録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

ネタの塊 レディ・プレイヤー1

2018-04-29 19:05:53 | 特撮・モンスター映画
今年は例年にないほどわたし向け映画のラッシュですが、残念なことに見に行く時間をなかなか作ることができません。さすがに8月中くらいまではほとんど終わる・・・はずなんですが、結局いろいろ追加されて開放してもらえない可能性も十分あります。かつ映画一本一本の公開は限られています。手続きを優先して、たまたま空いた休日ができたら映画に・・・なんてやり方では、その日に見たい映画があるとは限りません。したがってわたしがとりうる作戦は、続きの方を後回しにして無理矢理時間を作り、みる映画を絞る、というどっちつかずの手しかありません。結果手続き完了がのびのびになるのですが仕方ありません。来月はどうしても"GODZILLA 決戦機動増殖都市"が見たいのでそれに絞り、今月は頑張っても"パシフィック・リム アップライジング"一本にして他はあきらめよう・・・。と思っていたのですが、ここにきて事情が変わりました。

そのあきらめようと思っていた一本、"レディ・プレイヤー1"に「メカゴジラが出てガンダムと戦う」って話が出てるじゃないですか。メカゴジラ? いいの? メカゴジラと言えば"GODZILLA 決戦機動増殖都市"でも登場することになっているロボット。それがわずかなタイムラグでアメリカ製映画にも出演しているなんて・・・。見たい、見たくてしょうがなくなりました。しかし次の休日とその次の休日は全く時間が取れないことが決定しているのでこれは動かせません。そのまた次を待っていたらもう公開が終わってしまいます。いつまでやる予定なんだろ・・・。と映画館のスケジュールを確認したら、かなり遅い回の上映があるじゃないですか。これなら、店を早く締めて大急ぎでいけばなんとか上映に間に合います。チャンスがあるのならいくしかない! と昨日行ってきました。

内容に関しては配給元が公開している予告編など最低限の情報以外はなるべく入れないで見に行くのがわたしの主義。特に"レディ・プレイヤー1"は見に行く予定がなかったのでなおさらです。各種有名キャラが登場するというのは聞いていましたが、「まぁそう見えるだけで名前が違ったりするんだろ」と甘く見ていたのですが、見た目も名前もそのままはっきり語られるのでビックリ。名前を変えてそれっぽく、にしてあるのは"バック・トウ・ザ・フューチャー"のデロリアンくらいなものです。予告編でチラリと登場したコングもモドキではないキング・コングそのままで、ちゃんとエンパイヤステートビルに片手をかけてぶら下がっているおなじみのポーズ(元映画の「キング・コング」にそんなはっきりしたシルエットはないんですが、なぜかコングと言えばあのポーズ)もとってましたし。顔は作品ごとに若干違うのでコレ、というものはないんですが、ある程度オリジナルおよび"キングコングの逆襲"にも敬意を表したのか面長顔。でも、単独で活躍するのではなくゲームの障害物って、そんなゲームあったなぁ、確か・・・。と使い方に感心。
肝心のメカゴジラですが、クライマックスにようやく登場します。メカゴジラも大きく分けて4種類存在し、"ゴジラ対メカゴジラ""メカゴジラの逆襲"に登場したブラックホール第三惑星人製メカゴジラ、"ゴジラVSメカゴジラ"のGフォース製メカゴジラ、"ゴジラ×メカゴジラ""ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS"の機龍、そして現在展開中のアニメ版GODZILLAに登場するいまだ全容が明らかになっていないメカゴジラがあり、それぞれ外見は大きく異なります。"レディ・プレイヤー1"のメカゴジラはそのどれのコピーでもない、劇中に登場する既存キャラクターの中では数少ないオリジナルデザインとなっています。が、しいて言うなら(ゴジラ×メカゴジラの手塚正明監督は「違う」って言っていたみたいですが)"ゴジラ×メカゴジラ"の機龍が一番近い印象です。もちろん劇中で「メカゴジラ」と呼ばれます。残念ながらゴジラは登場しませんが、代わりに予告編にある通りガンダムと戦います。しかし、メカゴジラの方が圧倒的に大きいため、ガンダムが大苦戦する強さを見せるのは、個人的に痛快でした。デザインや映像は極めてCG臭いものです。これは登場シーンがVRの世界の中であるため、わざとCG臭さを強調しているのだと思います。作品の世界観で言えばその方がリアルですから。ただ、アナログの質感の再現を狙った映像でのメカゴジラとガンダムのバトルならもっと面白かったろうなぁとは思ってしまいます。仕方ないですけどね。
ちょっと作品終了時のエンドロールに飛ぶのですが、終了間際の文字の中になんと"GODZILLA MAIN TITLE by Akira Ifukube"の一言が!!(TITLEでなくTHEMEだったかもしれない) そりゃ確かにメカゴジラ登場シーンのBGMでドシラ、ドシラ・・・の音階が使われていたのは分かりましたよ。でも、アレンジが全く違うので劇中音楽の一部として聞いても違和感ないものでしたし、てっきり分かる人だけがわかればいい小ネタだと思っていたのですが、ちゃんと許可とっていたんですね。どれだけネタ仕込むのに手間惜しんでないのか、製作者のこだわりを感じます。
こだわりと言えばちょっと感激したのが、主人公のチーム五人のメンバーの一人がなんと子供。主人公・クール・三枚目・ヒロイン・子供の組み合わせと言えば石ノ森章太郎氏の作品や合体ロボで見られる"東映五人衆"(勝手に名付けた)のテンプレじゃないですか! なんというこだわり。おしむらくは時間の都合か、クールに相当する人物があまり描かれなかったのが難点ですが、若干意外性も入れつつ日本のサブカルチャー文化への深い理解を感じます。

こうした満載されるネタはどれも最近のものではなく古いものばかり。ゲームを正攻法でクリアしてもダメで、隠しテクニックを使って解決するなど、随所に感じさせる懐かしさ。年代は違いますが、邦画で言えば「ALLWAYS 三丁目の夕日」シリーズを彷彿とさせます。ネタはあまりに豊富で、とても一回や二回じゃ負いきれません。多分分かりやすいキャラクターなどだけではなく、各種演出もあえてちょっと昔の映画からいただいたシーン、ターミネーター2やシャイニングのような分かりやすいものだけでなく、ほかにも多分いろいろあるのでしょう。終盤のロープに吊られた状態でのキスシーンなどはおそらく何かワイヤーアクションを使った映画からいただいたシーンではないか、と思うのですが元ネタが思いつきません。多分他にもあるでしょう。ヲタとしてはまず劇場で満喫し、あとでディスクなり録画なりで手元においてネタ探しを楽しむ、一本で何度も美味しくいただく懐かしくも新鮮な映画になっていると思います。
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工事ラッシュの被害

2018-04-28 17:52:09 | Weblog
なぜかわからないのですが、近所が工事だらけです。公共の道路工事に始まって集合住宅だと思われる建築やビルの組み立てもあちこちに。なんでなんでしょうね、地元の地価は毎年下がってるし景気が良くなったという話も聞かないのに。今度こそ実施されるだろう増税に備えて、駆け込み需要目当ての先行投資とか?が一番ありそうかな、マンションに関しては。ただ、あまりに工事が多いと商売に差しさわりあるんですよねぇ。ウチみたいな店は「人目がないからこそ行きやすい」って部分があるんですが工事の人が周りにいるのでそれが気になって来るをなくしたり、周囲にトラックなどの大型車両が道を半分塞いでしまって道の向こうからじゃ店が見えなくなったり。ほかにもいろいろあるんでしょうが、特に隣の家が改築工事を始めて以来客足は押しています。ただ、ウチも台所だけ工事してリフォームしたりはしたんですよねぇ。もう一年以上前から母がやりたがっていて、よく来る電気屋に見積もりまで出してもらっていたんですが、父の件もあってそれどころではなくなって話はのびのびになっていたんです。で、半分やる気なくなっていたんですが、電気屋の「もう落ち着きましたかぁ?」という挨拶ついでの"さりげある"催促の念波を受け続け、結局やっちゃいました。

まぁそうした理由もあって工事とそれに伴う迷惑は"お互いさま"といいうこともあってしょうがないとあきらめているんです。ただ、それとは別の被害を大分被っておりまして。それは騒音。それも朝早くからかなりうるさい音が鳴り響くのです。近所へのあいさつということで工事の担当者が計画表を持ってくるんですが、隣の家の解体工事は予定表には工事は「8:30~17:30」となっていました。ところが、実際には1時間も早い7:30くらいから大型車のエンジン音が鳴り響き、ハンマーで金属をカンカン打ち鳴らす音が響き渡るので、寝てられません。まぁ一般家庭なら7:30くらいならもう起床しろよ、ってところでしょうが、わたしは通勤時間ゼロ、開店前の準備も大して必要ない商売なのをいいことにかなりギリギリ、8時を少し回るくらいまで寝てるんです。気持ち遅めまでやってるんで、そうでもしないと持ちませんから。なのに(わたしにとっては)朝早くからカンカンカンカングルグルグルグルの音が壁一枚隔てたところから響いてくるのですから、寝てられません。そもそも工程表の時間外なんですからそんな時間から工事始めないでほしいものです。何度か抗議したんですが、生返事ばかり、せいぜい翌日音が始まるのが8時近くになるだけですぐ元に戻ります。あちらさんにしてみれば、点検や機材の設置だけで工事のうちに入っていないとか、すでに人間が集合しているのだから時間がもったいない、解体は日にちに余裕がないので少しでも早く終わらせたいとかいろいろあるんでしょうが、朝はこちらの安眠妨害です。最悪なのがわたしにとっての休日。もちろん解体業の人にとっては近所の店の休日なんかまったく関係ない話なので、やっぱり7時半くらいになるとカンカンよく響く音を立てます。が、わたしにとっては超貴重な休日。普段より1時間、せめて30分寝坊させてほしいのですが、それ以前よりむしろ30分以上早くたたき起こされるので、休んだ気がしません。休日と言っても警察をはじめ、外出できる休日でなければできない手続きが待っていますので、映画のために午後無理矢理空けた日までひと月ほども実質休みなし状態が続いてしまいました。工事の方は土日は休んでいるのですが、土日休みでないわたしから見ればただうらやましいだけです。
そんな日が一か月以上も続きましたが、やっと解体工事が終わり、朝たたき起こされることがなくなりました。入れ替わって今度は別の会社の建設工事の人がやってきました。こちらも工事の時間は朝8:30から、になっていましたので「解体の人たちは時間守らずに朝早くから騒音たててたからさ、そちらはそれやめてね」と頼んでおいたのが良かったのか、建築は解体と比べて基準や規制が厳しいのか、あるいは期間に余裕があるせいか、時間外に音を立てることは現在のところありません。毎日図ったように8:30キッカリに騒音が始まりますが、それはさすがに許容範囲内です。建築は半年以上続くので解体のように早くから毎日騒音たてられたらこちらとしてもやってられません。商売の支障と休日の朝の寝坊がまだまだ短い点だけは難点ですが。


そしてこの工事に呼応するかのように、わたしの生命線の一つであるスカパー!プレミアムがいきなり映らなくなってしまいました。番組の録画と視聴はわたしの生きがいと言っても過言ではありません。スカパー!プレミアムが映らなくなってもまだBSと100度CSはあるのですがそれでも一大事。大慌てでアンテナやアンテナ線、録画用ソフトなどを調整しまくりますが、全く進展なし。まさか少し先で建築中のビルで電波がさえぎられているのか? だとしたら最悪もうプレミアムは見られないのか・・・。と思っていたら、なんのことはない、チューナー(正規品にあらず(^^;)なPC用P社製)がたまたま工事の真っ最中に劣化して受信できなくなっていただけでした。こんなこともあろうかと用意しておいた同じチューナーに差し替え、ドライバはなぜか改めて充てる必要がありましたが無事受信再開、プレミアムの録画ができるように。いやー危なかった。ただ、この先こうしたチューナーの入手ができなくなることを考えるとやはり先行き不安です。
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TMPGEnc新バージョンで新APU対応完了

2018-04-26 00:15:39 | AMDブログ
AMDの新APU、RavenRidgeが出て以来、GPUのエンコード機能である"VCE"は仕様が変更したんじゃないか、と思うくらい従来ソフトで動かないことを当ブログでも書いてきました。が、さすがに有料ソフト。PEGASYSのTMPGEnc Video Mastering Works 6がこの新APUに対応し、AMD SDKでのエンコードに対応した・・・はいいのですが、フレームが増えてしまい(おそらく29.97fpsを30fpsとして処理してしまい)音と映像がズレてしまう、というところまでは前回書きました。そしてその不具合にも対応したバージョンが昨日公開されていましたので、さっそく入れなおしてみます。
おお、確かに前回と違ってフレームの増加は見られません。厳密にいえば0-88443が0-88445になるのですが、これはTMPGの方の仕様でしょう。x264利用時でも見られますから。

肝心の速度ですが、約49分の映像が18分10秒。少しですが前回より落ちたようです。ですが、それでも実時間2/5を切るくらいの速度ですから悪くないですね。ただ、もう一つ大事な画質はKaveriから変わってない印象。CPU性能は上がっていますし、FX8350より速いのですから、Ryzen5 2400Gではなるべくソフトエンコードでやった方がいいですね。
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ウルトラマン海外展開裁判、米国で円谷プロ勝訴

2018-04-25 21:52:39 | 特撮・モンスター映画
すでにご存じと思いますが、海外でのウルトラシリーズの展開や利用権をめぐる裁判で、米国において円谷プロ側の勝訴判決が下りました。

円谷プロ、米国のウルトラマン海外権利訴訟で勝訴 タイ人実業家の契約書は「真正ではない」との判断

これが最終決定なのかはわかりません。日本における控訴や上告のような形で裁判が続くのかも知れませんし、あくまで米国での話であってそれ以外の国ではまた裁判が繰り返されるかも知れません。ですが、今回の裁判は「ウルトラマンは誰のものか」と言った所有権のような曖昧なものではなく、1976年度当時の契約書が「真正な契約書ではなく、効果はない」として、決定力のある契約書を今回の裁判相手であるユーエム社が持っているわけではない、と判断したことにあります。そもそも提出してきたものが原本ではなく写しであった時点でその信ぴょう性は薄いとみなければならなかったんですけど、円谷プロ側がヘタなのか相手が巧なのか、各国での裁判は勝ったり負けたりを繰り返していたようです。仮に今後裁判が続くとしても、この米国裁判の判断は円谷プロ側にとって大きな武器になると思われます。先日の中国製アニメのようにウルトラマンが勝手に使われるようなことは難しくなるでしょう。もっと早く判決が下っていたら、先日から日本でも公開された映画「レディ・プレイヤー1」でもウルトラマンが出たかも知れません。お声がかからなかっただけかも知れませんが、少し残念です。

そもそもこの事件は、円谷一族と友好関係にあったタイ人とのなぁなぁな関係と、商売のヘタさが元でした。以前この件を書いてからまた資料を探したりしたのですが、中には「円谷プロがタイのチャイヨー・プロとの合作である"ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団"を無断で海外に販売したため、チャイヨー側が怒ったので契約を結んだ」なんて書いてあったものもあります。それが真実かどうかまではわかりません。ですが、円谷プロの創始者である円谷英二氏は海外事業の難しさをその10年も前に警告していたのです。
1967年の映画「キングコングの逆襲」のパンフレットに「怪獣ブームに答える A君への手紙」と題した円谷英二からのメッセージが文章として書かれていますが、その中にこのような一文があります。

"私はアメリカとの合作の仕事をするたびに英語の話せない自分をもどかしく思う。いくら通訳がいても、こちらのイメージが相手に正確に伝わったかどうか不安である。
 若いスタッフには、英語だけでも話せるようになれといつも云っているのだ。
 日本映画が発展するためには、なんとしても海外にのびていかなければならない。そのためには、これからの若い諸君が、国際人として通用する人間にならなければだめだ。
 いわゆる活動屋の時代はとうに終わったのだから・・・・・・。"

「キングコングの逆襲」をはじめとするアメリカとの合作映画における円谷英二氏の仕事はあくまで特技監督でありますが、それでも打ち合わせの際にまともな会話ができない自分をもどかしく思っていたようです。まして、円谷プロとして製作した、「ウルトラマン」にせよ、「ウルトラセブン」にせよ、海外での放送を考慮に入れて製作されていた跡が見られるのですから。両作品ともほぼ内容は無国籍で時代設定も近未来(ただし、番外的内容であるウルトラマンの「怪獣殿下」は除く)でありましたし、音声は俳優のセリフと効果音、BGMが別収録になっていたのも吹き替えを考慮に入れたためでしょう。多分円谷英二氏はこの時点で近い将来海外相手に困ったことになる可能性を考えていたのでしょう。ですが、残念ながら円谷プロは活動屋の集団でした。英二氏の死後はむしろ海外よりも国内に目を向け、製作当時の日本が舞台であることを明確にした作品が目立つようになります。作品の内容としてそれまでに比べて劣っているわけではありませんが、先細りが目に見えていた市場での展開を図った結果、問題の時期になった1976年にはウルトラシリーズすら中断せざるを得ない模索時期に入っています。おそらく件の契約書を書いたとされる円谷皐氏にしたところで「海外でウルトラマンの知名度が上がれば」程度にしか思っていなかったのではないでしょうか。ですが、一度中断したことでむしろウルトラマンを求める声が上がり、円谷プロ製作ではない「コメットさん」に3回も登場したり、マンガ「ザ・ウルトラマン」が新たなファンを開拓したりと違った展開を見せていったのですから、ちょっと余計なことをしてしまったものですが。

ですが、少なくとも事態は円谷プロの有利なものになっていくのは間違いないでしょう。海外を考慮に入れて、地上波でも見られるウルトラシリーズ~今やっているシリーズは地方では衛星放送でしか見られない~を展開してくれると録画しやすくてうれしいのですが。でも、それでも「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」が再び国内で見られるようにはならないんだろうなぁ。
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来るZen+、去るPHS

2018-04-20 17:30:42 | AMDブログ
昨日の話ですが、AMDからCPUアーキテクチャ、Zenの改良型であるZen+を採用した新CPU、コードネームPinnacle Ridgeの「Ryzen 7 2700X」「Ryzen 7 2700」と「Ryzen 5 2600X」「Ryzen 5 2600」の4種類が発売になりました。

約100人が集まったPinnacle Ridgeこと第2世代Ryzenの深夜販売

Ryzen7は8コア16スレッド、5は6コア12スレッド。今までの1800xや1700xと違ってハイクラスにもリテールのCPUクーラーが付属します。不要と思う人も多いかもしれませんが、現在のAMDのリテールは必要十分な能力を持っていますので、オーバークロックをガンガンやりたいという人以外は別売りを買う必要はないと思います。
改良点は
・メモリの足回り(キャッシュメモリを含む)のパフォーマンスアップ、メモリも最大DDR4-2933までサポート
・製造プロセスを12nmLPに変更したことにより、最大クロックが上昇
・ブースト機能の改良(旧アーキテクチャの時はターボって言っていたんですが、いつの間にかブーストに・・・)
・実行性能の最適化
・新チップセットの同時発売(AMD StoreMI TechnorogyによりHDDからのゲームの読み込み速度がSSDからのように速くなる、とか資料に書いてありますが、どうも新チップセットなら無料で使えるツールで実現しているっぽい)
の5点のようです。今までのZenの欠点は「メモリ回り(異様なほどIntelとの比較をメモリ関係のグラフばかりで埋め尽くした商業サイトの記事もありましたっけ)」、「チップセットの能力」「拡張命令AVX2の弱さ」とみてきましたが、AVX2を除いて改良がおこなわれたのはいいことです。なお、一応AMDとしてはZen2を「第2世代Zen」と呼んでいます。確かにIntelで言えばSkyLakeとKabyLakeくらいの違いはありそうですからその呼び方は間違っていないのですが、コアの中身そのものがほとんど変更になっていないZen+ではZenのユーザーからすると新世代とするには少し物足りない印象。個人的には真新世代のZen2に期待、そこまで待つつもりです。
それでもメモリ回りとクロックだけでもパフォーマンスは大分向上した模様。AMDの資料によるとHandbrakeでIntelのCore i7 8700Kよりも高速とか。残念ながら条件は書かれていませんのでそのまま鵜呑みにすることはできないのですが、試してみたくなる性能は持っているようです。旧Ryzenで試した限りでは6コア/12スレで4コア/8スレのi7を凌駕する性能をたたき出していましたから、6コア/12スレのi7が相手でも改良が加わったのなら2700xが上回っていても不思議ではありません。価格は残念ながらi7 8700Kより2700xの方が少し高いようですが、代わりにそこそこ使えるCPUクーラーがついていますので、十分競争力を残した価格かと。まぁ安いに越したことはないですが。


その一方で、前からやめたがっている感がアリアリだったワイモバイルのPHSが、ついに終了することになりました。

PHS、2020年7月末に実質的に終了 23年の歴史に幕

PHSの電波を別の形で利用することは続けられるようですが、肝心の電話サービスは2020年7月に終了するとのこと。わたしはすでにPHS契約を終了し、MVNOに逃げたためにすでに関係ないのですが、長年携帯電話と言えばPHS、という思いでいましたので少し寂しいですね。電話やメールを全部スマートフォンに切り替えて久しいですが、ほかのサービスの呼び出し音と紛れてしまうメール受信、作業を強制的に中断させられる電話の受信など、やはりPHSを別に使っていた時に比べるとちょっと不便になってしまいました。もちろんワイモバイルのケータイなどを使う気は一切ないですが、SIMを使える通話専用機が欲しいとはちょっとだけ思いますね。ただ、お値段そこそこ、持ちやすく紛失しにくいデザインと存在感、という条件になると全然ないんですよ。

来るテクノロジーがあれば終わって去るものもあります。それは仕方ないですが、余計なことでミソをつけて跡を濁すことだけはしてほしくないものですね。
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典型的パート2 パシフィック・リム アップライジング

2018-04-18 15:35:10 | 特撮・モンスター映画
先日、定休を取りました。普段ならまた警察と役所を往復して、あの書類書いてこっちいって証書だしてもらって許可下りたと思ったらまた次の書類の提出を求められてさらに追加があったり取り直しがあったりしてまた別の役所と銀行を往復・・・、を延々と繰り返すべき日なんですが、パスしておそらく必要だろう証書を役所を回って発効してもらう午前中だけにとどめました。それをもって警察行けば間違いなく一日潰れるからです。それでも、一日も早く全部の許可を終えるのが本来なんでしょうが、まだ終わりが見えてないのでいつまでかかるか分かりません。毎回毎回貴重な休日をそんな手続きばかりで潰していては人生楽しくありません。たまには好きに過ごさせろ~!と魂がうなります。なんてほんの一月前に臨時休業までやって完全休業日をとったばかり、の人間の言うことじゃないですが、時間は待ってくれません。

わたしの趣味の中でも大きな割合を占めるのが特撮やB級のSF・ホラー映画、なかでも巨大怪獣の出る映画の鑑賞であります。近年は過去にも例をみないほどそうした映画のラッシュが続いており、今の体制ではとても全部を上映期間中に見ることはできません。見られるのはせいぜい月に一本。もちろん現在そうしたカテゴリーに入る映画は複数公開・もしくはこのゴールデンウィークに合わせて(ゴールデンウィークはもともと映画業界の言いだした用語ですから)公開予定となっておりおります。その中でどうしても外せない一本と言えば・・・・と選んだのは、やはり"パシフィック・リム アップライジング"であります。前作"パシフィック・リム"は演出面や巨大ロボット・イエーガーの描写ははともかく肝心のKAIJUUのデザインや動きが、日本の怪獣ものを研究したとはとても思えないグロテスクな所謂クリーチャーの域を出ないものであり、「怪獣ってなんだろ」と考えさせられた、わたしにとっての問題作でありました。映画の最後に「本多猪四郎とレイ・ハリーハウゼンに捧ぐ」といったメッセージがありましたが、正直当作のKAIJUUを捧げられても二人とも困惑するでしょう。あれこれ考えて出した一つの結論は、「クリーチャーは手足が体に比して細く長く、その姿は虫を連想してグロテスクに感じるもの。一方、日本の怪獣は逆に手足が太くて短く、どこか愛嬌を感じさせる」ときうものでした。怪獣の手足が短いのは人が入るぬいぐるみ方式ゆえの必然が一つ、もう一つは巨大生物というのは自重に耐え、安定感を出すために足が太く短くなっている方が自然に感じるという理由もあると思われます。恐竜映画の"ジュラシック・ワールド"に怪獣テイストを感じたのは、恐竜の手足が短いというのもあったのかもしれません。

そしてその自前怪獣定義を考えるキッカケとなったパシフィック・リムの第二弾、アップライジングです。が、なかなか肝心のKAIJUUが登場しません。というのも、前作でKAIJUUがとってきた次元の裂け目が閉じられ、その10年後というのが本作の設定だからです。次元の裂け目がなくなったためにKAIJUUは現れなくなり、街には破壊されたり放棄されたりしたイエーガーの部品をかき集めて売ったりオリジナルのイエーガーを作ったりするジャンク屋が幅を利かせるようにった・・・というのが冒頭の設定ですが、ほとんどが作中に生かされていません。冒頭こそそうした荒廃した世界が描かれますが、すぐに主人公たちは捕まって保釈の代わりに軍へ送られ、万が一に備えたイェーガー操縦のための指導員や訓練生にさせられるからです。そのあとは一般市民やイエーガーとKAIJUUの戦闘後によって半壊した街は全く登場せず、終盤に出てくる街は全く別次元の世界としか思えない普通に栄えた街だけです。どうも演出に一貫性のない、行き当たりばったりさを感じさせます。イエーガーもKAIJUUも「前作見ていれば分かるだろ」と言わんばかりに細かい設定の説明は排除されているため、前作をボンヤリとしか覚えていない人や見ていない人はちょっと置いてけぼりになる印象です。というより、今作のスタッフはあまり前作の細かい設定に囚われて面倒な映画にしたくない、という考えで作ったように見えます。正直全体を通してもう一つ盛り上がりに欠けます。一応前作から引き続き登場する主役イエーガー、ジンジャーと二回に分けて戦う謎のイエーガーや無人の量産機などが出てくるとストーリーは動き出しますが、どれも唐突に出てくる印象です。どこかで見たような展開が続き、まるで日本のマンガとか映画をつまみ食いして並べたような内容です。映画の場合「パート2は駄作」と「シリーズ第2弾は傑作」という二つの一見矛盾した法則が存在します。ようするに「第2弾が傑作ならさらに続編が作られ続けるシリーズものになる」ということですが、「2は駄作」の印象はアレとかアレのせいで根強いですから、最近の映画は"〇〇2"のようなタイトルを嫌い、サブタイトルをつける傾向にあります。どちらかと言えば"パシフィック・リム アップライジング"は"パシフィック・リム2"と呼ぶべきだったかも知れません。

ただし、表現力は前回より上がっています。前作ではバトルシーンは必ず海や雨を加えた水で誤魔化す雨中バトルばかりでしたが、本作ではそれがなくとも大分CG臭さを抑えられるほどにはなっており、その自信を誇示するかのように本作のクライマックスは特撮の鬼門と言っていい真昼間の市街戦です。しかもその場所は東京!(と、言ってもどこが東京だ!? と突っ込みどころ満載なトンデモナイ街並みではありますが) 最終決戦地は富士山!! 前に書きましたように、特撮の怪獣もの、特にゴジラシリーズにおいては東京が破壊地として、富士山麓が決戦場として使われることが、特に60年代の輸出を考慮に入れた作品では頻繁に行われており、その時期の怪獣映画を知る者にとっては聖地に等しい場所です。ただ、70年代以降は日本映画の衰退や経済の問題もあって富士山麓が最終決戦場になることは"ゴジラ対ヘドラ"を最後になくなりましたが、それでもこの2舞台を選ぶあたり、ようやく日本の怪獣映画を意識して作った、の一言に納得がいくようにはなっていました。しかも珍しいことに富士山を背景に臨む山麓ではなく、富士山に登った坂道が描かれ、さらには加工近辺が最後の戦場となるのです。富士山の山中での戦いとなるとこれはさらに少なく、"キングコング対ゴジラ"か、あとは"帰ってきたウルトラマン"の「富士に立つ怪獣」くらいしかわたしには思い出せません。現在"パシフィック・リム"はゴジラやキングコングとのクロスオーバーを結ぶ作品の一環として位置づけられているため、おそらく"キングコング対ゴジラ"を資料の一つとして本作"アップライジング"は作られたと思われます。また、本作のKAIJUUは前作と比べるとあまり強くない印象ですが、前脚こと相変わらず細くて長いものの後脚はほとんど見えない構図を多用しており、なんとなくですが日本の怪獣アンギラスを連想させ、少し怪獣に近づいています。「パシフィック・リム」の設定を受け継いだデザインが惜しいくらいです。正直言えば「パシフィック・リム」とストーリーをつなげたのが足かせになった気がします。設定だけ受け継いだ一からのストーリーとデザインだったら、もうちょっと面白くなったんじゃないでしょうか。これも"〇〇2"によくみられる印象ではありますが。



なお、クロスオーバーと書きましたが残念ながら"キングコング 髑髏島の巨神"のようなファンを狂喜させるような描写はなし。ここが一番残念。二番目はフィニッシュ。超上空からの落下力を利用した攻撃なら、両手を前に突き出すより足を不ぞろいにして片方を突き出す、文字通りの"流星キック"の方がどう考えても美しい。が、その美学までは無理でしょうな、さすがに。
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BSジャパンの変更がかなり面倒だった

2018-04-17 01:09:33 | BS・スカパー!e2ビットレート
過去何回か書きました通り、おそらく誰も望んでないだろう4K8K放送のためのBS放送の帯域空けと変更が順調に行われています。まず日本放送協会系を皮切りに主要キー局系列でビットレートと解像度の低下が行われ、その時点ではなぜか後回しになっていたキー局系列最後の局、BSジャパンが4月16日に変更が行われました。いつもと違うのは、総務省より「録画失敗の可能性がある」と警告があったことです。わたしも実際録画予約に失敗しています。この時点では「まぁチャンネルをスキャンしなおせば映るだろう」と高をくくっていたのですが、実際やってみるとただチャンネルスキャンだけではBSジャパンがチャンネルの一覧表から姿を消してしまうんです。どうしようかと情報を集め、いろいろやったところ、なんとか録画ソフトのEDCBにおいてBSジャパンの録画に成功しましたので、方法を書いておきます。利用しているのは人柱版10.66のx86版、使っているチューナーはPT3です。

・フォルダ"EpgDataCap_Bon(人柱版10.66)"→x86→BonDriver
・BonDriver_PT3-S.ChSet.txtを開く
・"BS3/TS0 WOWOW PRIME 0 2 1 16432"を"BS3/TS0 WOWOW PRIME 0 3 1 16432"に
・"BS3/TS1 BSジャパン 0 3 1 16433"を"BS1/TS2 BSジャパン 0 2 0 16402"にそれぞれ変更
・念のためOSごと再起動してチャンネルを再スキャン

以上でBSジャパンを見つけることができ、録画できました。ウチの環境ではなぜかWOWOWプライムも書き換えないとBSジャパン以外のチャンネルをスキップしてしまう不具合が出ましたのを報告しておきます。(追記:うまくいかない場合はBSジャパンをWOWOWよりも後に移動)
そして適当な番組を録画して例によって解像度とビットレートを計測しましたので書いておきます。

4月16日時点
171 BS JAPAN
1440x1080 10900Kbps(VBR 最大15500Kbps) 256Kbps(2ch)

他の局がほとんどビットレートの動かないCBR方式の中、なぜかVBR採用しているようです。そのため容量は他より小さい(今回30分番組で約2.6GB)のですが、そのしわ寄せは画質に来ていました。かなりのっぺりしていて正直一目で「悪い」と言いきれるレベルです。番組本編だけならその番組のせいともとれますが、CMもよくありません。18日にやる映画「ミスト」の番宣があったのですが、録るのをためらうレベルです。今回たまたまかも知れませんが、BSジャパンにはもう期待できないなぁ。
追記:この時点ではこういう印象だったのですが、どうも動画再生のカスタマイズとの相性が悪かったためだったようです。デフォルトに戻すとむしろノイジーな感じでした。全体的印象は他局と大差ないです。

それ以上に参ったのが前半に書きました要書き換えのチャンネルデータ。これから予定されている他のBSチャンネルもおそらく要書き換えになるのでしょう。しばらく録画派には面倒くさい日々が続きそうです。
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4K8K放送の影響で予約録画に影響が

2018-04-09 22:17:59 | Weblog
先日、4K8K放送を行うためにBSのキー局並列の各局が帯域を一部削除し、ビットレートや解像度が低下した件を数値化した記事を書きました。その時点ではキー局系列のうちBSジャパンが変更を行っておらず、また有料放送も変わっていないことを確認しています。ただし、これは時間差があるだけで、そのうち他の局も変更や、あるいは移動を余儀なくされるだろうことは予想されていました。それがいよいよやってくるようです。

新4K8K衛星放送開始に向けたBS放送局の設備改修に伴うご注意

この記事によると4月16日にそのBSジャパンが、5月には有料放送のうちディズニー・チャンネル・BSアニマックス・スターチャンネル2・スターチャンネル3が、またすでに一度変更を行ってビットレートを下げているNHK BS プレミアムも放送設備工事のため、事前の予約録画に支障が出る可能性がある、としています。おそらくこれらの放送局はなにかしら移動が行われるのでしょう。とりあえず16日以降、一度BSジャパンを調べた上で5月末に再調査を行いたいと思います。前回の変更ではBSプレミアムはビットレートの低下はあっても解像度は1920x1080のままでしたが、ひょっとしたらBS1同様1440x1080への変更があるかも知れません。

しかし面倒な話です。正直言って、現状BS放送を楽しんでいる人に迷惑をかけてでも4K8K放送って行わなきゃならなものなんでしょうかねぇ。あくまで消費・視聴者の側からの意見ですけど、全く不要なんじゃないかと思ってます。あくまでわたしの周囲や、わたしがネットで見る限りの話でありますので全体的な意見ではないかも知れませんが、4K8K放送に対する興味は
1.「ああ、そんなのあったっけ。言われるまで忘れていた」と非常に薄い関心
2.「また今の放送が見られなくなって移行しなければならないの?」と勘違い
3.「どうせ見ない」と無関心
4.「録画させない、させても現状のデジタル放送より確実に悪くなる放送なんて見る価値無し」と積極的無関心
の4パターンのいずれかでありまして、プロライター以外に始まることを期待している意見を見たことも聞いたこともありません。今のBS放送がさらに使い勝手や画質が悪くなる、あるいは移行促しのために強引に停止させられるくらいなら、4K8K放送なんてやらなくてもいい、少なくとも4K8K放送をやることで困ることが増えることはあっても4K8K放送をやらないことで困ることは一般視聴者にはありません。もちろん東京オリンピックをキッカケに世界に日本式4K8K放送を売りたい日本政府は困るでしょうが、どうせ日本だけ録画は今以上に規制されて不満足にしかできない(最悪録画自体が違法行為になるかも)放送の販売に強力する義理は、少なくともわたしはないと思ってます。


それよりこちらを朗報としましょう。110度CSにおいて、衛星基幹放送の業務の認定が出ました。具体的には現在スカパー!で少ないスロット数で放送している局の多くがHD放送になります。

東経110度CS放送に係る衛星基幹放送の業務の認定

具体的には
・アニメシアターX(AT-X)
・チャンネル銀河
・ヒストリーチャンネル
・Mnet
・スペースシャワーTV
・チャンネルNECO
・MONDO TV
・ディズニージュニア
・TBSニュースバード
・衛星劇場
・FOX
・東映チャンネル
・ザ・シネマHD
・エンタメ~テレHD☆シネドラ
・ナショナル ジオグラフィック

以上の局がHDになります。ただし、現状HD放送を行っている局より少ない12スロットということで、どの程度の画質となるかちょっと恐ろしくありますが。他に囲碁・将棋チャンネルがSDのままではありますが6スロットに増設になるとのことです。
開始はまだまだ先かな? ですが、これらの放送のHD版のためにスカパー!プレミアムを契約している人はスカパー!一本に絞ってもよくなりそうですね。
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やはりRavenRidgeのVCEは仕様変更か TMPGを試す

2018-04-04 09:43:57 | AMDブログ
最近朝の目覚めが悪いです。飛び起きるような異様な悪夢を見たり、近所の工事が予定時間より1時間も早く始める日があってその音でたたき起こされたりと起床時間までゆっくり寝られない条件が多いのが原因ですが、一番不快な目覚めは目に強いかゆみを感じて起きるやつです。なぜか寝ている、つまり目をつぶっているのに目に花粉が入り込んでくるみたいなんですよね、室内なのに。ハウスダストの方かなぁと疑ってもみましたが、この目のかゆみは毎年春にしか出ませんし、やはり花粉症が原因かと。ああ、早く花粉の季節が終わってほしい。


てな前置きはさておき。
先日購入したRyzen2400Gにおいていくつか書いた際、APU~と、いうより内蔵GPUのRADEONの機能である動画エンコード、通称VCEが使えなかったことを書きました。一応あの時点ではわたしの個人環境による現象の可能性も疑っていたのですが、AMDのVCEをサポートするソフトを販売しているPEGASYSのTMPGEnc Video Mastering Works 6がバージョンアップし、その更新履歴の中に「・AMD Ryzen 2000 シリーズのCPU環境で、AMD Media SDK H.264 エンコーダーを使用するとエラーが発生する問題を修正しました。」の一文がありました。PEGASYSのAMD media SDKとはVCEのことです。つまり、わたしの環境が原因ではなく、やはりRaven RidgeのVCEの仕様が従来と何かしらことなっていて、そのままでは使えないことが原因だったようです。同時にドライバで使えないようにしてある疑惑は払しょくされました。

対応した、とのことなので早速試してみます。いつもの約48分(と、毎回書いてましたが、実際には48分57秒なので約49分の方が近い)の1440x1080のMPEG2-TSファイルを放り込んでリサイズなし、24fps化などなし、インターレース解除などははデフォルトから触らず、ビットレート4Mbpsの条件でエンコードして、かかった時間を見てみますと

16分44秒

と、実時間の1/3とまずまず。急いでいる時には悪くないかな・・・。と思いきや、出来上がった動画を再生してみると映像と音がズレているのです。調べてみると、もともとのMPEG2が88044フレームなのに対し、VCEエンコード済みファイルが88133フレーム。なぜか89フレーム、約3秒も映像が増えているんです。細かい部分は調べていないのでどう増えたかは分かりませんが、これではちょっと使えません。
ちなみに念のため、Kaveri、A10-7850Kを搭載したPCに一時的にTMPGEnc Video Mastering Works 6を移し、こちらのAMD Media SDKでエンコードしてみると、フレームが増えたり映像と音がズレたりしていません。どうもRavenRidgeのVCEの仕様の持つクセにPEGASYSがついていっていないようです。なお、A10-7850KのVCE使用時のエンコード時間は19分36秒。CPUの能力の差、GPUが新世代ということを考えるとRavenRidgeのVCEはそれほど速度は上がっていないようです。画質などはまだチェックできる段階ではないので見ていませんが。

と、ちょっと残念な仕様になってしまっている感のあるRavenRidgeのVCEですが、いち早く対応してくたPEGASYSの次の頑張りに期待しましょう。
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