レッドグランパ公式ブログ
SNAP-BLOG



日本のモノ造り技術は世界に誇れる中枢産業であることに異議を唱える人は少ないだろう。この技術力を背景に、高度成長期より日本は物資を海外から輸入し手を加え、また海外へ輸出して外貨を稼ぎ、いつしか日本は経済大国となったのだ。だが今やMADEINJAPANが持て囃されたのは過去の話。他のアジア勢の急速な技術発展によりご存知の通り液晶テレビはLGやサムスンの韓国勢がシェアを独占、自動車でも中国での販売シェアは1位こそVOLKSワーゲンだが2位はなんと日本市場から撤退したヒュンダイなのである。かつてアジアのリーダーと言われた日本の栄光は見る影もないがとりわけ深刻なのが製造業なのだ。

日本の製造業における状況はとても厳しいものだがやはり日本の輸出基幹産業である。技術力は今でも世界トップクラスでありさらにレベルアップさせていかなければならないのは言うまでもない。だがこと技術そのものだけでいけば前述のとおりアジア勢の躍進著しく今後も苦戦を強いられるのはまず間違いない。かつて高度成長期において作れば売れる時代ではない。まして良いものを作れば売れるという時代でもない。モノが溢れかえった今の時代、技術力だけを売りにした商品を売るのは難しい。

爆発的ヒットしたアップル社の携帯iPhoneは性能だけを見れば、日本の携帯より劣るところは多い。しかしメーカーの一人よがりな多機能携帯よりも、必要充分にして新たな提案のあるiPhoneをユーザーは選んだのだ。もちろん国内でのWiFi環境が不十分なため必要十分な機能を使い切れていない。しかしそれでもなお国内メーカーの携帯が敗北した。技術だけでない新しい提案がこれからは必要なのだ。作れば売れる時代から、より良いものを作る時代を経て、今新しい提案の時代に入っている。

ここで大切なのは新しい提案も既存路線の延長だったり技術者のエゴからくる提案では意味が無い。あくまでもヒトが主となるモノを作り出すことが大切なのだ。ヒトが賛同出来ない高性能マシンなんて売れるわけもないし誰も欲しがらない。そこに気づかない会社はあいかわらず価格競争の波にさらされ、結果、大切なものまで見失う悪の効率追求という不幸なスパイラルから逃れられない。スナップオンディーラーとして日々巡回していると色んなことが見えてくるのだ。



今日のスナップオンはこちら!

浅ボン
幼少より憧れのドレメルを遂にゲット!
少年時代にモデラーだった人はドレメルという名前だけで感じるものがあるのでは?


布野ちゃん
調子の悪かった作業灯がLLCの入ったバケツに落下のご臨終。
優しいおっちゃんは下取りして再販絶好調のECFLED215Jを売ってあげました(笑)

さあ、明日は上越遠征だ!


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする



« 省エネ 謙信公祭にいく »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。