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九里 【九里】を探して三千里

姉妹編【九里一族】に出会う旅に出かけよう!http://blog.goo.ne.jp/kunorikunori2
  

時雨かと… 源 順   秋から冬となりつつある今

2020-10-30 | 和歌

北海道、晩秋から今すぐにでも冬となりそうな時雨。


時雨かと驚かれつつふるもみぢ紅き空をも曇るとぞ見し  源順

誰ぞこの昔を戀ふるわが宿に時雨降らする空のたびびと  藤原道長

消えわびぬうつろふ人の秋の色に身をこがらしのもりの下露  藤原定家

露は霜水は氷にとぢられて宿借りわぶる冬の夜の月   二条院讃岐









月に寄せて

2016-09-17 | 和歌

雲さえも隠しおおせぬ月ひかり 中秋の夜に滴光りぬ

円浮かぶ古の人の驚きを まばゆき許に今宵共感


おまけの歌

どうしても発光源に見えてしまう しかしホントは夜空の鏡

 

今宵中秋  

2016-09-15 | 和歌

wikipediaより
『月が見える場所などに、薄(すすき)を飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、御酒を供えて月を眺める(お月見料理)』

散歩に行って、まず芒をgetしてこよう!

お団子、里芋省略。(里芋、北海道はお値段が高いデス。一番近いお店では直径3センチほどが5・6個で400円。。。。はぁ。。。)
枝豆・栗菓子用意して、御神酒はないので黒松内のお水を供えよう~♫

祖母がお団子ころころと作っていて、ピラミッドが微妙に三角にならずにゆがむので、おかしくて笑っていた。
でも、マメでした明治の女性は。


札幌の 空が大きく見える日に 今宵中秋 名月をみよう!

葉の色と秋の深さが呼応して カラスの声も 哀しくきこゆ



飛行船

2016-09-12 | 和歌




携帯から。

ぽっかりの雲が浮かんでマグリット お墓の母が喜ぶ空よ

帰宅して今日は絵を描く母を見て テレピンの香を嬉しく思う

ラジオ聴き ラフマニノフよと呼ぶ声が 今も私の耳にのこれる



   

今朝の散歩~♫

2016-08-21 | 和歌

台風過 海の香りの山並みと 風吹き渡るつゆ草の朝

けぶる山空の雲とがつながって 柔らかな風大きく吸い込む






一つ目の台風が去り、朝に散歩した。

日陰の下り坂を歩いているとき、海の香りの風、そしてけぶる山々に感動した。
カメラを持っていなかったのが残念!!! 幻想的~

なかなかうまくは言葉にならないけれど、ここにこんな日もあったことを記しておく。
いつもとは、違う空気!



紀貫之 古今和歌集 巻頭 仮名序

2016-08-07 | 和歌

鎌田東二 【歌と宗教】歌うこと。そして祈ること

上記の本の中から、紀貫之の言葉を書き留めておきたい。

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やまとうたは、人の心を種として、

万の言の葉とぞなれりける

世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、

心に思ふ事を、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり

花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、

生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける

力をも入れずして天地を動かし、

目に見える鬼神をもあはれと思はせ、

男女のなかをもやはらげ、

猛き武士の心をも慰むるは、歌なり


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