暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

気配り

2019年02月03日 | 古民家

 冬の寒さが厳しくなると・・・陽だまりをのありがたさを感じて・・・・・

家の中で日の当たる場所を求めて、彷徨う事になります・・・。

猫はいつの間にか快適な場所を見付けて・・・したり顔で、その場所独占しているようで・・・・

日が少し伸びたとしても・・・朝晩の染み入る寒さを癒してくれる太陽の恵みは・・・

いつの時代も変わらないぬくもりを、届けてほしいと思います・・・。

縁側や・・・広縁・・・濡れ縁があると・・・洗濯物の置き場だったり・・・布団を干す場だったり・・・

作業の休憩場所として・・・近所の方とのお話しの場として・・・いろんな用途で使われて来ました・・・。

家の中とも言えず・・・外とも言えず・・・曖昧な空間であって・・・プライベートな空間のようで・・・

そこまで生活の中に踏み入っているような感じでもなく・・・

ぼんやりとしていて・・・心地良い空間造りが、その場所にはあるように思います・・・。

扉があるか無いかでも・・・その感覚は違ってきますが・・・

他者を寄せ付けない造りの建物では得られない・・・・広がりと・・・

暮らしの空間の中で、想像を働かせ・・・膨らませる心持ちを得る事が出来ます・・・。

豊かな心は・・・豊かな食生活や・・・住環境・・・教育で育まれます・・・。

小さな空間を・・・広がりのある空間のように見せるのは・・・茶の湯の世界観でもありますが・・・

日常の生活ではあまり現実的な暮らし向きにはならないので・・・

その心を持って・・・住まい方の工夫がされればと思います・・・。

夏は容赦なく降り注ぐ太陽・・・・冬と夏の空間造りの役割をするのが・・・屋根や土間・・・庭に咲く樹木や花達で・・・

四季折々の暮らしを楽しめる縁側・・広縁・・・それ以外にも暮らしを豊かにする先人の知恵が集まった・・・

古民家のしつらい・・・先人の気配りの考え方に感心するばかりです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする