Feel in my bones

心と身体のこと、自己啓発本についてとつぶやきを。

フランス大暴動/ブッシュの拍手

2005-11-06 11:04:44 | 時事・海外
パリの暴動。移民の若者が起こしているらしいが、サルコジ内相の高圧的な鎮圧策も反発を招いているらしい。もとからのフランス人もトリコロールの襷をかけて治安を維持し暴動に対する抗議の意思を表すデモを行ったりして、なんだかフランスっぽい。若者たちがアフリカ系といわれていていわゆるブラックアフリカからの移民なのかアルジェリアなどマグレブからの移民なのか分からなかったが、どうも両方あるらしい。フランスの植民地がいかに広かったかを反映しているともいえる。しかしやはりイスラム系が多いようで、ドビルパン首相はイスラムの宗教指導者に協力を呼びかけていた。シナゴーグが襲撃されるなど、イスラム教徒の反ユダヤ感情にも日がつきだしているようだ。フランスで反ユダヤといえばドレフュス事件で、20世紀初頭以来ドレフュス支持派がフランスの進歩主義・左翼勢力を形成してきたのだが、イスラム系のユダヤとの敵対となるとオールドカマーのエトランジェとニューカマーのエトランジェの対立という感じにもなり、なかなかフランスの伝統的な進歩思想でも対処しにくい事態になりつつあるのではないかという気がする。ドイツも大変だがフランスも大変だ。そういえばアゼルバイジャンも総選挙か。

で、アメリカも大変らしく、アルゼンチンの米州機構会議ではブッシュ非難で大騒ぎになったらしい。今度はブラジルを訪問しているが、早速抗議の洗礼を受けている。アルゼンチン大統領のIMF非難(要はアメリカ非難)の演説に周りの首脳が拍手しているのを見てブッシュ大統領自身も拍手をして、失笑を買っていたという。彼はスペイン語が出来るといわれていた気がするが、あれ?まあそういう間抜け振りを晒せるのがブッシュJr.の愛嬌という気もしなくはない。談志による芸人の分類に入れるとすれば…やめとこう。

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