暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

遠く

2020年02月10日 | 古民家

 日本海の寒い地方は空が低いと言われます・・・。

晴れの日が少なく、どんよりと雲が広がる空・・・そんなイメージが空の低いと言われる理由かもしれません・・・。

都会の街に出かけると・・・そびえ建つビルの高さにのけぞるように空を見上げ・・・・

空の高さを実感します・・・。

でも・・・遠くまで見渡せて広がるイメージは無く・・・籠の鳥のような気がしてしまいます・・・。

高い建物が無い時分・・・ポッと飛び出た巨木やお寺の屋根が目印で・・・

夜はお月さまやお星さまが自分の居場所を教えてくれました・・・。

こんな場所から富士山が・・・!

富士の名がつく場所はいたる所で目にしますが・・・

それだけ、見通しの利く町並みで、高い建物が少なかった町には・・・

お月様が顔を出し・・・地平線に近いほど大きく存在感があって・・・

空に登れば・・・小さくも、不気味であったり・・・頼もしくもあったり・・・。

古民家を訪れると何かを発見します・・・。

それは、土蔵の扉の取っ手の造りが他と違って凝っていたり・・・

式台が正目の3尺を超える1枚板でこしらえてあったり・・・

和室の廻り縁や・・・障子の額縁が黒柿で造作してあったりと・・・

建物を建てたお施主さんのこだわりか・・・?職人さんの遊び心なのか・・・?

たまたま良い材料があったのか・・・?そんな想いを頭に浮かべながら・・・各地に残る古民家・・・

今でも大切に暮らす古民家との出会い・・・・

それを受け止めている、地域に暮らす方々との出会いを・・・これからも楽しみにしたいと思います。

 

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