暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

おさがり

2020年01月12日 | 古民家

 兄弟や姉妹が多いと・・・当然おさがりを頂いて・・・

小さい頃は男も女も関係なく、洋服を着こなすこととなり・・・

手直しが出来ないくらいになると・・・仕方なく新しい洋服や靴を買ってもらえます・・・。

と言う訳で・・・二男や三男・・・中間に位置する者は、ほぼお下がりの出で立ちで・・・

真新しい服など買ってもらえる要素が見つからず・・・

かろうじて、ランドセルや上履きは買ってもらえる兄弟の立ち位置にいたのが救いだったかもしれません・・・

貧乏人の子沢山・・・騒がしく、忙しく・・・家計の負担となる部分が多くても・・・

兄弟がいる良さは・・・上が下を見る、年の離れた兄弟との関わりが良い経験になる・・・

個では経験出来ない連帯の意識が育まれる・・・

それでも・・・良い事ばかりではなく、我慢が必要であったり・・・他人と同じようには出来ない事もあって・・・

窮屈さや煩わしさが我慢出来ない場面もあります・・・。

親戚の集まりがあるとうれしかったのが・・・お兄さんやお姉さんに遊んでもらい・・・

兄弟げんかになる事もなく・・・運が良いとお菓子をもらえたり・・おこずかいをもらったり・・

同い年の親戚がいれば・・・その楽しさは倍増していました・・・。

大家族では無くても・・・年に数回の集まりがあって、そんな習慣は数世代も続いてきましたが・・・

この十数年で・・・親戚の数も減り・・・地域からは離れて暮らし・・・・

子の世代に、親の兄弟間ほどの繋がりも無く・・・兄弟も減って、その子供も一人っ子・・・

地域が元気でいるには・・・親戚同士の関係も、近所付き合いも・・・

学校やお店・お寺や神社とも繋がりが無くてはいけないと思います・・・。

古民家は・・・大きなお下がり・・・

モノに執着しなくて・・高くて大きな視点から見渡せるようになれば・・・

家族も兄弟も多い暮らしが・・・幸せと思える暮らしのような気がします。

 

 

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