録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

録画補償金問題に関する記事を読む

2023-02-01 18:33:21 | B-CAS&規制撤廃運動
最近はあまりデジタル関連の記事に読むべきものを見かけず、巡回サイトにしなくなっていたItMedia。ですが、例の録画補償金に関する批判記事を割と頻繁に載せているようです。ライターは当然この手の問題によく見かける小寺信良氏ですが、見逃しがちな部分も書かれているので必見です。


他のマスコミ系記事では絶対に関連付けない「パナソニックのBDメディア撤退」と「録画補償金の復活」を取り上げています。我々素人としては当然因果関係があると見えるわけですが、記事では「録画補償金を払うのがイヤだから撤退、というのは、さすがにちょっとうがちすぎだろう」と述べています。うがつの使い方が少々気になりますが、直接の原因ではそりゃないでしょう、とはわたしも思います。決断させるキッカケの一つになった、くらいがせいぜいでしょう。
一番気になるのはすでに反対意見を無視して(わたしも反対であることをパブコメで表明しました)閣議決定で決めてしまった補償金の再導入問題。水面下はともかく目に見える形では全く動いていないようです。このまま消えてしまう話かも、と書いてはありますが、当然ながら最大の狙いは補償金の無限拡大でしょうから、やらないでしょう、むしろ動かないからこそ「BDだけと言っていたが、あらゆるストレージを無限対象とする」ことをどううまくまとめるか、逃げ道を用意できないようにするか、に注力しているのではないかという気がします。そもそも補償金制度自体が廃止を前提とした制度であり、放っておけば消滅する話らしいので、審議を続けることも目的の一つなのでしょうし。

何度もいいますが、録画規制を撤廃するならわたしは補償金をある程度容認してもいいと思っています。それをやらないのなら撤廃が筋です。そもそも最近は配信がメインになりつつあります。配信だとユーザーは原則保存できないし、権利側の思惑でいつでも視聴不可能にしたり都合よく差し替えたりできるわけです。著作権管理団体側の思惑ならこれでいいじゃないですか。なのに補償金をゴリ押しするのは、単に勝手に入ってくる金が欲しいから、以外に理由などないでしょう。
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