ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

「オーデュボンの祈り」

2011-10-04 18:18:43 | 筒井くん
世田谷パブリックシアターで行われている舞台
「オーデュボンの祈り」を観て来ました。
勿論!筒井くんが出演しているからで~す。

人気作家(という呼び名が正しいのかどうか疑問ですけど)の伊坂幸太郎さんの本。
話題になった時に読みました。
でも正直なところ、私にはついていけない世界観というか雰囲気で
途中で投げ出したくなった作品です。
それ以降、どれだけ伊坂さんの本が話題になろうと
2作目に挑戦できずにいる私。
オーデュボン・・・にしても、案山子が出てきたのは覚えているけれど、
といった具合で、観るのがちょっと(う~ん、かなり・・)不安でした。

だから、感想は・・・
やっぱり、ちょっと難しい。
脚本家の先生や演出のラサールさんは「伊坂さん独特の夢を見ているような不思議な感覚・・」
と言われておられたとおりですね。
帳尻あわせのない、取りとめのない、でも妙に今の社会を反映しているセリフが散りばめられていた
舞台でした。
人間の傲慢さや、誰も救えない苦しみや
決して止まる事のない時間という制限の中で生きているジレンマとか、
いろんなことを感じました。

筒井くんは、私が覚えていた案山子の役で。
どんな風に演じるのかしらん、とすごく期待していたら・・
もうとても自然に案山子になっていました。
筒井くんの持つ、静かで穏やかでちょっと猫背な立ち姿が、あまりに自然でした。
他の人の声が、何と言うのかな、尖った印象で時には早口でセリフの応酬がある中で
あの穏やかな暖かい、尖った部分なんて絶対にない声でセリフを言われるので
未来を見渡せる、でも誰も救えないと嘆く案山子にピッタリ。
衣装も生成り色のスエットで、それもまたすごく良くて。
もう、この案山子は筒井くん以外に無いだろうっ!
という感じでした。

主人公の伊藤役をされた吉沢さんも、良かったです。
出ずっぱりで、右に左に移動されて、舞台がちょっと斜めになっているので
(業界用語で八百屋というそうですが)
私は足を挫くのではないか、とハラハラしましたよ~
筒井くんとはある意味対極な雰囲気の濃いルックス(意地悪な意味じゃなくて)で
大きな瞳がうるうるしたりすると、あぁ~俳優さん!
という感じがしました。

今回も席はとっても良くて、最前列でした~
なんだか、この良い席に慣れていく自分がとっても怖いです・・・

終演後に20分ほど、トークがありました。
脚本家さん、演出のラサールさん、吉沢さんとあとお二人。
吉沢さんが「毎日工夫して、日々進化しています」みたいな発言をされたら
客席から「昨日と違ったよ!」とすかさず声がかかりました。
熱心なファンの方なんでしょうね~
筒井君は木曜日の出演だそうで、ちょっと残念。
プライベートファッションのシャイな筒井君を観たかったですね。

先週土曜日からはNHKでのドラマも始まりました。
ちょっと留守をしていたので、実はまだ観ていませんが
とっても楽しみ~
今日のNHKスタジオパークにも出ていたので
また、あらためて感想、書こうと思います。
久しぶりのナマの筒井君、そうしてドラマの筒井君、トーク番組の筒井君と
3タイプも観れて、幸せな秋ですぅ~。
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