昨日から少し話題になっていますが、スカパー!e2のキッズステーションが16:9の画角に変更になっています。実は、先週TBSニュースバードも同様に16:9に変更になったのですが、これはほとんど話題になりませんでしたね。やはりニュースは録画して見るチャンネルではないからでしょう。当然、スカパー!HDにあわせてのことだと思います。TBSニュースバードもキッズステーションもこの10月1日からスカパー!HDで放送されるので、e2でも同時に画質アップを測ったものと思われます。
ですが、TBSニュースバードはともかく、果たしてキッズは、16:9化したことで本当に画質があがっているのでしょうか? もちろん将来は別でしょうが、現在HD化を念頭に入れてマスターを仕入れた番組は、皆無のはずです。実は、昨日までの映像のレターボックスを引き伸ばしているだけだったりして・・・。じゃぁ調べてみましょうか。それには同じ場面の、4:3時代のレタボ番組が必要です。完全に同じものはありませんが、こんなこともあろうかと「紅」を保存してあります。これはもっと以前からの再放送でありますので、マスターを作り直していない限り、レタボの拡大になる可能性があるからです。比べてみましょう。
まずは、此度の16対9化した映像から。
720x480そのままです。
続いて、先週までのキッズの映像。
相当部分をクリッピングしたのち、Lanczosフィルタで拡大したものです。わずかに大きさが違いますが、e2は16対9・720x480のために少しクリッピングされているらしく、ほんの数ラインですが映像面積が小さくなっているため、それに近い画角にするためにこうなりました。ご了承ください。
Lanczosフィルタが優秀なために意外と差がありませんが、それでも滑らかさを比べれば違いが分かります。"紅"しか試していませんが、単純な拡大ではないようですね。平均ビットレートは相変わらず約3Mbpsとあまり高くない~先週の「紅」はたった2.2Mbpsしかありませんでしたので、それよりは高いですが。先週までとの差が少ないのはそのせいもあるかも~のですが、それでもフルスクリーンの方がやっぱりいいですね。
あと、16:9の映像はともかく4:3の映像は画質が落ちてしまうのではないか、という懸念がありますが、実はそんなことはありません。最近のキッズの解像度は480x480で、それを640x480相当に引き伸ばして表示しています。一方、16:9化されたキッズの解像度は再び720x480に拡大しています。4:3番組をピラーボックス、つまりサイドパネルを挿入したとしても、相当部分(720÷16×12)で判断すると大体540x480となり、ほんの少しですが解像度が上がるのです。昨年までは720x480で4:3でしたのでそれには劣りますが、改善が見込まれるのはうれしいことですね。
スカパー!HDが盛り上がる(?)一方で、e2はどうなる、と思われましたが、この調子で16:9化が進めばHDにはかなわずともDVDに近い画質になりますので、手軽さまで考えれば十分納得の行く画質を提供するサービスへと移行してくのではないでしょうか。
ちなみに、ちょっと忘れられかけているスカパー!SDですが
相変わらずの480x480、4:3のレタボで、キッズマークの位置だけが変更になってます。本編に入るヒトコマ目だけ、レタボでなくフルスクリーンだったので、わざと縮小処理をしているものと思われます。さすがにSD、つまり無印版の時代の終わりを連想させますね。
あと、先日書いたAT-Xの「真マジンガー」サイドカット問題ですが、放送事故として扱われたようです。AT-Xもキッズ同様、スクイーズ化へ向けての事故と、前向きに考えたいですね。
ですが、TBSニュースバードはともかく、果たしてキッズは、16:9化したことで本当に画質があがっているのでしょうか? もちろん将来は別でしょうが、現在HD化を念頭に入れてマスターを仕入れた番組は、皆無のはずです。実は、昨日までの映像のレターボックスを引き伸ばしているだけだったりして・・・。じゃぁ調べてみましょうか。それには同じ場面の、4:3時代のレタボ番組が必要です。完全に同じものはありませんが、こんなこともあろうかと「紅」を保存してあります。これはもっと以前からの再放送でありますので、マスターを作り直していない限り、レタボの拡大になる可能性があるからです。比べてみましょう。
まずは、此度の16対9化した映像から。
720x480そのままです。
続いて、先週までのキッズの映像。
相当部分をクリッピングしたのち、Lanczosフィルタで拡大したものです。わずかに大きさが違いますが、e2は16対9・720x480のために少しクリッピングされているらしく、ほんの数ラインですが映像面積が小さくなっているため、それに近い画角にするためにこうなりました。ご了承ください。
Lanczosフィルタが優秀なために意外と差がありませんが、それでも滑らかさを比べれば違いが分かります。"紅"しか試していませんが、単純な拡大ではないようですね。平均ビットレートは相変わらず約3Mbpsとあまり高くない~先週の「紅」はたった2.2Mbpsしかありませんでしたので、それよりは高いですが。先週までとの差が少ないのはそのせいもあるかも~のですが、それでもフルスクリーンの方がやっぱりいいですね。
あと、16:9の映像はともかく4:3の映像は画質が落ちてしまうのではないか、という懸念がありますが、実はそんなことはありません。最近のキッズの解像度は480x480で、それを640x480相当に引き伸ばして表示しています。一方、16:9化されたキッズの解像度は再び720x480に拡大しています。4:3番組をピラーボックス、つまりサイドパネルを挿入したとしても、相当部分(720÷16×12)で判断すると大体540x480となり、ほんの少しですが解像度が上がるのです。昨年までは720x480で4:3でしたのでそれには劣りますが、改善が見込まれるのはうれしいことですね。
スカパー!HDが盛り上がる(?)一方で、e2はどうなる、と思われましたが、この調子で16:9化が進めばHDにはかなわずともDVDに近い画質になりますので、手軽さまで考えれば十分納得の行く画質を提供するサービスへと移行してくのではないでしょうか。
ちなみに、ちょっと忘れられかけているスカパー!SDですが
相変わらずの480x480、4:3のレタボで、キッズマークの位置だけが変更になってます。本編に入るヒトコマ目だけ、レタボでなくフルスクリーンだったので、わざと縮小処理をしているものと思われます。さすがにSD、つまり無印版の時代の終わりを連想させますね。
あと、先日書いたAT-Xの「真マジンガー」サイドカット問題ですが、放送事故として扱われたようです。AT-Xもキッズ同様、スクイーズ化へ向けての事故と、前向きに考えたいですね。
えー、ヒロイン七歳じゃないですか~。つーか、日曜に緊急に思いついたので、すぐにチェックできる組み合わせがこれくらいしかなかったのが真相なのですけど。
契約の問題じゃないですかね。ポニー系は基本的にキッズに優先的に落とす、という。CATVで視聴できる範囲が広いですし、見せた方が販促につながるという考えなら、ありうることです。
比べると、画質の向上がよく分かります。キッズの画質はマスターの問題でなく、これまでの放送形態の問題であったことがはっきりしましたね。
ニュースバードはニュース番組なので需要がないと思われがちですがアナオタにとっては録画しても価値があります。(日テレNEWS24も同様)
画質の件ですが今までが録画機材が古かったのでリピートになる後画質悪化がスゴかったのですが機材がHD対応になってから劇的に工場しています。
アナオタですか。わたしにその発想がなかったもんで、気がつきませんでした。
現在HD化したチャンネルもそうですけお、当初画質が追いつかないのは仕方ないと思います。機材が対応してからが勝負ですね。e2しか視てないですけど、TBSニュースバードはなかなか画質がいいですね。
「F1鈴鹿グランプリの放送」
http://arpus.blog121.fc2.com/blog-entry-583.html
必ずしも放送ビットレートの差という訳ではないでしょうし、あまり面白い結果は出ませんでしたが・・・