未知の強豪発掘&応援ブログ

世界中にいる、知られざる強豪格闘家を発掘&応援していくブログです。

アレシャンドリ・イシドロvsトーマス・ヒッテン

2006-02-26 00:02:27 | 未知強試合レビュー

■試合前情報■
ヒッテンはノルウェーの実力者。
寝ても立っても強烈な打撃が売りで、顔はアジア系な顔をしてる。
エイネモやハンセンとも練習していたというからグラウンド打撃の強烈さも伺える。
イシドロは以前紹介したとおりブラジリアン未知強。
力強いタックルと強い極めが売りだ。
今回はダニー・バッテンと練習をつんできたとの事。
MMAでの経験はヒッテンの方が上だがはたして?
今回も画像提供はIanさん!Thank you!

■試合内容■
1R
ヒッテンはサウスポー、イシドロはオーソに構えて制空権を保って両者様子見。
牽制気味に出したヒッテンの左のショートが鋭い、イシドロも呼吸を整える。
さらにヒッテンは右リードを出すが、イシドロはブロック。
逆に前の手で小刻みにフェイントをかけて、凄まじいインロー!凄い音。
ヒッテンは、すぐに圧をかけ返してイシドロを後退させると、
少しだけ足を滑らしたイシドロの隙を逃さず一気にパンチで畳み掛ける。
さながらプロボクサーのような連打からボディへ繋ぐが、イシドロはかがみこんで片足をキャッチ!すぐに金網に押し込む。
しかし、ヒッテンは足のクラッチを外して一本さすと、位置を入れ替えて逆に押し込みもう一本差す。
更に距離を少しだけあけて、左手での強烈なボディ叩きからフックをたたきつけると、イシドロは嫌がって内がけからテイクダウンを狙うが、逆に潰されてヒッテンのインサイドガード。
ヒッテンは落ち着いて金網際までイシドロを持っていくと、パキィッという音がするノルウェー処刑人に伝わる秘伝のパウンド(笑)を単発でぶち込む。
笑い事ではないくらい痛そうだが、イシドロは下から回転して足関節。
ヒッテンも回転して逃れるが、バランスを崩して仰向けに倒れる。
イシドロに足首を取られながらも、上体を起こしてボディへ強烈なパウンドを叩き落す。



あたる度にボスンという強烈な打撃音がこだまする。
そしてヒッテンは隙をついて体勢をハーフガードトップにすると、凄まじいパウンドをぶち込みまくる。
骨が破壊されるような音が一定リズムで鳴り続け、イシドロはただただガードするしかなく、レフェリーも止めるタイミングをうかがうぐらいに危険な状況。
更に、亀になったイシドロのバック一方的にボコるヒッテンだったが、イシドロは何とか正面に戻り下からの足上げとパンチでヒッテンを突き放そうとするが、
ヒッテンも中腰からパウンドを振り下ろしていく。
ヒッテンが金網に詰めて、ボディと顔面に凄まじいパウンドを一撃ずつ叩きつけた所で1R終了。
個人採点、10-8ヒッテンかな。

2R
紳士的にグローブを合わせて開始。
先程のラウンドの圧が体に染みてるのか、気持ち後ろで戦うイシドロ。
しかしながら、ヒッテンが入ろうとするとミドルからスピンしてもう一発ミドルという変則攻撃を仕掛ける。
すぐに圧をかけなおしてくるヒッテンに下がる一方のイシドロだったが、
ヒッテンの鋭い左ストレートに見事にカウンタータックルを合わせて、両足タックルから持ち上げて豪快にテイクダウン。
金網際でイシドロのインサイドガードになるが、互いに打撃を細かく出すだけで展開はなくイシドロ自ら立ち上がってイノキアリ。
そこからボディへパンチを落としてくイシドロだったが、単発で終わり、ヒッテンのペダラーダを警戒して何もできない。
結局再びインサイドガードに戻るが、今度はイシドロが積極的に細かいパウンド攻撃を展開。
いやがったヒッテンはイシドロを突き放し、イノキアリになるが、
そこから立ち上がろうとするも、イシドロは一気にパンチで畳み掛け差して押し込む。
ヒッテンに体を入れ替えられると、もぐりこんで膝十字!
何とか潰して上になったヒッテンは前半ほどキレはなくなったものの、やばい音のパウンドでやっと反撃。
猪木アリから体勢を立て直そうとするが、イシドロが下から蹴り上げてくる。
パウンドからインサイドガードに戻るヒッテンにイシドロも下から三角や、アームバーにトライするが成功せず。
ヒッテンもスタミナ切れかそれまでのような厳しい攻めができずに2R終了。
このラウンドは、支配時間で10-9でイシドロだなぁ

3R
開始と同時にヒッテンの圧に押されてサークリングするイシドロ。
前蹴りなんかも見せていくが、アリステップで距離をとりまくる。
それでも近づいてくるイシドロにローを狙うイシドロだったが足を滑らせてコケてしまう。
そこで焦って入ろうとしたヒッテンだったが、イシドロは下からうまいこと片足タックルでキャッチして倒し、逆にインサイドガード。
下からしっかりクラッチするヒッテンに攻撃できず、金網際にもっていって軽く持ち上げて落としただけでブレイク&スタンダップ。
すぐに大きく距離を取ったイシドロは再びサークリングで逃げるが、ヒッテンはじわりと詰めてハイキック。
肩口をかすめただけで、イシドロは腰が軽く砕けてしまう。
それだけの疲労振り。
ヒッテンは更に左ストレートで仕掛けるが、イシドロはこれまた絶妙なタイミングでカウンタータックルからテイクダウン。
パスが難しいと見るや、パウンドで下のヒッテンを突き放して立ち上がる。
猪木アリからパウンドでプレッシャーをかけて、
フットスタンプで、金網際に詰めて一気にパウンドで襲い掛かる!
更にインサイドガードになり、金網際に詰まるヒッテンに積極的にスイングパンチを振るってく。
再びイシドロが立ち上がり、インサイドガードにもどって、
ヒッテンが下から三角っぽくとらえてコツコツパンチしたところで3R終了。
このラウンドもイシドロ10-9だな。
しかし、困ったフォントが使いたいのに目立った攻撃がないよ!

4R
またまたサークリング開始のイシドロ。
この試合の内容より次の24が気になってきた俺。
ときたま止まってパチーンといい音がするローやミドルを単発で蹴るイシドロだが、ヒッテンが詰めるとすぐにサークリング。
やがて、片足タックルに行きうまいこと倒してテイクダウン。
オマエは待ちガイルか。
イシドロのインサイドガードで膠着する両者だったが、イシドロが金網際に詰めて
立ち上がってパンチで必死にアタックして再びインサイドガードに戻る。
ヒッテンも下からパンチを仕掛けるが、今までのキレは全く無い。
再びイシドロは立ち上がってのラッシュを試みるが、ヒッテンがうまいこと蹴り上げて仕掛けられず後退。
その隙に立ち上がったヒッテンにパンチで襲い掛かってボディをヒットさせるが、距離があいてしまい両者スタンド。
またまた定番のサークリングからタックルを狙ったイシドロだったが、今度は完璧に切られて潰され、パウンドを落とされる。



しかしながらもう全然キレはなく、ただただ拳を当ててるだけという感じで効果は見られず、
イシドロが下から足関節をしかけて、抜けたヒッテンが立ちの猪木アリになるが、
仕掛けなおしに行くヒッテンを蹴り上げで突き放してくイシドロ。
金網際で足ごと潰してパウンドをボディと顔に落としていくヒッテンだったが、
再びイシドロが足を突き上げ始めると何もできずに攻めあぐねて4R終了。
このラウンドもイシドロの10-9かなぁ。
難しい。

5R
再び回るイシドロ、追うヒッテン。
たまに止まったりするが、イシドロはとにかく回る。
ケージ際に詰まってローでヒッテンの足をとめて、両足タックルからテイクダウン。
うーん・・・やられてる方は歯痒いだろうなぁ。
インサイドガードで展開少なく、立ち上がってパスを狙うイシドロだったが、
ヒッテンも下から足でたくみにディフェスしてさせない。
またインサイドに戻ったイシドロにヒッテンは最後の力を振り絞って肘を下から振っていくが効果は無く、イシドロはパウンドを振って再び立ち上がる。
かなり疲労困憊した様子で、一息ついてインサイドガードに再び入って、今度は積極的にパンチを振ってくイシドロだったが、ヒッテンが下からクラッチすると、
これまでの膠着展開をみかねたレフェリーが、すぐにブレイク&スタンダップ。
すぐに打撃でしかけたヒッテンだったが、まっこうから来たイシドロの胴タックルを切りきれずに、また下になったところで試合終了。
イシドロの10-9だな。
試合結果は判定2-1でイシドロ。
いやぁレビュー書くのにこんなに疲れた試合は初めてだ。


■試合結果■
○アレシャンドリ・イシドロ(判定2-1)トーマス・ヒッテン●

■感想■
疲れた
イシドロはかなり試合巧者な感じがしたけど、パウンドがもうちこっとうまくなるといいかも。
ダニー・バッテンと練習したらしいけど、ウルフスレイヤのパウンド論を身に付ければ見栄えもよくなりそうかな。
ヒッテンはスタミナが切れるとてんでダメだったけど、
ノルウェーとかそこらへんの人の打撃は何でみんな凄まじいんだろう。
前半のイシドロの窮地はHEROsならストップかかってたろーなぁ。
しかし驚いたのはUKのお客さん。
UFCだったらBoooooooooooooo!の大合唱だったろうに、
死力を振り絞る両者に最後まで声援を送り続ける。
とても素晴らしい試合会場ですね。
客入りも3のときと比べても全然いいし、UKでのMMA熱は段々上がってきてるんだなと実感。
あとはCageRageコメンテーターと、CageWarriorsリングアナを勤めるイアン・フリーマンさんの仲介で仲直りしてくれたら最高なんだけどなぁ。

アントニオ・シウバvsルーベン・ヴィラレアル

2006-02-17 20:22:26 | 未知強試合レビュー
■試合前情報■
今日は、このブログの看板選手でありCWFCの現役スーパーヘビー級チャンピオンのアントニオ“ペザォン”シウバの最新試合のレビューを、
いつもと違い(笑)オフィシャル提供の写真盛り沢山で書こうと思います。
ペザォンは未だに、英国ではジュニア(普通に英語読み)の愛称です。
今回はちょっと絞れてる感じがしますね。

対戦相手のヴィラレアルは、KOTCで有名な選手。
自分最初はプロレスラーまがいで、試合前にくだらない事を言う色物選手だと思ってたんですが、それは大きな勘違い。
試合前のインタビューでは、顔面メイクは無く、急なオファーにも関わらず、対戦相手と英国という国に最大の敬意を払い、
「いつでも戦えるようにトレーニングするのが、僕らの仕事さ」と笑顔たっぷりに非常に優しい口調で話します。
もうこの時点で自分はこの選手を尊敬してしまいました。
もちろん試合ではプロレスラールックス。


■試合内容■
互いにオーソドックスの構えから距離を詰める、
ルーベンがリードからローキック、バランスは悪いが様にはなってる。
更にリードでペースを掴もうとするが、ペザォンが先程ルーベンがやったジャブからのローキックをお返し。
スピード、威力、フォーム全てが段違い。
思わず足が流れるルーベンはリードで距離を開けようとするが、逆にリードを合わされ顔面が跳ね上がる。
一撃でバランスが崩れたルーベンは右のローキックで反撃に出るが、完全に見切られる。
そして、ペザォンは飛び膝フェイントから左右の連打で一気に襲い掛かる。
ここらへんのスピードが信じられない、本当にスーパーヘビーかよ。
とはいえ正退していた、ルーベンにはヒットせず、そのままケージに押し込む。
ルーベンは押し込まれながらも、パンチや膝をちょこちょこ出していくが、効果は見られず、ペザォンが片足タックルでテイクダウン!ハーフ奪取。
下から必死にクラッチするルーベンのボディにパウンドを落としていくが、音、スピード供に集中力を散らすだけではない攻撃に見える。
それでも必死にクラッチするルーベンだったが、ペザォンはセコンドの「ケージを使えペザォン」の声をすぐさま実行。
左手で、ルーベンの頭を抑えつけると右の強烈な鉄槌連打!!!
なんだこのパウンドは・・・、以前からパウンドが凄いのはわかっていたが改めてそう思った。

スピード、体重の乗り具合はヒョードル級かも。
ルーベンは何とかペザォンの右手首を掴んで、パウンドをおさえるが、
少し距離があくと、ペザォンは振りほどいてパウンドの雨あられを叩き落す!!!!
ボブ・サップが食らったら泣いてタップしそうな凄まじい乱打だ。
しかも、叩き下ろしやスイングなどあらゆる角度から叩き付けて来る。
これまでの対戦相手はこのパウンドにさらされると戦意喪失か、試合放棄に追い込まれていたが、ルーベンは再び手首を掴んで生き延びる。
凄い精神力だ。
しかし、ペザォンはハリトーノフマウントのような形でハーフからルーベンの腕を抑えてパウンドを叩き落し、
逆の手で手首をつかみにきたルーベンを振りほどいて、
片膝立ちの状態から隕石群のようなパウンドをルーベンにぶち込みまくる。
タフなルーベンも抵抗できない状態で壮絶な乱打にさらされると、頭が右に左バウンドしまくり、遂にレフェリーが試合をストップ。
ペザォンが戦慄の圧倒的勝利を収めた。


★試合結果★
○アントニオ・シウバ(1R3分7秒 TKO)ルーベン・ヴィラアル●

■感想■
なんか凄いもん見てしまった感が残る。
ハリvsシュルトを見た時と似てる。
ペザォンの顎の位置については変わってはいなかったけど、
目がいいのか、勘がいいのか、打撃を全然もらいません。
そしてグラウンド打撃に関しては化け物というしかない・・・。
ノゲイラ戦のサップのパウンドを見てすげーなーと思いましたが、あれが超ハイスピードで色々な角度から飛んでくる感じ。
一言で言えば、モンスターです。
とはいえ、これまでの対戦相手全てを戦闘不能追い込んだパウンドで最後までタップしなかったヴィラレアルも素晴らしかった。
正直、HEROsなら最初のラッシュで試合はとまってたかも。
それだけ壮絶な打撃にさらされてました。
ヴィラレアル・・・・おまえ男だ!!
そして、意外な事にペザォンは子供に大人気!
試合中に「ジュニア!ジュニア!」と子供達がコールし、
試合後には、子供達にベルトを持たせて記念撮影と、とても微笑ましい一面が見れた。

と、今回はこんな感じでしたが、
自分は是非とも日本でヒョードル戦が見たい。

ジョーイ・ヴィラセナーvsジェームズ・ファンシャー

2006-02-01 00:30:34 | 未知強試合レビュー
★始めに★
なぜ、最近更新滞っていましたかというと、
決してトロージャンブログのせいではなく、この試合のレビューに原因があります。
自分がこの試合レビューを書いていると、憎らしい事に終了寸前でフリーズ。
以後、この編集画面に来るととんでもない無気力感に襲われる羽目に・・・。
この過去のトラウマを乗り越えるために、他の試合ではなく、あえてこの試合のレビューを書きます!!
リベンジしたるぜ!KOTCとgooブログとOS!!

■試合前情報■
ヴィラセナーはご存知KOTCミドル級チャンピオン。
ナチュラルに強い体格と、寝ても立っても強烈な打撃が魅力。
また一時期、武士道参戦の噂が流れた事で有名。


変な頭のヴィラセナー。

対するファンシャーは元KOTCウェルター級チャンプ。
最近になってベネットの兄貴分で、ベネットを上回るキャラのデニーにタイトルを奪われたが、
シャノン様を脚関節で倒したり、現在TUFからUFCに上がって活躍するレーベン相手に判定まで食い下がったり、六連勝したり地力はある選手。


なかなか落ち着かずキャプチャさせてくれないファンシャー。

一階級違う両者だが、この試合では3ポンドぐらいしか違わず、
見てくれの体格もファンシャーがでかい感じ。

■試合内容■
1R
試合開始ど同時に歩み寄る両者。
タックルで仕掛けるヴィラセナーを、前蹴りでストップしようとするファンシャーだが、一本差してコーナーに押し込んだヴィラセナーはそのまま横に投げてテイクダウン。
その流れでバックを奪いかけるが、ファンシャーはクレイジーホースのようにそこから立ち上がり、背中から落ちたヴィラセナーに
ハイキック!!


すんでのところでブロック!あぶねー。

ブロックしたヴィラセニョーラはぶつくさ言いながら、前進。
ファンシャーのローキックを受けながら一本差して押し込む。
押し込んでからは互いに細かい膝やパンチを出し合うが効果は無さげ。
目を引いたのが押し込まれながらボディと顔面に出すファンシャーのダブルパンチ
実況が「うはっ、ダブルパンチしたぞ!アルティメットスタイルだ」と嘲笑する。
後録りだから真面目さが伺えない(笑)。
展開少なく、自ら距離を取ろうと隙間をあけたヴィラセニョーラだが、
その隙間を縫ってファンシャーはハイ!!
ヴィラセナーの目前を凄いスピードで通過して、ヴィラセナーはすぐ距離を取る。
お返しとばかりにフックで飛び込んで再び一本差して押し込むヴィラセナーだったが、
脚をかけたりバランスを崩そうとするが、またファンシャーのダブルパンチぐらいしか見所はなく、自ら離れる。
距離があくと今度はファンシャーが左フックで飛び込むと、ヴィラセナーも右フックで返す。
更にファンシャーはクリンチからボディ膝を突き上げるが、ヴィラセナーは体を入れ替えて金網に押し込み、右のパンチを叩き込んで自らはなれる。
すると今度は、ファンシャーが右のハイキックをお返しといわんばかりにヴィラセニョーラのガードに叩きつけ、さらに逆脚でインサイドローの対角線コンビネーション!
反撃に出ようと前に出たヴィラセナーのどてっぱらに前蹴りを決めるなど、スタンドで完全にペースを握る
しかし調子こいてストレートで飛び掛ると、カウンタータックルで綺麗に二本差したヴィラセナーがそのまま金網際でテイクダウン、ハーフ上。
抜けている右膝をファンシャーのわき腹に当ててプレッシャーをかけると、逆脚を抜いてマウントに!
左の前腕をファンシャーの顎を押し付けて右のパワフルなパウンドを一撃見舞うが、ファンシャーは裏返って自らバックになると再び驚異的なパワーで立ち上がる。
すぐに押し込んで、再び脚をかけて倒そうとするヴィラセナーだったがファンシャーは倒れず。
一旦距離があき、ヴィラセナーが左右のフックからを決めて両腕をさして押し込む。
ここでもこれまでと同じく展開はなく、一旦離れようとしたヴィラセナーにファンシャーがフックを当て、再びヴィラセナーが押し込み、ファンシャーがヴィラセナーの脹脛に踵で嫌がらせしたとこで1R終了。
ここまではファンシャーが曲者振りを披露。

2R
ヴィラセナーが立ち上がりにいきなり左フックを痛烈にヒット。
しかし、そのままバランスを崩して一回転してるとこに、ファンシャーが左のハイから右のハイ、さらに左フックで猛然と反撃。
何とかクリンチしたヴィラセナーは押し込まれて膝を受けながらも、体を入れ替え窮地を脱出
肩などで顎をカチ上げていくと、ファンシャーもフッドスタンプで嫌がらせ返し、これにもちろんヴィラセナーも踏み返していく(中学生か(笑。
そしてダブルパンチをしてきたファンシャーに脚をかけてテイクダウン!ハーフ。
片方の拳をファンシャーの顔面に叩き下ろし、片足を抜いてサイドから体を密着させてプレッシャーをかける。
窮地に陥ったファンシャーは、そこから脚で金網をつかんで体を回転させ、がぶり下のポジションへ逃げる。
が、ヴィラセナーはしっかりがぶってボディへ膝を叩きつけると、バックに回ってチョーク!!
させないファンシャーに後ろから強烈なアッパーでファンシャーの顎を跳ね上げていくが、ファンシャーはヴィラセナーをおぶったまま立ち上がる。
ヴィラセナーは子泣きじじいポジションから必死でディフェンスするファンシャーに強烈なアッパーを何度もヒット!
そして遂にチョークに捕らえたヴィラセナーは全体重をかけて絞め上げる
ファンシャーはそのまま崩れ落ち、しばらく苦悶の表情で耐えたがいきなり表情が豹変。
体から力が抜けて白目を剥きながら失神したところで試合終了。
ヴィラセナーが離すと、ファンシャーは痙攣するという恐怖映像に。


ひぃぃぃぃ。

■試合結果■
○ジョーイ・ヴィラセナー
(2R2分26秒 チョーク)
●ジェームズ・ファンシャー



■感想■
自分が持ってるビデオの中で一番新しいヴィラセナーの試合をセレクションしてアップしたんですが、
今回の壮絶のラストには戦慄しました。
グラウンドから入るチョークではきあんな落ち方しないんで、強引に入るチョークは恐いなぁと思いました。
あとはファンシャーがとても面白い選手だとも思いましたね。
岡見あたりと戦って欲しいかも。

マイケル・ビスピングvsミカ・メーメット

2006-01-22 19:25:27 | 未知強試合レビュー
マイク・ビスピングvsミカ・メーメット
■試合前情報■
みんなが、ご存知ビスピング。
各団体から引っ張りダコにされ現在はTUF説が最有力ですね。
対するミカはフィンランドの選手で6戦3勝3敗、勝ち負け全て完全決着。
デビュー戦でイカ・レイノに秒殺されたり、マテーラと闘って負けたりしてますね。
まぁようは・・・・・・そういうことです!


殺気むんむんのミカ。

ビスピングはCRの頃よりかなりガッチリしてる気がする。
脂肪もついてるんだけど、一種のオーラみたいな物が出てる。


カメラに向かって笑顔のビスピング。この後シャドウも披露。

■試合内容■
まずは前の手でフェイントをかけてくビスピング、ミカは構わず前進で間合いを詰める。
膝で迎撃して、ワンツーを打つビスピングだったが、ミカの前進しながらのぶん回しの左右フックに押されて下がりながらタックルへ。
攻めの体勢だったミカはガッチリ受け止めると、首をクラッチされながら逆に倒してガード上に。
首をギラチンで捕らわれながらも、ボディへいいパウンドを当てながらビスピングを金網に押し込むミカ。
そのままボディへパウンドを当てて、ギロチンが外れると顔面へ一発叩き込む。
ペースを掴まれ、トップをキープされたビスピングだったが、下からクラッチして落ち着いた表情。
ミカは更にケージ際から離れようとするビスピングにコールマンが使うようなネックロックを仕掛けていくが極まらず、パウンドを振り下ろす。
単発のパウンドが不発に終わると、左右のパワフルなパウンドをビスピングに振り落としていくが、数発受けてビスピングはアームバーにキャッチ!


ビスピングは下になっても落ち着いてたね。

とっさにクラッチして難を逃れたミカは、体勢を立て直し単発のパウンドを振り下ろしてくが有効打にはならず。
しかし、ビスピングが三角を仕掛けたときにうまく外してサイドへパス!
ポジションをキープしにいくが、ビスピングはなんとそこから立ち上がってしまう。
クリンチが離れると、ビスピングは左右のスウィングパンチの連打で猛然と前進してミカを打ち倒す!
立ち上がりかけたミカに右フックを叩きつけグロッキーに追い込むと、
意識半ば立ち上がったミカに再び右ストレートから左ミドル、右のフックでミカを金網にワンバウンドさせてダウンを奪う!


金網にワンバン!どんなパンチやねん!!

それでも意識がまだあるミカに、中腰の状態から右の打ち下ろしのパウンドを餅つきのように叩き下ろす(はっきり言ってPRIDEでも止める状態で何発も入ってる)!
何度も顔がバウンドするミカだったが、それでもビスピングの足を蹴って突き放そうとトライする。
これに怒ったビスピングが左拳も加えてパウンドを叩きおろすと、ミカは失神。
タオルが投入されたらしいが、レフェリーストップ後にミカは立てない有様。
戦慄のパウンドでビスピングが勝利。

■試合結果■
○マイケル・ビスピング
(1R 3分1秒 TKO)
●ミカ・メーメット


■感想■
つ・・・強い!
エプステインとかとやってた頃とは訳が違う。
パウンドの威力やスタンド打撃の威力が滅茶苦茶重くなってる。
序盤、テイクダウンを許した場面で、流れに逆らってなかったので、スプロウルしようと思えばできたんでしょうね。
CWSFのストップやブレイクのタイミングはある意味PRIDE以上。
半死人状態でパウンドされてるミカが心配ですた。
ビスピングは胸毛剃れば大人気間違いなし。
リトルトムエリみたいになってる(笑)

ズールジーニョvsラファエル・ドロボウスキー

2006-01-22 17:51:21 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
元々、ドロボウスキーの対戦相手はウルフスレイヤのヘッドコーチでペザォンの師匠であるマリオ・スカタ・ネートの実弟フレディ・スカタ・ネートだったが、
フレディの怪我で参戦が流れてしまい、急遽ズールジーニョに変更。


試合前のズールジーニョ・・・緊張してる?

ドーギー氏とサポートスタッフの行動力に驚愕します。
ちなみにズールジーニョは来英時にビスピングとスパーリングして極められたそう(ビスピング談)。
ドロボウスキーは英国の無名選手。


この後グローブで注意されてたドロボウスキー。

★試合内容★
1R
互いに間合いをつめるが、ドロボウスキーの右フックで再び距離があく。
更に軽いステップからミドルをヒットさせ、ペース取りに行くドロボウスキーだったが、ワンツーの相打ちで後退。パワー差が見える。
ズールジーニョはそのまま左右のストレートで詰めて両腕をクラッチしドロボウスキーをプッシュするが、振りほどかれてドロボウキーのポカポカと音がしそうなパンチに下を向いてしまう。
それでも前に出てケージ際で右フックをフルスイングするズールジーニョだったが、ドロボウスキーも負けじとショートパンチの連打で押し返し、ケージ際をフットワークで左右に動いていく。
前蹴りを出すドロボウスキーにジャブとするズールジーニョだったが、逆にジャブを食らう。
今度はドロボウスキーのジャブに逆にカウンターを当てて、ワンツーで前進するズールジーニョだったが、
右のカウンターを食らい、その後すぐに来たドロボウスキーの右ストレートで冷静さを失ったか、下をみながら左右のフックを振り回す
ドロボウスキーも負けじとアッパーやフックで打ち合い応じると、前を見てないズールジーニョを首相撲にとらえてボディへバチンと膝をたたき上げ、さらにフックを振る。
ズールジーニョが左右のフックで突き放して、両者再び距離があく。
ズールジーニョはのそのそと距離を詰めて間合いに入るとワンツーで仕掛けるが、ドロボウスキーもワンツーをヒットさせる。
更にドロボウスキーは右フックを投げつけるが、ズールジーニョはブロックからオーバーハンドライトをクリーンヒットさせる。
そして両者大振りフックの応酬となるが、互いに腕が交差するなどスレスレで当たらず、ドロボスキーがまわりこんで再び距離が開く。
先ほどと同じように歩いて距離をつめてワンツーで仕掛けるズールジーニョだったが、ドロボウスキーは右ストレートをカウンターでヒットして、更に前の手のストレートを綺麗に当てる。


ドロボウスキーのパンチは何度もズールジーニョを捕らえていた。

ここでムカついたのか、ズールジーニョはノシノシと歩きながら拳を振り、ドロボウスキーもボディにパンチを叩き込んだとこで両者大振りフックの打ち合いに。
ここで打ち勝ったのがドロボウスキー、ケージ際で右をヒットさせると、反撃に出てきたズールジーニョの出鼻に右ストレートを叩き込み、下を向くズールジーニョにチークエ並のアッパを突き上げる。
しかし、ズールジーニョは左フックでクラッチを振りほどくと返しの右をクリーンヒット!!ドロボウスキーを金網に吹き飛ばし、仕留めにかかるがドロボウスキーのマウスピースが落ちてブレイク。
再開後右ストレートで入ってきたドロボウスキーに右から左のフックを顔面に叩き込み、
それでも下がりながらローを打つドロボスキーの胸元にワンツーを叩き込み、一気にケージ際に追い詰める。
更に、左ジャブで追ってくるズールジーニョに遂に圧を感じ始めたドロボウスキーはケージを廻るように後退を始める。
不用意に入ってきたズールに右ストレートを突き刺し、リング中央に戻ったはいいが、ワンツーで飛び込んだところを左右のフックで迎撃され千鳥足でケージ際に逆戻り。
更にジャブやワンツーで仕掛けていくが、ズールジーニョも慣れてきて打ち終わりをジャブやフックで打ち込んで、すぐにケージ際に追いやる。
その後は、ズールジーニョが追いかけながら、互いにジャブやワンツーを単発で狙うもクリーンヒットがないまま時間だけが過ぎる。
痺れを切らしたドロボウスキーがワンツー裏拳、右ストレートと飛び込むが全然ヒットせず、その後にフックの打ち合いでも両者有効打無し。
更に同じよう突っつき合いの展開になるが、ドロボウスキーが右ストレートから左ミドルを出すとクリーンヒット(パッチーンといい音がする(笑)。
更にパンチで仕掛けたドロボウスキーにズールジーニョが応じて両者、ショートレンジで打ち合いになるが、スタミナとパワーで勝るズールジーニョがフックを叩き込み、ドロボウスキーはあわてて逃げる。
ノーガードでズカズカ歩いて距離を詰めたズールジーニョだったが要所要所でドロボウスキーの右ストレートを食らい、ジャブやフックをヒットはするものの単発で終わり、攻めきれず1R終了。

2R
休憩時は披露の色が濃かったドロボウスキーだったが、再開後はすぐにジャブで仕掛ける、ズールジーニョもジャブを出すが両者ヒットなし。
ドロボウスキーがワンツーで飛び込みアッパー、フックを決めると、後退したズールジーニョに一気にクリンチアッパーとフックで勝負に出るが、右フック一発で戻される。
ズールジーニョが逆にクリンチにくるが、ドロボウスキーはめげずにクリンチアッパーとフックを決め、フックで反撃に出るズールジーニョにさらにアッパーを決めて距離を取る。
両者ジャブのニアミスの後、更にジャブのニアミス。
しかしここで打ち終わった手でズールジーニョがドロボウスキーを捕まえて右フックを叩きつける!
時間を置いて動きがいきなり落ちたドロボウスキーは手打ちのジャブを伸ばす、格好のカウンターの的にズールジーニョは最初のジャブにジャブをあわせ、次のジャブにワンツー、そして更にワンツーをヒット!
ドロボウスキーが立ってるのが不思議なくらいのパンチが計五発も入る。
更に左ストレートで吹き飛ばされたドロボウスキーだったがそれでもサークリングを続け脱出。追うズールジーニョもかなり疲れてそう。
ここでドロボウスキーが機転をきかせてインロー、アウトローを出すがこれが綺麗に入ってズールジーニョの動きが止まる。
ここでパンチで勝負に出たドロボウスキーだったが,もはや立ってるのがやっとだったようでズールジーニョの左右のフックにグロッキーになる。
ここで一気に決めに来たズールの左右のオーバーハンドに魂だけで立ってグラグラになりながらも反撃しようとしたドロボウスキーだったが、首相撲から凄まじいアッパーを食らうと、対戦相手を見失うようにケージ際に歩き始めそこを左右の連打で畳み掛けたズールジーニョについに倒れる。
壮絶な幕切れで試合終了。


最後のラッシュ。

★試合結果★
○ズールジーニョ
(2R2分4秒 KO)
●ハファエル・ドロボウスキー


★感想★
ずーるじーにょのオフィシャルデビュー戦。
見る前からあちらの方から「いい試合だったけど・・・」みたいな雰囲気が出てたので何となくはわかってましたが、レベルが高いとはいえないと思います。
まず良い点を挙げるとすれば、当て勘がいいというところか。
相手が攻勢に出てくるとあわてて相手を見なくなる悪い点があるのですが「あわわわわ」といって振った一撃が不思議とヒットしてました。
パンチ力に関しては実はそれほどないのではと思っています。
あとは、タフネス。
右ストレートを何度もクリーンヒットされてましたが、よく立ってられたなと思いました。
相手が下がりながら萎縮してたって事もあるんですが、打たれ強さは半端じゃねぇなと思いました。
悪い店といえば体格を考えればしゃあないんですが、フットワークがなく、ミルコやアレキなど的を絞ればすぐに試合を決められる選手と戦えばあっというまにやられてしまいそう。
アレキなんかとはパンチ連打に来たアレキにフックをヒットさせるなんていうマグレがありそうですが、ミルコとやったらハイ一撃で沈みそう。
とにかくガードを上げるか相手を見るかしてほしいです。
あくまで個人的な意見を言わせてもらえば・・・・・・ペザォンと交換してきて!

メルヴィン・マンフーフvsマティアス・リッシオ

2006-01-22 16:35:51 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
リッシオは服を着てると凄い強そうだが、脱ぐとプヨプヨでもう凄く弱そう
来日経験はK-1でvs藤本戦の時に一回、勿論結果はKO負け。


脱ぐとプヨプヨ。

マンフーフはやはり黒い鉄の鎧のような体で、絶対に喧嘩は売りたくない風体だ。


ファイティングポーズをとっただけで威圧感があるマンフーフ。

試合前から「何かの公開処刑か」と思うような見てくれの違いの二人。
果たして試合は?

★試合内容★
開始からお互いキックの間合いから、リッシオが鋭いインロー。
マンフーフもお返しとばかりにズバシィッと重く鋭いインローを返し、すぐに反撃したリッシオのアウトローを軽く流す。
更に、ジャブのフェイントからマンフーフもアウトローにいくが、これはリッシオも軽く流す。
再び間合いに戻った両者、リッシオが右のローをまた打つが、マンフーフは流し、左のインローと右のアウトローでリッシオの足を泳がせる。


マンフーフのローは鋭い。

これに痺れを切らしたリッシオは、ジャブのフェイントでマンフーフを誘うとから左右のフック!
右フックがまともにマンフーフを捕らえて一瞬、マンフーフがバランスを崩す。
マンフーフは落ち着いて離れて体制を立て直すと、ローを打つリッシオに右左のワンツーから左フックを強振!ヒットはないが観客がどよめく。
しかしリッシオも「当たってないよーん」というような挑発からアウトローを叩き込み、マンフーフを
中央に押し返し、反撃の右左のワンツーも完全に見切ってる。
さらにワンツーフックからマンフーフをケージに押し込んで見せるが、膝を叩き込んでケージ際で組みを切ったマンフーフは右左のフックをブォンブォンと振り回す!
左フックに被弾したリッシオはあわてて胴タックルに行くが、腰の強いマンフーフは簡単に切りかえしてガード上を奪取。
ガッチリクロスを取ってたリッシオに凄まじい右パウンドを何度も叩き込み、自ら立ち上がってスタンドを要求。
その割には立ち上がろうとしたリッシオに襲い掛かろうとしてたが(笑)
レフェリーが分けてスタンドから再開。
出会い頭、マンフーフはサウスポーにスイッチしたリッシオにいきなり右ハイキック!
更に右フックから組み付くと、首相撲に抱え変え強烈な膝をボディに突き上げる。
リッシオも負けじとマンフーフをコーナーに押し付けて左右のフックを見舞い、両足を狩りテイクダウンに行くが、
マンフーフはケージを掴んで(反則)それを阻止して、ギロチンの体制に。
そこから首相撲に持ち替えて凄まじい膝を顔面に叩き込むと、リッシオは反撃のフックを振るが、膝のダメージでダウン。
亀になって倒れこむリッシオに凄い左右のパウンドで滅多うちにするマンフーフ。
なんとか仰向けに戻ってからもパウンドを叩き込むが、ここで中断してスタンドを要求。
再開後、足取り覚束ないリッシオだが、すぐにワンツーハイで仕掛ける根性。
さらにマンフーフのフックに合わせてタックルで押し込んでみせるが、ここまで。
マンフーフは首相撲に組み替えると強烈な膝から左右のフックと膝のタイフーンのようなラッシュを展開!!
反撃に来たリッシオのフックを台風が飲み込むかの如く、左右のフックで叩き伏せ。
リッシオはそのままゆっくりと、崩れ落ちるように昏倒。


倒れたリッシオに止めを刺しにいくマンフーフ。


★試合結果★
○メルヴィン・マンフーフ
(1R3分1秒 KO)
●マティアス・リッシオ


★感想★
つ・・・つえぇー。
ていうかカッコイイ、男が憧れる闘い方ですね。
相手のリッシオもスタンド打撃が割とよく、途中マンフーフがちょっぺり効いた攻撃なんかもありましたが、最後のラッシュは圧巻。
HEROsに来ればLYOTOぐらいしか敵はいなそう。
大山さんが戦えば間違いなくポンコツになってしまいそうだ・・・。
ちなみにこの試合後にマンフーフは会場にきてたシウバを挑発。
シウバはそのときサイボーグの控え室にいたのかな?
今度アリスターと闘うそうですが、ギロチンに気をつけてアリスターのカラータイマーがなるまで粘れば十分勝機があると思います。
ただ膝くらってスコーンとかいう展開もありそうなので心配。

ガブリエル・サントスvsマーク・ウィアー

2006-01-22 03:30:43 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
試合前にキリシタンみたいな事を言うサントス。
腕のタトゥーはよく見ると『決意、粘り、力』。
後にこの人にぴったりなタトゥーだという事がわかる。


素晴らしい肉体のサントス。あこがれるぜ。

対するウィアーは、なんかB級映画のお化けみたい。
善戦マンとして有名。
最近の試合では小路をハイキックで瞬殺。


いやに輝いて見えるアンデウ…じゃなくてウィアー。

★試合内容★
1R
開始早々からカウンタータックルでウィアーを金網に押し込むサントス。
切ろうとするウィアーを驚異的なパワーで崩して金網に磔ると、金網を掴むウィアーをお構い無しに抱え上げてスラム!それでも立ち上がろうとするウィアーを金網に再び押し込み、またまた金網を掴むウィアーを持ち上げてちょいスラム。
それでも立ち上がり差し返そうとするウィアーを今度は完全に持ち上げ横に叩き落す。ウィアーはそれでも立ち上がろうとするが、粘りに断念してギロチンに移行。
体勢がハーフでうまく極まらず、頭を抜いたサントスはははーフからボディへパンチをポコポコ入れ、サイドに移行。
ウィアーがサントスの腕を足でクラッチすると、サントスは上四方へ。
サイドにうつったりしながらパンチをボディへ落としてく。
ウィアーもなんとか立ち上がろうとするが、サントスのレスリング力に潰され長い時間上四方に捕らわれる。
しかし、二度目のトライでなんとか立ち上がりかける。
それでもしつこくタックルに来るサントスにハーフ上を取られるが、なんとかクラッチして完全に立ち上がる。
細かい膝と肘をウィアーが落としたところで1R終了。

2R
すぐに間合いをつめたサントスにハイキックを打つウィアーだったが、当たらず。
しかし、これでプレッシャーを感じたサントスに左右のパンチで一気に前進するウィアー。
この攻めに数発被弾して、思わずかがみこむサントスだったが、そこからタックルに行きウィアーを金網に押し付ける。
サントスが押し付けた状態で膠着するも、サントスが再びタックルに行きなおすと、ウィアーが完全にがぶる。
しかし、サントスは驚異的な上体の力で上体を起こし、再びタックルからテイクダウン。
ハーフ上になったサントスに、下から腕がらみを狙うウィアー。
サントスがディフェンスしてる状態で膠着するが、再び上四方へパスしたサントスは一気に腕十字!
しかし、早く反応したウィアーは、スイープを決めてサイド上!
肘とパウンドで痛めつけるウィアーだったが、サントスもすぐにハーフからクロスガードに戻す。
今度はウィアーが金網に押し込みながら、
ウィアーはサントスのリストコントロールを物ともせずに、パウンドを何度もヒットする


ウィアーの攻めは厳しく効果的。

更に打ち付けの肘からパウンドを打ち込み、金網際から方向転換を図るサントスに。
途中サントスの蹴り上げが思い切りウィアーの顔面を捉えるが、ウィアーがせ上で優勢なまま2R終了。

3R
互いにジャブなどフェイントの掛け合いから絶妙のタイミングでサントスがタックル。
しかし、ウィアーも反応していて、今度はフルでガッチリギロチンに捕らえる。
ここでサントスは下のウィアーを抱え上げてふるい落とし脱出!
ウィアーを金網に押し付け、パスしてハーフガードを奪取。
サントスは細かいパンチを顔面とボディに打ち分けてウィアーに打っていき、中腰になりさらに展開を広げようとしてくが、ここでウィアーが蹴り上げて立ち上がろうとするものの、
再びタックルにいって、脱出を許さず。しかしクロスガードに戻されてしまう。
上のサントスは、結構な時間、下からクラッチするウィアーを上からポカポカと殴りまくるが、迫力がなく観客は沸かず、ブレイク。


ここからの効果的な攻めがなかったサントス。

再開後、すぐに行ったウィアーのワンツーがヒットしてサントスが『シウヴェイラvs桜庭』のようにタックルにいくが、潰されて上を取られる。
サントスがクラッチしたところで試合終了

★試合結果★
○ガブリエル・サントス
(判定3-0)
●マーク・ウィアー


★感想★
この試合を一言で表わすなら・・・。
激塩。
もう中村カズやコールマンなんか目じゃない。
サントスの決め手の無さは世界一といっても過言ではないかもしれません。
パウンドが本当にポスポスといった感じで、ウィアーも負けた気がしなさそうです。
しかし、そのパワーとスタミナと粘り強さといったら、これまた世界一かも(笑)
四点膝のあるルールなら彼は大化けしそうな予感がします。
二度とCageRageには呼ばれそうにないな・・・。
長南の相手にいかがですか佐伯さん!?

ブラッド・ピケットvsクリス・フリーボーン

2006-01-22 02:57:40 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
事前インタビューでは、お互いにそれなりにお互いあう。
フリーボンはフリークという異名を持つ選手だが、レコードには敗戦が多い。
見た目はなんか戦う骸骨っぽくてきもかわいい


ハンセン以上にヘルボーイってあだ名が似合うねクリス。

ピケットはいつも通りのルックスにonePunchトランクスで試合。


余裕をぶっこくピケット。

★試合内容★
1R
互いに軽い様子見からフリーボーンが低空タックルでピケットを押し込む。
ピケットがギロチンを狙うが、外れて互いに一本差した状態から回転して離れる。
ピケットはすぐにプレッシャーをかけて、ワンツーから一撃左フックをヒットさせ、右のフォローで追い立てるが、左の当たりが浅くフリーボーンはクリンチして突き放し逃れる。
いったん間を置いてピケットは凄まじいバックハンドフィストを見せるが、よく見ていたフリーボーンはタックルから美しくテイクダウン、下のピケットはしっかりガード内にフリーボーンを入れる。
暴れるピケットからリードを取るべく強引に中腰になるフリーボーンだったが、ピケットはフリーボーンの足を掴んで蹴り上げると、立ち上がる。
それでもしつこくタックルに来るフリーボーンを右アッパーの空振りで突き放すと、再びパンチに行くが、
フリーボーンは簡単に両足をすくい上げ叩きつけてテイクダウンして、暴れるピケットからサイドを奪う。
さらにマウントへとトライするが、一度目のトライを阻んだピケットは二度目のトライの隙をついてリバーサル。
フリーボーンも首をキャッチにいくが、ピケットは強引に抜いて右パウンドを叩きつけると、下のフリーボーンを抱え上げて叩きつけながら右パウンド!
打ち終わり一瞬こけて、立たれかけるがそのまま押し倒して下からポコポコパンチするフリーボーンにパウンドを一発食らわせ、
更に先ほどの抱え上げからのパウンドで突き放してスタンドに戻る。
再開後、近づいてくるピケットにフックで仕掛けるフリーボーン。
ブロックしたピケットは、首相撲から飛び膝を打つが、当たらずコケて、立ち上がり際にミドルキックを受ける。
それでもパンチで反撃に行くピケットだったが、フリーボーンは簡単にテイクダウンからサイド、そしてマウントを奪う。
更にゴエスの肩パンチを見舞うフリーボーンだったが、ピケットはここでもリバーサル。
ガードから立ち上がり打ち下ろしのパンチを狙うが、足を掴まれて綺麗に後方に倒される。
フリーボーンは転んだピケットの足を取るとかなり厳しい角度でアキレスを極めるが、すんでの所で逃し、マウントへ移行。
クラッチに来るピケットを左右のパウンドと肘で、マウスピースが飛び出すほどに徹底的にボッコボッコにする。


ピケット最初のピンチ。

さらにハリトーノフマウントに行こうとするが、ここで後ろを向いたピケットにスリーパー!
しかし、焦ったフリーボーンをピケットがリバーサル!
再びガードから立って打ち下ろしを狙うピケットだったが、また足を掴んでこかされてバックを奪われかける、すんでの所でガード上に戻る。
ようやく上からパウンドを狙うピケットだったが、フリーボーンの下からの三角に捕まる。
極まりそうだったが、場所がケージ際と悪く、ピケットは立ち上がって脱出。
スタンドから再開後、不用意に近づいてきたピケットをフリーボーンがテイクダウンしたところで1R終了。

2R
開始早々からテイクダウン&サイドを取られるピケット。
側頭部にキツい肘なんかも貰うが、何とかガードに戻し、下から肘などを狙うピケット。
しかし、フリーボーンはジャンピングフィストを食らわせるなどコントロールし、あれよあれよとパスガードで再びサイド。
更に肘を食らわせてサイドからマウントを奪うも、ピケットが下で暴れてポジションが二転三転してピケットがガード上を奪取。
ピケットは今度は立つことなくパウンドを狙っていったが、フリーボーンは下からポコポコと弱い弱いパンチで苛立たせ、狙いすました三角でガッチリキャッチ。
それでもスラムにいくピケットだったが、フリーボーンは離さず下からのパンチで三角に捕まってるピケットをやたらめった打ちまくる。
恐らく殴られてるから意識が失えず、見る見るうちに血まみれになっていくピケット。それでもタップせずにもがくピケットだったが、公開処刑の様に周辺が血まみれになったところでレェリーが試合をストップ。
これは正しい。


さながらスプラッター映画。南無。

★試合結果★
○クリス・フリーボーン
(2R3分20秒 三角絞めからパウンド乱打でTKO)
●ブラッド・ピケット


★感想★
今回はピケットの敗戦をお伝えしたわけですが、まさに公開処刑。
絶対に食らいたくないフィニッシュで戦慄さえ覚えました。
フリーボーン自体は凄い金魚で、ベネットとやっても秒殺されるでしょうが・・・。
というか何度も同じパターンで捕まっていたし、下からの対処などが今のピケットよりひどかった。
この試合がピケットの転機だったのでしょう。

ブラット・ピケットvsジョーダン・ミラー

2006-01-21 20:16:04 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
ブラッド・ピケットはご存知ライト級のCRブリティッシュチャンピオンの未知強。


フンガァー!とは言ってないがいつもと違って(?)真剣味十分のピケット。

対するジョーダン・ミラーは僅か18歳。
見た目は五味のいう出前のあんちゃん風で、強そうには見えない。
よくは知らんが、日本柔術がバックグラウンドだそーな。


若干18歳でCR出場のジョーダン君。

二人とも戦績は、この時点で3勝1敗。
ピケットは喋り方に訛りがありますな。
レフェリーはUFCで同じみの黒人レフェリー兼選手のディーンさん。

★試合内容★
両者、グラブを合わせて試合開始(二人供オーソ)。
互いに軽いステップで間合いを詰め、ピケットがワンツーで最初にステップイン。
当たりはしないものの、距離をつめたピケットはローから首相撲、左右のフックと一気にガード上から叩き込み攻勢に出る。
ミラーもローを返すもののピケットの右フックを食らうと、思わず下を向いてしまう。
更に左フックを返そうとしたピケットだったが、ミラーは下を向きながらタックルにいく。
ピケットも首を取って膝を蹴り上げていくが、ケージに押し込まれて抱え上げられてのスラムでサイド下に。
しかし、小柄な体を生かしてスルスルと体を入れ替えると、ミラーに首相撲されながらも立ち上がる。
ミラーは立ち上がりざまに膝を突き上げていくが、ピケットのフックを貰うとタックルに移行してテイクダウン。
今度はしっかりハーフガードをキープ。
すぐにピケットはクロガードに戻すが、押し込んでコツコツとパンチを打ってくるミラーの戦法に中々活路を見出せず、下からの肘一撃以外は仕掛けられず両腕をクラッチする。
ガッチリ密着されたミラーは上から小さなスラムで数回ピケットをキャンバスに打ち付けたり位置を変えるが、状況は変わらずレフェリーがブレイク&スタンダップ。
再開直後、すぐに全身して組みにいったミラーだったが、逆にミラーに切り返され、ケージに叩きつけられ、膝を食らい、投げられてサイドを取られてしまう。
ガッチリ首をクラッチして防御するミラーは、ブリッチから立ち上がろうとするががぶられた状態になる。
ピケットはガブリからパウンドを叩き込み、首を取られながらそのまま押し込みにくるミラーの力を利用してケージに叩きつけると、中腰状態のミラーに右フックから左の返し!!
なんとか立ちあがったミラーにさらに右から左のフックを叩き込み、膝をボディへ上げるが、ここで距離を取られてしまう。
すぐにタックルすべく距離を詰めに来たミラーを右ストレートで迎撃すると、タックルするように倒れこむミラーに右の拳を振り落とす!


こういう時はビッグライトハーンド!と実況が叫びます。

たまらずガードに引き込んで、下からパウンドを突き上げたミラーだったが、
「効いてないよ」と嘲るような顔で挑発したピケットはパウンドと肘の攻撃を激化。
必死にクラッチにくるミラーをパウンドで引き剥がして、自らスタンドへ立つ。
再開後もミラーが最初に右ストレートで仕掛けに行ったが、ピケットの左フックがまともにカウンターでヒットしグロッキー。
さらに右フックで決めに行くピケットに、何とか左ジャブを伸ばすミラーだったが、左フックを再びカウンターで食らってしまう。
更にミラーの懇親の右などお構い無しに、ピケットは右左のフックから膝、パンチで飛び込んでフラフラのミラーを倒しに行く。
しかし、ミラーも気力だけで両足タックルに行って食らいつくが、がぶられて四点ポジションからパウンドを叩き込まれる。
そこからなんとか体を入れ替えて一度は立ち上がるも、ピケットに両足タックルで上四方を取られた所で1R終了。

2R
開始からピケットは間合いを詰めると、左の牽制から右ロー(届かず)、左フックを叩きつけて首相撲から膝を決めて攻勢。
タックルに来たミラーを突き放すと、右ハイキックでトライしてきたミラーを右フックで迎え撃ち、更に膝蹴りからバックハンド!!
不発だったものの、凄まじいスイング。
その隙を突いてタックルにいくミラーだったが、がぶられると打撃を恐れてすぐに離れる。
ピケットはすぐに左フックで追うが捕まらず、その後もジャブや右ストレートなどで迫るが単発で終わり繋げない。
逆に首相撲に捕まって膝をもらうが、これはお返しと言わんばかりにアッパーからフック返しで吹き飛ばす。
そらに左フックで飛び込んだピケットだったが、これを待ってたミラーはカウンタータックルで鮮やかにサイドをゲット。
しかし、スタンドのダメージで余力のないミラーは、ボトムからジワジワと入ってきたピケットの腕十字に捕まってしまう。
しっかり両腕をクラッチしてスラムで一度ははずれそうになったものの、二転三転したグラウンド展開に遂にスタミナが底をつき、最後は力尽きてタップ。


も・・・もう駄目ぽ。

★試合結果★
○ブラッド・ピケット
(2R2分34秒 腕十字)
●ジョーダン・ミラー


★感想★
「あだ名はワンパンチだけどサブミッションで勝った」なんて言われたピケット。
どうやらバックグラウンドにしっかりとボクシングがあるよう。
彼はオーバーハンドからクラッチして膝という黄金パターンを得意としてるようで、振りは大きいもののしっかり狙ってパンチを打つのでこれが結構当たる。
さらに斜め上から振り下ろされるロシアンフックとは逆の、
斜め下、スマッシュより少し高い軌道から来るフックが対戦相手のガードの合間を抜くようです。
あとは、まだまだタックルやグラウンド下からの対処がトップファイターより格下なのかなとも思いました。
小柄なので、相手の合間をスルスルスルと抜けてくのは凄いのですが、キープされると密着しかないのは、少し心配。
短腕短足だが、ハンセンのような下からの鬼パウンドを身につけるべし。
課題はありますが、素材は本当に凄いと思う。
これからフェイバーやタイソンと闘えるような存在になってくれピケット!
で佐伯さん・・・パラジーニョDEEPに出さないんですか(笑)!?

アントニオ・シウバvsハファエル・カーリノ

2006-01-21 03:41:09 | 未知強試合レビュー
★試合前の様子★
カーリノは未知スレの過去スレで発掘されたりしたUFC経験有りの巨漢選手。
体格もただのデカデブではなく、直立すると腹筋が盛り上がっていて中々強そう


ごっついねぇ。

対するシウバも動きは軽そう、この試合ではゼ・マリオがセコンドについてる。


ラウンドガールには目もくれないシウバ!かっこいいぜ!

試合開始前のインタビューでは両者英語で煽りあう。

★試合内容★
両者間合いをゆっくり詰めると、カーリノが先手で牽制の左のリードを打つ。
完全に見切り、ジリジリと間合いを詰めるシウバに痺れを切らしたように下がりながら左フックを振ったカーリノだったが、
シウバはそれを綺麗に外し(アマボクなんかで良く使うサイド取って右を打つ動き)、右ストレートからストレート連打につないで、カーリノをケージ際に追いやる。
たまらずクリンチしたカーリノだったが、シウバの左フック一発で振りほどかれて、あわててサークリングでケージ際に脱出。
再び間合いを取って、リードを出すカーリノだが、完全に見切られて、右ローで再びケージ際に追い詰められてしまう。
さらに、シウバは前の手のフェイントで圧をかけると右ストレートで一気に襲い掛かる!
カーリノは打撃を恐れるようにしてタックルにいくが、シウバはボディへの膝蹴りからフック!
ここでカーリノも腹を決めて左右のフックから左のミドルで打ち合いに出るが、シウバも被弾を許さず、すぐにパンチで応戦。
ここでカーリノは動タックルをしかけるが、シウバは倒れずケージ際に押し込む。
互いに一本差した状態。
カーリノはそこから崩そうと狙っていくが、シウバの腰は重く倒れず、互いに2、3発効果の無さそうな打撃を打ったところでブレイク。
シウバは何故かチェッといった表情で、カーリノは膝のサポーターをなおす。
再開後、すぐにズカズカと歩いて間合いを詰めたシウバはリードのフェイントから左リードを伸ばす。
これは払われたものの、すぐに圧を掛け直して詰まるカーリノに右フックから右アッパーをヒット!
左右のフックで決めにかかるが、ここでもカーリノが死に物狂いのタックルからシウバをケージに押し込む。


カーリノもパワーでは負けてなかった。

互いに一本差した状態からコツコツ打撃で膠着するものの、シウバが体を入れ替えて二本差すと、カーリノのクラッチを振りほどいて左右の連打で襲い掛かる。
為す術なくダッシュで逃げるカーリノを走って追うシウバ。
逃げ場を失ったカーリノは再びタックルにいくが、今度は潰されケージ際で猪木アリ。
足を上げて防御しようと試みるカーリノだったが、シウバはヒョードルのようにアッサリ払いのけて鬱憤を晴らすかのような怒涛のパウンド連打!!!!


あーたったたたたたたたたたたたたた!!!!!!の図

ケージ際で滅多打ちにされたカーリノを見かねたセコンドがタオルを投入して、試合終了。
試合後、カーリノは起き上がれず・・・。

★試合結果★
○アントニオ・シウバ
(1R2分59秒 TKO)
●ハファエル・カーリノ


★感想★
シウバが試合後をインタビューでスペーヒーを通訳に従えていました(笑)
試合内容はシウバの完勝で、カーリノはファーストコンタクトで闘う者から狩られる者に変わりましたね。
シウバは、ハンドスピードがこの体格では信じられないほど早くて、反射神経と目がいいようで、パンチをうまいこと見切ります。
対戦相手が萎縮してたってーのもあるんですが。
更に動きにアマボクの動作が幾つかあって、トレーナーがそうなのかなと。
そして、シウバの打撃はパワフルというよりソリッドなんだなと改めて思いました。
課題を挙げるとしたら、やはり顎。
攻勢に出ると必ずシウバの顎がツゥーンと上に上がります。
こういう隙をついてトップファイター達は一撃を放ってくるので油断禁物です。
と偉そうな事を語ってしまいましたが、日本来日を待ってるよペザォン!!