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09-062 : 日本野球とベースボール

2009年03月14日 23時30分00秒 | 日本のプロ野球


皆さんは、メルマガ、って登録して配信してもらっていますか?
私もいくつか登録しています。 仕事上に関係するものが主ですが、それ以外にもネットショップで買い物をするとそのショップからお買い得情報が流れてきたり、天気や電車の運行情報を知らせる情報系のメルマガなんかもあります。 マリーンズの携帯公式サイトのメルマガもその一つです。


私が登録して配信してもらっているメルマガの一つに、プロ野球イースタンリーグ情報メールマガジン、があります。
イースタンの試合を観戦された方がレポートをあげ、そのレポートを配信してくれたり、時にはちょっとしたコラムなども記事として配信されたりします。 そのプロ野球イースタンリーグ情報メールマガジンで、つい最近(第126号)で興味深い記事が出ていましたので、ちょっと抜粋して紹介してみたいと思います。 オープン戦も中止になったことですしね。




Subject: ★☆★プロ野球イースタンリーグ情報メールマガジン 第126号★☆★

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―――☆現役アマ審判員の目から見た野球論&教育リーグ情報!☆―――
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プロ野球イースタンリーグ情報メールマガジン 第126号09・3・6

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2009年12回目のメルマガです。よろしくお願いします!


(中略)


●1.【「アマチュア審判、ハッスル奮闘記」番外編! 日本の「野球」が世界的に軽視される理由とは?
   (文・レイトンハウスさん=メルマガ「アマチュア審判、ハッスル奮闘記」発行者)】


(中略)


◆「15秒ルール」について◆

それから・・・、今話題の「15秒ルール」です。

否定的な意見の多い中、自分は大賛成なんです。 国際的に見ると日本の野球が存亡の危機なんです。 「野球」を「野球」として日本国内だけでやるなら、今までどおりの「野球」をやればいいのです。
ところがプロの選手がオリンピックやWBCなどの国際大会に出場したり、メジャーでプレーしたりする昨今、「野球」は「ベースボール」に進化しなければなりません。 日本の常識は世界の非常識なのです。


◆日本の「野球」が尊敬されない理由◆

以下のような理由で日本の「野球」は国際舞台では全く尊敬を受けていません。 軽蔑されていますし、外国の審判員たちも日本戦で審判をやることをいやがっています。 審判に対する敬意がなさ過ぎですし・・・。

1.やたら投手の間合いが長い。
2.捕手が捕球後にミットを内側に動かす。(国際試合ではすべてボールにされます)
3.ボールと判定されたとき、捕手がミットを止めたまま、なかなか返球しない。(審判への侮辱行為です。)
4.捕球後、球審がコールするまえに返球する。 (城島捕手がこれをやってメジャーでは顰蹙を買っていました)


◆日本代表が北京五輪で惨敗した裏には◆

北京オリンピックでの3位決定戦、日本チームはアメリカとは戦っていませんでした。 キューバ人の球審と戦っていました。 判定に対して打者の不遜な態度、ベンチのヤジ、目を覆うばかりの惨状でした(現場にいた審判から直接聞いた話です)。 そのようなチームが国際舞台で勝てるわけがないですね!

野球はすべて公認野球規則によってなされるものです。

8.04
「塁に走者がいないとき、投手はボールを受けた後12秒以内に打者に投球しなければならない。 投手がこの規則に違反して試合を長引かせた場合には、球審はボールを宣告する。」
とあります。

日本のアマチュア、メジャーを含めた全世界の野球はこれに則っているのです。 日本のプロ野球だけが特異な進化を遂げてしまい、「ベースボール」とは別のものになっています。





書いた本人がアマチュア審判員である、という視点(主眼)があるという事と、若干表現的に気になる(極論になっている)部分も多々ありますが、ひとつひとつの事柄にだけ目を向けてみると、かなり興味深い内容です。 
新たな事実が書かれているというわけでもなく、結構頻繁に野球を観ている人が、WBCや五輪での野球中継などを観てなんとな~く感じていた部分を、はっきりと書いてくれている、といった感じでしょうか。


ここで書かれていることで重要な事は、

 国際試合では、審判は日本チームを嫌う傾向にある

といったところでしょう。


日本プロ野球だけが特異、という書き方をしていますが、実際には中学や高校などのアマチュア野球でも、このメルマガで記載されている「尊敬されない行為」がなされている場面は私自身も何度も見かけています。 また、そういう教育を受けてきた選手達がプロ野球に入っているのだから、日本プロ野球だけが特異というのではなく、アマチュアを含めた日本野球の根元からの体質なのでしょう。 それは、日本アマチュア野球規則委員会が今年から「ミットを動かさない」キャンペーンを始めたという事実からもわかること(参考: 毎日新聞2009年2月22日記事「余録:ミットを動かすな」)。
 (もちろん、「尊敬されない行為」を一切指導していないアマチュア指導者の方々もたくさんいらっしゃるとは思います。)


『ベースボール=正、日本の(プロ)野球=誤』ということが正しい認識かという点も疑問ではありますが、少なくとも「日本野球が審判たちに嫌われている」ということを認識しておかねばならないのは確かでしょうね。 審判も人間なのですからまったく私情が入りこまないとは言い切れません。 というより、無意識だろうが、少なからず私情は入り込みます。

今回のWBCにしても「WBCルール」を把握して対策できているかということだけに視点を向けるのではなく、日本に対する審判の心情対策も出来ているか、ということも非常に重要な要素だということでしょう。
審判への心情対策の一つとして、自ら(過去の日本チーム)のふるまいを省みて、その反省を活かした対応も練ってきたのか、が挙げられるのではないかと思います。 北京五輪の敗退を省みるとき、「日本選手の心の弱さ」なんていう曖昧なことで終わらせるのではなく、もっと重要で具体的な対策を練ることができる「審判の心情(≒自らの行為に対する反省)」を挙げることができていたのか。 挙げていなくても今回のWBC首脳陣がそのことに気づいていたのか。 それが、(日本時間)16日早朝から始まるラウンド2ではっきりすることでしょう。


いずれにしても、まず戦う相手はキューバであり、次に韓国かメキシコ。 さらに勝ち進めばアメリカやプエルトリコなどとも戦うことになる可能性もあるわけです。
日本チームには、戦う相手チーム以外の人達全部を味方につけるくらいのつもりでラウンド2以降の試合を戦い、一つでも多くの勝利を挙げて帰ってきて欲しいものですね。




補足)
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