家との出会い・・・・
それを受け止めている、地域に暮らす方々との出会いを・・・これからも楽しみにしたいと思います。