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備忘録

ティム・バートンによる2作目『バットマン・リターンズ』

2010-02-07 22:52:02 | 雑記録
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裏金と高知白バイ事件

2010-02-07 19:06:24 | 雑記録
 「不祥事」の関係者がその事件の関連部署に在籍する間は、その「不祥事」は存在しないこと。または「不祥事」として認識しないことにする。

 高知県警に限らず、全てのお役所はそうだろう。

 警官不祥事警察不祥事とは別で、前者の場合は警官が退職後(ほとんどが依願退職で懲戒免職は滅多にないが・・・)、「当時の巡査長を・・・」と不祥事発覚から謝罪や、公表までに時間をかける。

 その時間の中で不祥事の調査やもみ消し(笑)を企てるのは当たり前だとして、そういった時間稼ぎにはもう一つ理由があるのじゃないだろうか?

 管理職の人事異動による責任回避だ。警官不祥事が『痴漢』や『飲酒運転』など個人に属するものである場合は管理職の責任は文字通りの管理責任程度だろう。管理職も素直に頭を下げる、自分の責任じゃないってのはわかっているし、その様なことは警察に限ったことじゃない。

 『毎日、朝礼等で周知していたが、この様な不祥事を2度と・・・・』

 と、コメントして警察官不祥事は終わり。

 これが警察不祥事だとなるとそうはならない。全力を持って不祥事隠蔽を企てて警察官犯罪としての問題処理を企てる。それすらも無理なら、さらになり振り構わずに関係機関に圧力をかけるなどパワーゲームを選択する

 「県警裏金問題」と「高知白バイ事件」ともに高知県で発生している『警察不祥事』、わかりやすく言えば警察の組織的犯罪だ。

 オンブズマンによって裏金事件は告発され、しぶしぶ捜査に乗り出した高知地検は当事者達の事情聴取にある人物を同席させている。

 取調室で事実を伝えようとした警官は驚いた。県警から地検に出向していた高知県警の幹部が同席したというのだから、驚くのも無理はない。当然地検の捜査で事実を述べる警官が現れるわけが無い。

 県警裏金問題の隠蔽を図る県警の手法はたいしたものだ。

 オンブズマンの裏金問題追及を支えたのが高知新聞。高知新聞社にはかなりの圧力が県警からあったと思われる。しかし、現場の依光記者らは記事を書き続けた。その記者たちを支えたのが高知県民の声。

 いわば高知新聞と高知県民は支えあいつつ高知県警裏金問題を追及していた。当時の橋本大二郎高知県知事は調査委員会を立ち上げ、県民の期待に応えようとした。

 高知県警は明らかに窮地に追い込まれていた。その最中に高知白バイ事故という『警官不祥事』が発生した。事故原因は白バイ隊員の非常識な速度の高速運転だった。スリップ痕捏造などまともに事故処理をしていれば、スクールバス側にはけが人も無かったのだから、「以後気をつけます」で終わってこんな騒ぎにはなっていない。

 一部で言われたような、「亡くなられた隊員を殉職扱いにするために証拠捏造をした」なんてことはないだろう。あったとしても、ついでのオマケだろう。組織って物はそれほどやさしくはないし、馬鹿でもない。

 高知白バイ事件を警官不祥事にできなかった理由は『高知県警裏金問題」で高知新聞や県庁らに追い込まれていたからだろう。特に交事故案件となれば、迅速な処理が求められるから、その場しのぎの判断をしたんだと考えられる。


 「兎に角は、白バイの過失を隠蔽しろ。対応はその後だ」

 その判断はおそらく、事故発生後直ぐに退職した小松民生交通部長ら上層部の判断だ。そうでもなければ退職前の交通部長が事故現場に出向くことは考えにくい。交通部長直々の支持となればスリップ痕をつくれといわれても誰も逆らえない。いつも作っていたりしたらなおさらか・・・・

 交通部長のこの「最後のご奉公」はトンでもない事態を巻き起すことになるのは周知の事実だ。

 事故のから1年が経ち、高知白バイ事件で片岡さんの実刑判決が下された直後に県警本部長が県知事にある申し入れをした。県が進めていた県警捜査費執行実態に関する調査結果の公表の是非をめぐってのこと。

 「これを公表すれば知事は危うくなる」
 記事全文は → こちら

 この発言は当時は知事選を控えた時期だったから様々な憶測を呼んだ。

 高知新聞は県警本部長のこの発言を批判。しかし、橋本知事は沈黙し次の選挙には出馬をしなかった。

 県警本部長の発言があったのは07年6月13日。高知白バイ事件判決から約1週間後。
このブログの訪問者がまだ50人に満たない頃の話だ。高知新聞依光記者はペンを奪われ、記事をかけない日が続いたという。現在彼は朝日新聞に席をおいている

 この日から地元マスコミの県警に対する姿勢が変っていく。

                       続く

官僚は国民をなめたらいかんぜよ─郵便不正事件

2010-02-07 17:27:27 | 雑記録

官僚は国民をなめたらいかんぜよ─郵便不正事件

検察の強引な取り調べが問題になっているようです。捜査機関に調べられると、やってもない事を自供するのは、過酷な取り調べで精神的に追い込んでいるからです。戦前まで拷問による取り調べが日本のスタンダードでした。戦後GHQによって「解放」されましたが、身体的拷問から精神的拷問に変わっただけなのです。21世紀になって、こういう拷問を許してよいはずがありません。

●日本初の弁護士による強制起訴
兵庫県明石市で01年7月に11人が死亡した歩道橋事故で、業務上過失致死傷容疑で書類送検された警察署の元副署長を地検が4回も不起訴にしていた事件は、日本初の強制起訴ということになりました。検察審査会が不起訴不当を2回議決したため、強制起訴になった事件です。検察審査会法が09年5月に改正されてから弁護士が強制的に起訴する初めてのケース。

この事例を見ても、市民が委員を務める検察審査会が検察判断にNoを突き付けるケースが増えているように思います。それだけ、市民の検察に対する不信感が高まっているのでしょう。

●検察が不利なメモを廃棄
検察に対する不信感が高まるのも当然な事件があります。郵便制度を悪用したとされる元厚生労働省局長が検察と全面対決している裁判です。この局長は虚偽公文書作成容疑で逮捕され、無実を訴え続けて5カ月半も勾留されたというから驚きます。検察は「容疑を認めるまで帰さない」という拷問とも言える卑劣な手段で自白を迫るのです。そういう非常識な拘置を認める裁判所も共犯者なのです。

ところで、この女性元厚生労働省局長は高知出身の方らしい。検察と全面対決とは「なめたらいかんぜよ」的で、さすが「土佐のはちきん」じゃのぅと絶賛できますな。それはともかく(笑)この事件も聞き捨てならないことが起きています。

地検、取り調べメモ廃棄…郵便不正事件 村木元局長の裁判
郵便不正事件に絡み、有印虚偽公文書作成などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の裁判で、大阪地検特捜部が関係者の供述内容などを記した取り調べのメモを廃棄していたことがわかった。村木被告の弁護人が明らかにした。捜査段階で作成されたメモは、最高裁が「開示対象の公文書」との判断を示している。弁護側は同被告が事件に関与したとする関係者の供述を否定しているが「メモの廃棄は信用性の判断を妨げる行為」と批判している。

「事実隠しでは」弁護側批判
村木被告の弁護人は1月27日の初公判で、同被告と共謀したとして逮捕・起訴された自称障害者団体「凛(りん)の会」元会員・河野克史(ただし)被告(69)の弁護人が特捜部に送った文書を証拠として提出、採用された。
この文書によると、河野被告が逮捕前の任意の取り調べで、検察官の意向に反した供述をすると、検察官は机をたたいて「逮捕するぞ」と脅した。逮捕後に裁判所であった拘置尋問で、河野被告が村木被告らとの共謀を否定すると、別の検察官から「長くなるな」などと言われたという。
このため拘置中に河野被告の弁護人が取り調べの録音・録画を申し入れ、取り調べメモも保管を求めた。
しかし、村木被告の弁護人が公判前整理手続きで、河野被告や他の関係者の取り調べメモの開示を求めたところ、検察側は「廃棄した」と回答していた。
村木被告の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士は「検察側は都合の悪い事実を隠すためメモを廃棄したのではないか」とし、今後の証人尋問で取り調べの状況を明らかにしていく意向だ。
メモの廃棄について、大阪地検は「公判継続中の事件に関する事項であるため、回答は差し控える」としている。
河野被告はこの日、村木被告の第2回公判で証人として大阪地裁に出廷。検察側の尋問に対し、「私どもの団体にきちんとした資格がないのに証明書を申請し、入手した」と述べ、来月開かれる自らの初公判で起訴事実を認めることを明らかにした。

「メモは公文書」最高裁07年判断
捜査側は取り調べの過程で備忘録や手控え用としてメモを作成する。2005年に刑事訴訟規則が改正され、「検察官は、取り調べ状況を記録した書面やその他の資料を用いて迅速かつ的確な立証に努めなければならない」との規定が盛り込まれた。07年には、最高裁が、取り調べメモの証拠開示の是非が争われた裁判で、「取り調べの経過などを記録した文書は、個人的なメモを超えた公文書で開示対象となる」と判断している。
しかし、ある検察官は「取り調べメモには、多くの個人情報が記される。開示されることが前提になれば、逆に残すことができなくなる」と明かす。
大阪地検は、奈良県生駒市の汚職事件でもあっせん収賄罪に問われた元市議会議長の取り調べメモを廃棄。大阪地裁が08年、元議長の公判前整理手続きで「任意性立証のため保管しておく必要があった。廃棄には少なからず疑問がある」と指摘していた。
(2010年2月2日 読売新聞)


検察が「取り調べメモを廃棄した」ということですが、どうやらそう珍しくもないことのようです。誰が見ても、不都合な事実を隠すために公文書であるメモを破棄して証拠隠滅を図ったことが明らかです。こいつらは、不利な証拠は全部捨てて「個人情報が何やらかんやら」と能書きを垂れている訳です。個人情報を残してまずいなら、メモを取るな、調書に個人情報を書くな、容疑者の個人情報を公表するな(笑)

●国会議員を調べるためにでっち上げた事件
いきなり、裁判の判決を書いていますが、もちろん予想です。といっても、かなり強引な捜査をしてきたようで、あちこちにほころびが出ているのです。この事件もまず無罪でしょう。

まず、この事件は別の事件を調べるためのでっち上げと思われる背景があります。09年6月、容疑者の1人障害者団体会長の拘置延長について裁判所が「捜査に疑問を感じる」といったん認めた拘置期間延長を取り消す決定をしています。

これは、障害者団体会長側が「懇意の国会議員に依頼をした経緯ばかり連日調べられ、別件捜査だ」と延長取り消しを求めていたことが認められたのです。つまり、この事件は検察が国会議員を調べるためにでっち上げた事件だったという訳です。これでは、さすがにグルな裁判所も拘置期間延長を認める訳にはいかなかったようです。

被告の局長は、虚偽有印公文書作成という微罪で別件逮捕され、無罪を主張し続けたために5か月半も不当に拘留されることになった訳です。小沢事件における石川議員の秘書に対する取り調べと同じ拷問手段で、不当勾留といえるでしょうね。ところがいくら調べても国会議員が絡む事実が出なかったのでしょう。結局、検察が引くに引けなくなって微罪をでっち上げて公判に持ち込んだ、というのが真相じゃないでしょうか。小沢事件と同じでしょうが、これで被告が無罪なら検察の犯罪ですよ。

●事実をねつ造して取り調べる検察
これ以外にも「おやおや」ということがあります。
共犯として起訴された別のA被告が公判で証言を翻し、自身が受け取った可能性については「百パーセントない」と証言しています。
郵便悪用証明書受領「記憶ない」 検察、取り調べメモ廃棄

公判の証人尋問で、B証人が証明書を局長から受け取ったとされる時期(6月上旬)について「受け取れる日はなかった」と起訴内容と異なる証言をしています。
団体設立者、起訴内容と異なる証言──郵便不正元局長公判、証明書受け取り時期で

石川知裕議員 辞職せず 支援者に意向伝える

2010-02-07 15:24:08 | 雑記録

石川知裕議員 辞職せず 支援者に意向伝える

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入を巡る事件で、政治資金規正法違反で起訴された同党衆院議員の石川知裕被告(36)=北海道11区=が保釈直後に議員辞職しない意向を地元支援者に伝えていたことがわかった。(毎日新聞)
[記事全文]

◇5日に保釈
陸山会事件 石川議員ら3被告、保釈 - 毎日新聞(2月5日)
石川議員ら3被告保釈 水谷建設側との接触禁じる - フジサンケイ ビジネスアイ(2月6日)

◇石川議員の進退について
石川被告進退 民主に離党論 - Yahoo!トピックス バックナンバー(2月6日)
▽辞職勧告案は採決しない方針
石川被告への辞職勧告「審議するにあたらず」 民主・山岡氏 - 産経新聞(2月5日)

・ [政治投票]石川知裕衆院議員に対する辞職勧告案の国会審議は必要? 不要? - Yahoo!みんなの政治
・ [用語]辞職勧告決議 - Yahoo!みんなの政治

石川知裕 - 略歴など。Yahoo!みんなの政治
石川ともひろウェブサイト
民主党北海道ウェブサイト

逮捕・保釈の基礎知識 - 保釈の条件など。All About

北方領土解決へ決意=鳩山首相

 鳩山由紀夫首相は7日昼、東京都千代田区の九段会館で開かれた「北方領土返還要求全国大会」であいさつし、「政権交代を経ていろいろと行いたいことがあるが、その中でも最も果たしたいのが北方領土問題の解決だ」と決意を述べた。(時事通信)
[記事全文]

北方領土返還 「一番大きな思いだ」 首相ら全国大会に参加 - 「鳩山が最も果たしたい一番大きな思いが北方領土解決だ」と決意。産経新聞(2月7日)

2月7日は「北方領土の日」 一日も早い返還実現に向けて - 「北方四島をめぐる取り決め」「現在までの外交交渉の経緯」などを紹介。政府広報オンライン(2月1日)

◇北方領土問題とは
北方領土問題とは? - 外務省
北方領土問題とは - 関連情報エリア

◇鳩山首相と北方領土問題
鳩山首相「北方領土問題、半年で解決したい」-露大統領との電話会談で - IBTimes(2009年9月18日)
「北方領土で日ロ会談」を撤回=言葉の軽さ浮き彫りに-鳩山首相 - 時事通信(2009年11月18日)
アジアを読む 「日露領土交渉・双方の思惑と行方」 - NHK解説委員室ブログ(2009年11月18日)

<ボクシング>亀田大が判定勝ち 日本初の兄弟王者誕生

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦が7日、神戸・ワールド記念ホールで行われ、同級11位、亀田大毅(21)=亀田=が王者のデンカオセーン・カオウィチット(33)=タイ=に3-0で判定勝ちし、自身3度目の世界挑戦で初の王座を獲得した。兄興毅(23)=亀田=は世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者で、日本人初の兄弟世界王者となった。デンカオセーンと亀田大は昨年10月に対戦し、デンカオセーンが判定勝ちしていた。デンカオセーンは3度目の防衛に失敗した。国内ジムに所属する男子の現役世界王者は、史上最多タイの7人に増えた。(毎日新聞)
[記事全文]

亀田大毅、涙の勝利インタビュー「21年間生きてきて、一番うれしかった」 - 産経新聞(2月7日)

◇速報サイト
ボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ - スポーツナビ

ボクシング WBA世界フライ級タイトルマッチ - みどころふたりのプロフィール。TBS
亀田大毅 WBA世界フライ級タイトルマッチ~決着~ - 亀田兄弟公式サイト

◇亀田大毅の戦績や見どころ
亀田大毅公式サイト - 戦績など
亀田大毅 プロ全成績 - 日刊スポーツ「亀田家特集」
・ [コラム]大毅3度目世界戦、日本初兄弟王者なるか - 日刊スポーツ「原功『BOX!』」(1月27日)

◇過去2度の世界挑戦
■内藤戦
ボロ負け大毅、背水の投げ技プロレス減点…WBC世界フライ級戦 - スポーツ報知(2007年10月12日)
▽丸刈りで謝罪会見
父子の謝罪会見 - 時事通信(2007年10月17日)
■(最初の)デンカオセーン戦
大毅正々堂々負けた、まだ高かった世界の壁 - スポーツ報知(2009年10月7日)

◇関連トピックス
ボクシング - Yahoo!トピックス


朝青龍“退職金”減額も…緊急理事会で決議へ

2010-02-07 10:25:23 | 雑記録

朝青龍“退職金”減額も…緊急理事会で決議へ

 4日に電撃引退した元横綱・朝青龍(29=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ)の“退職金”が減額される可能性が出てきた。退職金とは別に元横綱と元大関に贈られる「特別功労金」を決議する日本相撲協会の理事会が、10日に開催されることが判明。支給額に関しては1億5000万円以上とも言われるが、数々の騒動を起こしての引退だけに外部役員らから“物言い”がつきそうだ。(スポニチアネックス)
[記事全文]

朝青龍の大誤算!特別功労金の大幅減額必至 - サンケイスポーツ(2月7日)
▽1億5000万円から2億円との見方も
朝青龍、10日に“退職金2億円”決定 - デイリースポーツ(2月7日)

◇横綱の引退では理事会の決議で特別功労金も支払われるのが通例
朝青9月引退相撲、特別功労金1億円超えか - サンケイスポーツ(2月5日)
・ [解説]力士の退職金 - 特別功労金の加算も。日刊スポーツ

◇引退相撲は10月3日
朝青龍引退相撲で白鵬が太刀持ちか…10・3断髪式 - スポーツ報知(2月7日)

・ 朝青龍に関する動画ニュース - Yahoo!ニュース

HYPER 高砂部屋 - トップページ「今日の高砂部屋」にお詫び文(2月5日)
過去の主なトラブル - 関連情報エリア

◇特集ページ
・ [特集]朝青龍 騒動記 - 時事通信
・ [写真特集]横綱朝青龍 激浪の土俵 - 毎日新聞

・ [意識調査]朝青龍に現役を続けて欲しかった? - クリックリサーチ

あの時、バスは止まっていた

2010-02-07 06:18:17 | 雑記録
 


内容紹介
証拠捏造、司法の歪み――次は、あなたかも
高知で起きた白バイ衝突死事故。止まっていたバスに、白バイが衝突。しかし、バスの運転手は裁判で有罪に、そして刑務所に入れられた。バスに同乗していた中学生・教師はみな「あの時、バスは止まっていた」と証言する。


2006年3月3日、高知県春野町の国道で、高知県警の白バイと遠足中のバスが衝突し、白バイ隊員(当時26歳)が亡くなった。事件後、バスの運転手、片岡晴彦さん(53歳)は免許を取り消され、また同年11月には業務上過失致死罪で起訴され、2007年6月に禁固1年4カ月の判決が高知地裁で下された。
だが、片岡さん運転のバスは止まっていた。そこに時速100kmは出していただろう思われる白バイが突っ込んできたのだ。白バイは追跡中ではなかったので、明らかにスピード違反。しかし、警察・検察が証拠写真として捏造したと思われる「1m以上のバスのブレーキ痕」が決定的証拠とされた。職を失った片岡晴彦さんは、毎朝3時起きで新聞配達をして食いつなぐことになった。
事故当時、中学生22人と教師3人がバスに乗っていたが、皆、バスは止まっていたと証言している。バスの後ろで自家用車に乗って一部始終を目撃していた中学校長も同じだ。納得がいかない片岡さんは控訴したものの、事故時バスに乗っていた生徒の証言や証拠を高松高裁は一切退け、即日結審。地裁判決と同じく禁固1年4カ月(執行猶予なし)の判決が下された。
今年8月、最高裁判所から片岡晴彦さん宛に「上告棄却」の通知が届いた。つまり、門前払い。次いで10月23日午後1時に地検への出頭命令が届き、現在、片岡さんは獄中の人となっている。この事件の問題点は警察・検察・司法にとどまらず、報道に当初消極的だった地元新聞・テレビの姿勢にも及ぶ。


この事件は「明日はわが身」であることを物語っている――何の罪も、何の交通違反を犯していなくても、警察がその気になれば逮捕される、有罪にされるという事態が、日本社会に歴然と存在する。また、来年5月から始まる裁判員制度では、われわれ自身が事件の判決に立ち会う事になるかもしれない。この一般市民が巻き込まれた現在進行形の事件を下敷きに、読者一人ひとりが事件の当事者、そして事件を裁く裁判員の視点から本気で向き合う契機になる。



著者について
山下 洋平f(やました ようへい)
KSB瀬戸内海放送 報道記者。高松本社報道制作ユニットに勤務後、岡山本社報道制作ユニットへ。『おかしい』と思ったらとことん突っ込むその取材力には定評があり、1年間追い続けた贈収賄事件では、全てのテレビ・新聞を出し抜いての完全スクープ映像を全国ネットで放送。本企画の事件も、第一線で追い続けてきた。