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あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

幸せ

2007-06-12 23:25:21 | つれづれ
レントゲン室から「お母さん、助けて」という子どもの叫び声が聞こえてきた。
お母さんは、もう一人の子どもを抱きかかえながら、レントゲン室の扉の前にしゃがみこんでいた。
向かいの椅子に座れば?と思ったのだが、彼女の左耳は子どもの声に向けられていた。
親子って、そういうものなのだろうと、改めて感じた。

今日こそは「セクシーボイスアンドロボ」をリアルタイムで観た。

正直前半ぼんやりと観ていたんだけれど、ニコの両親が抱いていたのが札束ではなく家族のアルバムだったというあたりから、心の中で何かが動き出した。

お金や物をたくさん持っていたからって、それはイコール幸せにはならないということは確かである。
多分、他人と比較して自分のほうが多ければ幸せ、少なければ不幸…という単純な方程式を頭に描いてしまうのだろうが、一人ひとりの幸せは異なるのだから、比較などできない。

それでも凡人の僕は、ついつい比較してしまう。
多分今「あなたにとって幸せとは」何て質問を受けたら、心の中で慌てふためいて、思い当たる節を指折り数え、選んだいくつかを「こんなんじゃない」と捨て去り、結局答えられないか、無難な答えを用意することだろう。
キラキラ輝いているものは見えるんだけど、それが探している幸せそのものかどうか…わからない。

ところで、ニコを演じる大後寿々花ちゃんの堂々とした演じっぷりにはびっくりする。ドラマ中演技を感じないのだが、今回もラストで浅丘ルリ子さん演じるマキと2人で会話するシーンで、前回の小林聡美さんとのシーンでも感じたが、実に堂々としていると感じた。
いよいよ来週が最終回だ。愛すべきキャラクターとのお別れはとても寂しい…

レントゲン室で泣いていた子どもは、幸せなのだろう
そんな幸せを、僕も誰かと築きたい…
コメント
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