「さくらや」が終わる日、いずれ来る「アナログ」が終わる日

最近宣伝やっている(た？)「機動戦艦ナデシコ」のBDやDVD-BOX、もう出ているんですね。このころはアニメ番組も大真面目に見ていたなぁ、いまじゃ半分惰性に近いけど。これのOVAが、わたしの生まれて初めてOVAというものに手を出そうと思った作品です、「ゲキ・ガンガー3熱血大決戦!!」ってやつ。このOVA、後半部分の主題歌がささきいさお氏なんですよ。この当時、アニメ主題歌はタイアップ全盛期で、ささきいさお氏みたいな旧世代のアニメソングを歌う人は、出番がほとんどなくなっていた時期だったんです。そこをOVAのスタッフが口説き落として(と、いうより快諾を頂いて)主題歌と劇中歌を担当してもらったそうです。その際、当時のささき氏は芸能活動を「佐々木功」と漢字表記だったのを、昔のアニメソングの雰囲気を出す為、ひらがな表記にしてもらうこともやはり快諾。それ以降ひらがあ表記で芸能活動を行うことも多くなったということで、ささき氏にとってもターニングポイントになった経緯もあります。また、久々のアニメソングらしいアニメソング、しかもスーパーロボットものという依頼は本人も相当のっていたのか、その年のラジオ番組やアトラクションで出場した年末の紅白歌合戦で「ゲキガンガー３というアニメの主題歌を歌います」とインタビューで嬉しそうに答えていたのを記憶しています。それで買っちゃったんですね、わたし。
ナデシコ本編も好きですが、当時忘れられないシーンだったのが、木連では幻扱いだったゲキ・ガンガー３の何話かを、ナデシコに残されていたビデオディスクからコピーして手に入れることに成功したことを誇らしげにしていた箇所。「わかるなぁ。見たくても見られなかった話が手に入ることほど嬉しいことはないもんなぁ」と深く頷いたもんですが・・・。

いや～、フィクションですねぇ、思いっきり！

もし現在の規制があった上でナデシコを作り直すとどういう扱いになるのか・・・。作りようがないなぁと思う今日この頃。

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そう言えば、今日はかつて新宿の名物の一つだった「カメラのさくらや」が最後の営業を行っている日です。処分価格ということで相当の激安で販売されているので、東京方面に住んでおられる方も、今日は新宿に行った、なんて人も多いのでは。わたしは行きようがないですけど、ああいう最後のお祭り販売というのは、物悲しい反面楽しいんですよね。最近わたしの近辺でも大型店の撤退や閉店が相次いでいるのですが、もう商品が無いと分かっていても、最終日には顔を出したくなりますもん。
アナログ放送も、「番組自体が最後」と「放送そのものが最後」の、実質二回最後の日があることを、Dpaなどは明言しています。その日だけでも、せめてデジタル放送ではなく、アナログ放送ばかり見て、パーッと別れを惜しみましょうか。ただ、終わるだけ、新しいものがあるからいいや、なんて考えでは悲しいですから、楽しく分かれたいものです。そのころに、このブログも終わる予定ですし。

フラッと大型量販店に言ってきたのですが、目に付くのがCellREGZA。容赦の無い高機能をぶち込んだ為に値段は高すぎて手が出ないのですが、ついつい目を引かれちゃいます。そこに妙な表記が
「この製品のエコポイントは3月31日で終了します」
なんと。テレビのエコポイントは、高機能・高価格な製品に集中させるため、4月から基準を厳しくすることが知られていますが、その影響で一番高機能・高価格なCellREGZAは外れちゃうんですね。ついたからと言って売れる、外れたからと言って売れないというほどエコポイントごときに左右されるような製品ではありませんが、なんかバカみたいです。もしエコポイントがさらに継続されるのなら、こういう思い切った製品は投入されず、基準を満たす為だけの無難な製品ばかりが投入されるので、もう1年半くらいテレビは進化できないでしょう。だからエコポイントじゃなくて地デジカポイントにしておけ、って言うのに。


そう言えば、エコポイントでもう一言。
弟Ｂちゃんの友人Ｈくんが、地デジ対応のテレビがそろそろ欲しくなったので、とある店の値段と還元ポイントのデータを送ってきて
「○○で売っている××はどうだろう。値段はそれなりだけど、ポイント還元を考慮に入れれば実質△△円だし、エコポイントのことまで考えると、このくらいのインチがお得だと思う」
と、メールで相談してきたそうです。そこで弟Ｂちゃん、こう返信したそうな。

「お店のポイントはお店の罠。エコポイントは政府の罠」

友人Ｈくん、思わず携帯電話の前でひれ伏したそうです。