未知の強豪発掘&応援ブログ

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ズールジーニョvsラファエル・ドロボウスキー

2006-01-22 17:51:21 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
元々、ドロボウスキーの対戦相手はウルフスレイヤのヘッドコーチでペザォンの師匠であるマリオ・スカタ・ネートの実弟フレディ・スカタ・ネートだったが、
フレディの怪我で参戦が流れてしまい、急遽ズールジーニョに変更。


試合前のズールジーニョ・・・緊張してる?

ドーギー氏とサポートスタッフの行動力に驚愕します。
ちなみにズールジーニョは来英時にビスピングとスパーリングして極められたそう(ビスピング談)。
ドロボウスキーは英国の無名選手。


この後グローブで注意されてたドロボウスキー。

★試合内容★
1R
互いに間合いをつめるが、ドロボウスキーの右フックで再び距離があく。
更に軽いステップからミドルをヒットさせ、ペース取りに行くドロボウスキーだったが、ワンツーの相打ちで後退。パワー差が見える。
ズールジーニョはそのまま左右のストレートで詰めて両腕をクラッチしドロボウスキーをプッシュするが、振りほどかれてドロボウキーのポカポカと音がしそうなパンチに下を向いてしまう。
それでも前に出てケージ際で右フックをフルスイングするズールジーニョだったが、ドロボウスキーも負けじとショートパンチの連打で押し返し、ケージ際をフットワークで左右に動いていく。
前蹴りを出すドロボウスキーにジャブとするズールジーニョだったが、逆にジャブを食らう。
今度はドロボウスキーのジャブに逆にカウンターを当てて、ワンツーで前進するズールジーニョだったが、
右のカウンターを食らい、その後すぐに来たドロボウスキーの右ストレートで冷静さを失ったか、下をみながら左右のフックを振り回す
ドロボウスキーも負けじとアッパーやフックで打ち合い応じると、前を見てないズールジーニョを首相撲にとらえてボディへバチンと膝をたたき上げ、さらにフックを振る。
ズールジーニョが左右のフックで突き放して、両者再び距離があく。
ズールジーニョはのそのそと距離を詰めて間合いに入るとワンツーで仕掛けるが、ドロボウスキーもワンツーをヒットさせる。
更にドロボウスキーは右フックを投げつけるが、ズールジーニョはブロックからオーバーハンドライトをクリーンヒットさせる。
そして両者大振りフックの応酬となるが、互いに腕が交差するなどスレスレで当たらず、ドロボスキーがまわりこんで再び距離が開く。
先ほどと同じように歩いて距離をつめてワンツーで仕掛けるズールジーニョだったが、ドロボウスキーは右ストレートをカウンターでヒットして、更に前の手のストレートを綺麗に当てる。


ドロボウスキーのパンチは何度もズールジーニョを捕らえていた。

ここでムカついたのか、ズールジーニョはノシノシと歩きながら拳を振り、ドロボウスキーもボディにパンチを叩き込んだとこで両者大振りフックの打ち合いに。
ここで打ち勝ったのがドロボウスキー、ケージ際で右をヒットさせると、反撃に出てきたズールジーニョの出鼻に右ストレートを叩き込み、下を向くズールジーニョにチークエ並のアッパを突き上げる。
しかし、ズールジーニョは左フックでクラッチを振りほどくと返しの右をクリーンヒット!!ドロボウスキーを金網に吹き飛ばし、仕留めにかかるがドロボウスキーのマウスピースが落ちてブレイク。
再開後右ストレートで入ってきたドロボウスキーに右から左のフックを顔面に叩き込み、
それでも下がりながらローを打つドロボスキーの胸元にワンツーを叩き込み、一気にケージ際に追い詰める。
更に、左ジャブで追ってくるズールジーニョに遂に圧を感じ始めたドロボウスキーはケージを廻るように後退を始める。
不用意に入ってきたズールに右ストレートを突き刺し、リング中央に戻ったはいいが、ワンツーで飛び込んだところを左右のフックで迎撃され千鳥足でケージ際に逆戻り。
更にジャブやワンツーで仕掛けていくが、ズールジーニョも慣れてきて打ち終わりをジャブやフックで打ち込んで、すぐにケージ際に追いやる。
その後は、ズールジーニョが追いかけながら、互いにジャブやワンツーを単発で狙うもクリーンヒットがないまま時間だけが過ぎる。
痺れを切らしたドロボウスキーがワンツー裏拳、右ストレートと飛び込むが全然ヒットせず、その後にフックの打ち合いでも両者有効打無し。
更に同じよう突っつき合いの展開になるが、ドロボウスキーが右ストレートから左ミドルを出すとクリーンヒット(パッチーンといい音がする(笑)。
更にパンチで仕掛けたドロボウスキーにズールジーニョが応じて両者、ショートレンジで打ち合いになるが、スタミナとパワーで勝るズールジーニョがフックを叩き込み、ドロボウスキーはあわてて逃げる。
ノーガードでズカズカ歩いて距離を詰めたズールジーニョだったが要所要所でドロボウスキーの右ストレートを食らい、ジャブやフックをヒットはするものの単発で終わり、攻めきれず1R終了。

2R
休憩時は披露の色が濃かったドロボウスキーだったが、再開後はすぐにジャブで仕掛ける、ズールジーニョもジャブを出すが両者ヒットなし。
ドロボウスキーがワンツーで飛び込みアッパー、フックを決めると、後退したズールジーニョに一気にクリンチアッパーとフックで勝負に出るが、右フック一発で戻される。
ズールジーニョが逆にクリンチにくるが、ドロボウスキーはめげずにクリンチアッパーとフックを決め、フックで反撃に出るズールジーニョにさらにアッパーを決めて距離を取る。
両者ジャブのニアミスの後、更にジャブのニアミス。
しかしここで打ち終わった手でズールジーニョがドロボウスキーを捕まえて右フックを叩きつける!
時間を置いて動きがいきなり落ちたドロボウスキーは手打ちのジャブを伸ばす、格好のカウンターの的にズールジーニョは最初のジャブにジャブをあわせ、次のジャブにワンツー、そして更にワンツーをヒット!
ドロボウスキーが立ってるのが不思議なくらいのパンチが計五発も入る。
更に左ストレートで吹き飛ばされたドロボウスキーだったがそれでもサークリングを続け脱出。追うズールジーニョもかなり疲れてそう。
ここでドロボウスキーが機転をきかせてインロー、アウトローを出すがこれが綺麗に入ってズールジーニョの動きが止まる。
ここでパンチで勝負に出たドロボウスキーだったが,もはや立ってるのがやっとだったようでズールジーニョの左右のフックにグロッキーになる。
ここで一気に決めに来たズールの左右のオーバーハンドに魂だけで立ってグラグラになりながらも反撃しようとしたドロボウスキーだったが、首相撲から凄まじいアッパーを食らうと、対戦相手を見失うようにケージ際に歩き始めそこを左右の連打で畳み掛けたズールジーニョについに倒れる。
壮絶な幕切れで試合終了。


最後のラッシュ。

★試合結果★
○ズールジーニョ
(2R2分4秒 KO)
●ハファエル・ドロボウスキー


★感想★
ずーるじーにょのオフィシャルデビュー戦。
見る前からあちらの方から「いい試合だったけど・・・」みたいな雰囲気が出てたので何となくはわかってましたが、レベルが高いとはいえないと思います。
まず良い点を挙げるとすれば、当て勘がいいというところか。
相手が攻勢に出てくるとあわてて相手を見なくなる悪い点があるのですが「あわわわわ」といって振った一撃が不思議とヒットしてました。
パンチ力に関しては実はそれほどないのではと思っています。
あとは、タフネス。
右ストレートを何度もクリーンヒットされてましたが、よく立ってられたなと思いました。
相手が下がりながら萎縮してたって事もあるんですが、打たれ強さは半端じゃねぇなと思いました。
悪い店といえば体格を考えればしゃあないんですが、フットワークがなく、ミルコやアレキなど的を絞ればすぐに試合を決められる選手と戦えばあっというまにやられてしまいそう。
アレキなんかとはパンチ連打に来たアレキにフックをヒットさせるなんていうマグレがありそうですが、ミルコとやったらハイ一撃で沈みそう。
とにかくガードを上げるか相手を見るかしてほしいです。
あくまで個人的な意見を言わせてもらえば・・・・・・ペザォンと交換してきて!


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