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録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

DMR-1000の外部入力不可を、もう一度検証する

2006-01-24 22:10:41 | DMR-1000
DigiOnより、久々にDMR-1000の外部入力問題に関して、メールが届いた。
本当はそのまま載せた方が手っ取り早いと思うが、一応、メールの著作権
の問題も考慮し、かいつまんで要点だけを書く。

大雑把に言って
・外部入力端子より入る映像信号に、コピープロテクトの信号と似たなノイズ
波形が認識された場合、録画を停止してしまう。
・全ての映像機器での検証は不可能なため、状況によってはこのような現象が
起こりうる。
・プログラム上でノイズを軽減することによる対策を考えており、解決にはもう
少し時間がかかる。

ということだそうだ。ただ、わたし個人としては若干、この見解とは異なる見方
をしている。その根拠として

・手持ちの検証した全ての機器において、全く同じ現象が起こる。
・3DWPROを用い、録画ガード付き映像を録画した場合のみ、回避方法がある。

の2点だ。特に、前者は、そもそもコピーガードを入れることが第一であり、
録画することよりも優先しすぎた結果の現象を予想させるに充分である。

そして、後者の点は、ここだけ見れば「ならば、録画ガードのない映像も3DWPRO
を使えば録画出来るし、他の画像安定装置でも録画出来るのではないか」と思わせ
るが、実は、どちらも不可だ。ノーガード映像+3DWPROは散々試したし、他の
画像安定装置も、おそらく利かないだろう。3DWPROだけが録画を可能にしてく
れる。なぜなら、3DWPROを使っても「基本的には録画出来ない」からだ。

3DWPROを使って録画ガード付き番組をDMR-1000で録画させるには、外部チューナ
ーを付けっぱなしの状態で、何度も裏モードと表モードを切り返す必要がある。
正直、成功率は30%くらいだ。うまくいくまで、何度も繰り返すしかない。しか
も、一度でも外部チューナーもしくはDMR-1000自体の電源を落としてしまうと、
たとえ予約時間になって両者は起動したとしても、再びコピーガードを検出し、
録画は出来なくなってしまう。うまく録画出来るようになったら、3DWPROはもち
ろんチューナー・レコーダーとも電源を入れっぱなしにしておく必要がある。それ
ならば、問題なく録画出来る。

つまり、最低でも一度、コピーガード信号を認知させてからでないとダメなよう
なのだ。そして、その信号をいつまでも送っておかないと、再び映像信号を
「コピーガードう付き」として処理してしまう。これは、最悪ハードの問題だ。
そうだとすると、打つ手は少ない。一番手っ取り早い方法はコピーガード認知
をやめてしまうことだが、「録画出来るビデオより録画出来ないビデオ」でなけれ
ばならない最近のビデオ業界の縛りを考えると、かなり難しい。DigiOnが英断
を下せるかどうか? もしそこまで出来るのなら、ある意味危険きわまりない
付属ソフト、Media Transporterと組み合わせ、DMR-1000は最強になるのだが・・・。


今回、長いわりに中身ないなぁ。なんの前向きな情報もないし。
臨時収入があったので、ちょっと懐が暖かい。なにか買い物しようかなぁ。

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DMR-1000とNeroでトランス転送の2

2006-01-13 02:08:53 | DMR-1000
前回に引き続き、NeroをサーバーソフトとしてDMR-1000で再生させる検証を
行う。
DMR-1000で対応しているCodecは、MPEG1・MPEG2・DivX・XviDの4つ。それ以外
は再生できないが、そこを解決してくれるのが、サーバー側のパソコンで
MPEG2変換を行いながら転送してくれる、DLNA対応ソフト、Nero MEDIA HOMEだ。
トランスコードの設定の場合、ここで使うべきは
"元の形式を維持する"もしくは"自動検出"となる。前者では、当然ながら
トランスコードは行われず、付属のDixiMと同じ結果になる。では、後者なら
問題ないか? というと、残念ながら無変換で通してくれるのは、MPEG1/2だけ
であり、DivXは問答無用でトランスコードの対象となってしまった。
ただ、DMR-1000はDivX対応とは言っても正式対応ではないためか、再生できない
フォーマットが存在する。わたしが確認できたのは、CanopusのX-Transcode
で作成されるDivXファイルだ。これも、トランスコードならばなんとか
再生できる。画質もまぁまぁなので、いざ、という時は使える。

ならば、Neroはお勧めか? と、聞かれるとそうでもない。やはり、不安定な
のか、しばしばDMR-1000の電源が落ちることがある。特に、早送り、巻き戻し
を無闇に行うと、いきなり落ちてしまう。再生だけならば問題ないので、
転送が追いついていないのかもしれない。

結局、Neroは予備として使うのがよさそうだ。パソコンを2台持っていて、
WindowsXPを2コも買いたくないので、予備パソコンは古いWindows2000を継続
して使っている、という人も多いだろう。かく言うわたしがそうだ。
DMR-1000付属のソフトはWindows2000に対応していないので、その代用品とし
てWindows2000パソコンをサーバーとして使う、などに使うといいだろう。
また、DixiMとの併用も可能なので、DixiMで再生できなかったファイルを
Nero管理のフォルダに放り込み、そちらで再生させる、などもいいかも知れない。

出来れば、トランスを使うCodecを自動で判別できれば最高なのだった。それが
無理ならば手動で登録できるようなソフトならば、より便利だったのだが。
専用ではない、複合ソフトにそこまで望むのは、やはり酷だろうか?
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DMR-1000とNeroでトランス転送

2006-01-12 03:10:48 | DMR-1000
先日、KKKさんからいただいた情報で、DMR-1000でNeroが使える、とのことで
とりあえず、体験版でも・・・と思っていたのだが、生憎とNeroは体験版の配布を
中止していた。仕方が無いので別途調べてみたところ、Nero最新版の7は
DLNA+トランスコート転送をサポートしている、とのこと。
なんてこった。期待するまでもなく、すでに存在していたとは。
ってなもんで某量販店で買ってきた。ただしくは、ポイントで"もらって"きた。
そういえば、前回ポイントを一度に使ったときも、"もらって"きたのは、
B's Recorderだったっけ。ライティングソフトばかりに使ってるな、最近。

で、使ってみたら、確かにトランスコートをでDMR-1000で読むことが出来る。
標準で使えなかったWMVファイルなんかも再生できる。とはいえ、さすがに
いいことばかりではない。残念ながら、早送り・巻き戻しが一切出来なくなって
しまう。原理上、早送りは確かに無理だろうけど、巻き戻しはなんとかして欲
しかった。

他にも、早送りも無闇に行うと、やたら読み込みに失敗する点・必ずしも受け手
(この場合はDMR-1000)の読めるファイルを自動的に判断するモードがうまくいか
ない・・・つまり、DivXファイルでもトランスコードになってしまうことがある
など、やや不安定な面も見受けられた。だが、これは現在そのサーバーとしている
パソコンで大掛かりなエンコード作業を行っているのがまずいのかも知れない。

本当はもっと詳しく調べたいのだが、前述したとおり、サーバーPCがこの2日ほど
動きっぱなしでうまくいかないので、ちょっと調査のしようがない。Neroを
勧められるか否かは、もうちょっと詳しく検証してからにしよう。
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DMR-1000のDVD機能を測る

2006-01-09 00:51:23 | DMR-1000
DMR-1000のパッケージには、「NETWORK DVD RECORDER」とある。
この機械は、やはり"DVDレコーダー"に分類されるべき機械なのだ。
とは言っても、DVDレコーダーとして売られている装置のほとんどが、DVDよりも
HDDをメインとして使われているとは思うが、それはそれ。パソコンとの連携
を主として作られたこのレコーダーのDVD部分も検証してやらねば、その機能を
充分理解した、とは言えないのである。

まず、録画予約して収めた2時間番組(約3.5GB)を、わたしが最も良く利用する
メディアである、DVD+Rに"ダビング機能"を利用して、コピーしてみることにした。
・・・いきなり"フォーマットが必要"なるメッセージが出る。なんか嫌な予感。
添付CD-ROMのマニュアルを見ると、なんとDVD+Rへの記録が可、とはどこにも
書いてない。DVD+系は"DVD+RW"と、"DVD+R DL"の2つだけである。ひょっとして、
DVD+Rは対象外? と思うも、DigiOnWebにおいてはちゃんと可能と掲載されて
いる。まぁ、大丈夫だろうと、8倍速メディアをセット、転送を始める。
時間にして、10分程度で終了した。大体8倍速で書き込まれていることになる。
実際はもう少し遅い気もするが、まぁこんなものだろう。
DMR-1000のモードを"DVD"にして確認。うん、きちんと録画出来ている。

ってなわけで、今度は出来たディスクをパソコンのDVDドライブに入れて確認・・・
出来ない。なぜか"ファンクションが間違っている"などのメッセージとともに、
全く受け付けてくれないのだ。1台ならば相性もありうるが、2台、3台と使ってみ
ても、全てよめない。もちろん、全部DVD+Rの読み書きが出来ることは確認済み
のものばかりだ。読めるのは、DMR-1000だけ。完全なる、自己録・自己再メディア
になってしまった。
おそらく、ファイナライズに相当する作業が行われていないのだと思う。DMR-1000
は、DVD+系にDVD+VRフォーマットで記録を行う。これは、DVD-Videoとほぼ同じ
フォーマットを持ちながら、追記を可能にした記録形式である。フォーマット上
で、ファイナライズをサポートしていないのだ。
ここで、ガクンとやる気が失せた。少なくとも、DVD+R DLをこのドライブで書き
込む気はしなくなった。本当はROM化とかも調べたいのだが、DVD+Rでこの状態
では、高価な三菱メディアを使う気にはなれず、かと言って地元のショップは
海外製のあやしいメディアを1枚単位で売ってくれない。よって、決心がつくまで
保留とした。
気を取り直して、今度はDVD+RWを使ってみる。こちらは全く問題はない。記録ディ
スクはパソコンでの視聴も可能だ。そもそも、DVD+RWにファイナライズの概念は
無い。それでいながらDVD-ROMとの互換性を保っているのだから、非常に使いやす
いメディアである。ただ、今度はせいぜい1GB程度の番組しか記録していないのに
も関わらず、パソコンでは全ての領域が使用済みで、追記は行えなかった。ただ
し、DMR-1000では問題なく追記が行える。どうやら、1種のパケットライト形式
でDVD+RWに書き込んでいるようだ。DVD+Rと違い、DVD+RWに対する書き込みは
充分使える。
今度は、DVD-RAMを使ってみた。パソコンで読めるのは当然なので、別のDVDレコ
ーダーである、東芝のRD-X2で読めるかどうか実験してみる。ディスクを入れる
と、「このディスクには問題があり、再生できません」なるメッセージが出て脅かす
が、実際には何の問題も無い。多分実験に使ったディスクは、DVD-VRとは何の
関係も無い、データファイルが書き込まれていたため(間違えて使った)、エラー
が出たのだろう。これで、DVD-RAMもまた問題が無いことが分かった。
次はDVD-RWを使う。普通、DVD-RWはDVD-Videoか、DVD-VRか選べるものだが、
DMR-1000はDVD-Videoでしか使えない。ファイナライズを実行してしまい、その
解除も行えないので、実質、"消せるDVD-R"としてしか使えないことになる。
まぁ、元々DVD-RWは追記がヘタなフォーマットなので、こんなものだとは思うが。
それでも、書き換え型メディアは追記できてナンボだと思っているので、これま
たあまり使い勝手がいいとは言えない。使うのなら、DVD-Rのほうだろう。

かくして、DMR-1000は一見多彩なフォーマットに対応していながら、使えるのは
DVD-R、DVD+RW、DVD-RAMという、結構つまらない結果になってしまった。
これでは面白くないので、今度は読み込みの方を調べてみる。
まずは、唯一対応していない書き込みメディアであるDVD-R DLだ。DMR-1000の
内蔵DVDドライブは、松下製SW-9585。所謂元祖ハイパーマルチドライブである。
よって、DVD-R DLに対応していてもおかしくないのだが、ファームウェアが
最初期のB100なので、書き込めないらしい。でも、読み込みくらいなら・・・と試し
す。DVD-R DLはDVD+R DL以上に高価なメディアだが、こんな機会でもないと多分
一生使うことは無いな、とばかりに1枚だけ購入。で、見事玉砕。キチンと読める
のだが、1層から2層への切り替えしの部分で、ピタリと再生が停止し、そのまま
レコーダーは全く動作しなくなってしまう。やむを得ず強制電源オフにしたが、
DVD-R DLは読ませない方がいい。これはファームウェアで間違いなく解決できる
問題なので、どうにかして欲しい・・・と、いいたいところだが、実質DVD-R DLを
常用している人は少ないと思われるので、放っておいてもいいのかも知れない。
基本的に書き込みドライブ以外で読むことを想定していないメディアだし。

DVD化していない、生MPEG2やDivXはどうか、とためしてみたが、通常モードは言う
におよばず、ネットワークモードでも、DVDドライブに記録した生動画データは
読んでくれなかった。普通、ネットワークプレイヤーはDVDに記録した生動画
を読んでくれるものなので、この点大きく劣る。ぜひとも改善して欲しい課題だ。
なお、絶対無理と思ってDVD-VideoをそのままDVD-RAMにコピーし、読ませてみ
たが、やっぱり読めなかった。

結果、DVD+Rの書き込み以外は予想通り、何の驚きもない、つまらない結果に終わっ
た。残念ながらDMR-1000のDVDに関しての能力は並か、それ以下であり、通常の
使用には大して問題ない、というレベルでしかない。せっかくのパソコンとの連動
機能があるのだから、DVDに関しても、ワンランク上の使い勝手を示して欲しかっ
た。ただ、これから追加することは可能だが、はたしてDigiOnがそこまでやってく
れるかどうかは甚だ疑問である。
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DMR-1000、ネットワークプレイヤーとしての性能を試す

2006-01-04 15:41:02 | DMR-1000
初詣に行った。恒例のおみくじを引く。小吉

"何事にも積極的に取り組めますが、全て努力は報われないでしょう。"

・・・凶ですか? これ。大体元々わたしゃ努力が報われないタチなんですが。


さて、DMR-1000の外部入力だが、どうにもうまくいかない。コピーガード付は
安定装置でどうにでもなるが、非コピーガードものだと全く受け付けない。出来
ても1分がいいところだ。
まぁ、画質がかなり悪くなるが、解決策は無くも無い。方法としては

(流れ)出力----------------------------->入力

外部チューナー -(コンポジット)- 古いVHSビデオ -(RF端子)- DMR-1000(2ch)

とやるという、昔コピガ付VHSビデオをダビングするための、最後の手段
としてやったアレを流用すれば、なんとか録画出来なくもない。が、いくらなん
でもこれを解決策として提示するのはあまりなので、こいつはDigiOnがいくら
催促しても修正ファイルをアップしなかった場合の、最後の脅し(「こんな前近代
的な方法とらなきゃ、おたくの製品は使えないのか~」ってな)のための知識
程度にとどめておこう。

さて、多分これ以上はちょっとプログラムをいじらなければ無理だと思う。
隠しコマンドでもないかといじくってはいるが、今のところ、何もない。と、
いうわけで少し放っておいて、DMR-1000自体のほかの性能を見ておこう。

DMR-1000の特徴に、所謂ネットワークメディアプレイヤーとして使える、という
のがある。とりあえず、メーカー側で公式に認めているのはMPEG1、MPEG2、
XviD、RMP4だけだが、すでに書いたとおり、DivXもほぼ問題なく使える。
操作性は非常にいい。普通のネットワークメディアプレイヤーは、本体のバッファ
を用いているため、巻き戻しの際、一旦吐き出してから、あらためてファイルの
データを取り込み、巻き戻している。そのため、少しだけ巻き戻したりすると
かえって先にすすんでいたりするが、おそらくDMR-1000はHDDをバッファとして
利用しているのだろう。巻き戻しボタンを押せば、ちゃんと巻き戻されている。
早送りも最大100倍速まで対応し、まさに快適の一言だ。レジュームもDivXでも
行える。ただ、直接録画でなく、アニメやフィルム映像をDivX化する際に、
フレームレートを24fpsにしたものは、なぜか再生すると音がずれる。もっとも、
これは先に一度30fpsのDivX映像を再生し(すぐ止めてもかまわない)、その後
で24fpsファイルを再生すれば、問題ない。ちょっとした音声と動画のバッファ
の同期がとれていないのだろうか? おそらく簡単に直せると思うので、これも
メーカーにすぐにでも直して欲しい欠点である。ちなみに、120fpsものも試して
みたが、DMR-1000の動作がおかしくなってしまった。あまり変なファイルは再生
させないほうがいい。最悪電源コード引き抜きによる、強制電源オフをしなければ
ならないからだ。
画質は、まず良い方だ。DMR-1000の欠点のひとつである、画質がやや強いという
点が、ボケ気味の映像ならば、むしろ引き立たせる効果を生む。そのため、元々
ブロックノイズの目立たない映像ならば案外キレイである。
MPEG2もかなりのものだ。一番驚いたのは、パソコンに保存しておいた25Mbps+
PCM音源という、おそらくパソコンでテレビ録画を行った際、もっとも重く
なると思われるMPEG2ファイルですら、あっさりとスムーズに再生してしまった
ことである。パソコン本体で再生するよりはるかにスムーズなくらいだ。もちろん
有線接続で、パソコン側はギガビットLANではあるが、これで特殊なガードでも
かかっていない限り、どんなビットレートのMPEG2ファイルも再生できることだろ
う。

今時の新型としてはwmv形式に非対応など、フォーマットに若干の欠点は見られる
(ライセンス料の問題もあると思われたので、DivX同様、隠れて対応していないか
と期待したが、ダメだった)。が、総じて能力は高めである。なにより、圧縮動画
の再生用として使うと、圧縮ボケの画がほどよくしまり、これを見た後だと
他のネットワークメディアプレイヤーの画質がなにか物足りなく感じるほどだっ
た。DLNA対応でさえあれば、他に動作可能ソフトが発売される可能性もあり、
さらに性能が引き出されるかも知れない。個人的には、未対応フォーマット
をMPEG2変換して再生してくれる、トランスコードソフトのDLNA対応に期待して
いるが、どうだろうか?

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DMR-1000、シリアル送信されてきたけど。

2005-12-29 01:25:30 | DMR-1000
昨日「添付ソフトのシリアルがない!」件でDigionにメールを送ったら、返事が
来た。ただ、返事というより「購入者の皆様へ」と、テンプレートのような
メール。中に書いてあったのは、添付ソフト用シリアル。あたかも購入者への
単なる連絡事項のように見せてはあったものの、これから察するに・・・。

DigiONめ、シリアルの添付、忘れやがったな!

と、いうわけで、なんとかソフトのインストールに成功。DMR-1000を、DVD付
HDDレコーダーとして、活用してみる。現在分かったことは、

・デジタル放送は録画出来ない
 デジタル放送に関していえば、「感知してなおかつはじく」タイプ。それどころ
 か、通常ならチューナーー>キャプチャーと直接つなげば問題なく録画出来る
 ボードを使っても、チューナーー>DMR-1000->キャプチャーボードとやると、
 コピーガードを復活させてしまう。"例のもの"は事実上必須といえる

・エンコードチップはVW2010
 さほどメジャーではないものの、バッファローや玄人志向製品に採用されている
 チップが、おそらくエンコードチップ。画質は4Mbpsあれば、ブロックノイズは
 目立たない。残念ながら、9Mbps止まり、VBR不可、MPEG-4系録画不可など、
 性能を引き出しているとはいえない。

・3次元Y/C分離、デジタルノイズリダクションは切れない
 チューナー・コンポジット時には3次元Y/C分離、S端子は3次元デジタルノイズ
 リダクションが自動的にかかり、選択も無効化も出来ない。"例のもの"の
 ノイズリダクションは切ったほうがいい。

・DVD-RAMは使えるが、カートリッジ入りは不可

・DivXの再生は可、WMVは不可
 公式に認めているのはXviDだけだが、多分DivXは出来るだろうと思っていたら、
 少なくともPX-TV432PやEX-VISION1700TV PCIで録画したものは再生できた。
 単にDivX側にお金を払いたくなかったため、公式に認めていないだけなのだろ
 う。残念ながら、WMV等、他のMPEG4系はダメだった。

画質に関していえば、あまりよくない。厳密に言うと、好みでない。かなり
エッジがきつく、強調された画質になっており、細部がつぶれる。わたしは、
もっと滑らかな画質が好みなのだ。そのため、DivX系フォーマットを再生する
と、ブロックノイズはにじみが少々目立ってしまう。思い切って、コンポジット
端子でテレビと接続し、意図的にぼかしてしまうのも、ひとつの手だと思う。

とりあえず、今日の検証はこんなもんで。
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DMR-1000、シリアルはどこ?

2005-12-28 02:29:54 | DMR-1000
昨日、ついに待望のHDDレコーダー、DMR-1000が届いた。詳細は後日として、
まず早速セットアップを始める。

なぜか背面に「蓋を開けないでください」の文字が・・・。あけてHDDをセットしな
きゃ、そもそも動かないんだけど・・・。まぁ、どっちかと言えばお約束の警告と
いう感じ。
ちょっと困ったのは、HDD取り付けの際、背面電源部分のコンデンサと、IDEケー
ブルや電源ケーブルが干渉しやすいこと。特に、電源コネクタ部分は、他のねじ
を取り付けた後では、コネクタをはめ込むのはほぼ不可能である。これを避ける
には、まず電源コネクタ下のねじを真っ先に取り付け、動くように少々ゆるめに
した後、少し曲げてスペースを作り、コネクタを差し込んでから、他のねじを
差し込むしかない。
なにせ、本体は思った以上に小さい。遠めには、HDDレコーダーどころかDVDプレ
イヤーにしか見えないほどだ。その中にHDDを搭載するのだから、正直スペース
はギリギリだ。この辺、組み立てPC辺りとは設計が一味違う。

だが、参ってしまった。レコーダー側のセットアップが終われば、当然今度は
パソコンのセットアップ。パソコンとレコーダー、お互いのデータをやり取り
するためだ。だが、

・・・シリアル?

ソフトインストールにシリアルを入力する必要がある。ま、それはいい。が、
シリアルなんて、同梱の用紙のどこにも書いてないのだ。どうやってインストール
すりゃいいの? と、DigiOnに問い合わせようとするが、問い合わせには
要登録。登録には要シリアル・・・。ダメダメの悪循環。とりあえず、ダメ元で
無登録でDigiOnに問い合わせ。一応、他のソフトで登録ユーザーなんだけど、
それで勘弁願えないだろうか? 最悪、ソフトを別買い? さすがにそれは
勘弁して欲しい。
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DiXiM DMR-1000が欲しい!

2005-09-14 00:42:32 | DMR-1000
実は、個人には販売しないかとひそかに疑っていた、DigiOnの
キット型DVD付HDDレコーダー、DMR-1000がついに一般人向けに解禁!

http://www.dixim.net/pu/pro/dmr/

あくまで基本的にメーカー向けの開発用キットだが、我々個人にも888台
だけ売ってくれる、とのこと。ただ、値段は92400円と、予想よりもかなり
高額。他社の製品ならばハイエンドかそれに近いモデルが変えてしまう。
とはいえ、HDDの交換が出来ることやDVD-R DL(と、多分だがカート
リッジ入りDVD-RAM)を除く全ての書き込み型DVDが使えるレコーダー
は他に存在せず、それだけでも欲しい人にはたまらない魅力がある。

しかし、DigiOnがDMR-1000の販売に踏み切った理由はあくまでDLNA
の普及にあり、キット販売などその過程に過ぎない。
DLNAとは、簡単に言えばパソコンなり家電なりに保存されている動画や
写真・音楽データを、ネットワークを通して自由に共有できる規格だ。
パソコンで録画した番組をテレビやビデオレコーダーからリモコン操作だけ
で呼び出せるようになるし、またその逆も出来る。
わたしは誰はばかること無いパソコン録画派だが、録る・カット編集はともかく
いざ鑑賞となると、パソコンのモニタ画面はいまひとつ味気ないし、集中でき
ない。と、言うわけで主にネットワークプレイヤーを利用してテレビに出力
している。こういったことがもっと簡単に行えるのがDLNAだ。例えば、
とある番組をどのパソコンやレコーダーで録画したのかいちいち各機を調べる
必要が無ければ、結構便利なはず。特に、最近は「おまかせ録画」機能のせいで、
自分の予期しない番組が録画されていることがしばしばあり、それらが
一まとめに処理出来、無線LANで簡単に送信できれば「ビデオだって一人一台」
のこれからの時代、絶対便利なはずである。

ただし、このDLNA、ほとんど有効に利用されていない。まず、HDDレコー
ダーなど、家電品からはほとんど無視されていること。一部ネットワークに
熱心なメーカーもあるが、基本的に「自社製品内では」共有できる、という縛り
にしたがっているため、汎用性のあるパソコンとの共有にしたがらないからだ。
また、パソコン同士の場合、
「DLNA対応ソフトなど、それなりの値段をするソフトなど買わなくても、
 サーバーマシンに共有フォルダを作って、必要なときにその都度自分の
 パソコンにコピーすればいい。」
と、なってしまい、やはり有効にならない。
それでは、DLNAを推進し、専用ソフト「DiXiM」を販売するDigiOnと
してはせっかくのビジネスモデルを失うことになる。そのため、まず自社開発
してでもメーカーやマニアにDLNAの良さを知ってもらう必要があった
わけだ。それを含め、DMR-1000の発売を歓迎したい。ただ、ちょっと
高すぎるが・・・。

それともうひとつ、DLNAには、現在のAV界が企てる「全てのソフトにプロ
テクトありき」という現象に真っ向から反対する側面もある。これがDLNA
が家電メーカーに採用されにくい理由であろう。それゆえ、DMR-1000は
デジタル放送の録画が行えない(うちは別かも知れない)。だからこそ、わたしの
ような録画ガード付デジタル放送に反対する人々は、DLNA対応レコーダー
を買うべきなのだ。
デジタル放送は「どうせみんなデジタル放送に移行するしか選択肢が無いんだから
録画出来ないとか、儲かる仕組み満載で作ってしまおう」という、いかにも
お上な発想で作られている。そのために共有という、あきらかにHDDレコーダー
の進化上になければならない道は閉ざされてしまう直前である。
抗うには、それに対応していない代わりに自由な環境で使えるDLNAを
流行らせるのが一番いい。DMR-1000をみんなで買おうとは言わないが、
これから他社から発売されるのならば、DLNA対応レコーダーには注目すべき
である。
とりあえず、わたしはDMR-1000の注文はするつもりである。WMVに
対応しておらず、DivXに正式対応していない(XviD対応である以上、多分読める
が)ようなのが残念だが、手持ちのネットワークプレイヤー(DLNA対応済み)
でも番組の再生が出来れば、とりあえず言うことはない。
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