岡山ではオドクウさん 美作では「ロックウさん」とも言われているそうである。
おくどさまは、京のことばで「竈」の意味。
さて、このもともとは原始の火の神様が、大和朝廷の時代のペルシャから入ってきたと思われる拝火教(ゾロアスター教)が入りやすい素地となっていたのかもしれない、と思う。
小林惠子氏の「西域から来た皇女」(祥伝社)によると、
東大寺の「お水取り」の松明を振り回すのはササン朝ペルシャ時代のゾロアスター教の名残とみている。
このササン朝ペルシャ時代のゾロアスター教は、水の女神も祀り、それはやがて弁財天などに通じるという。
さて、この西域から来た皇女は斉明天皇と遠縁のようである。