Feel in my bones

心と身体のこと、自己啓発本についてとつぶやきを。

大河原遁『王様の仕立て屋 サルトリア・ナポレターナ』6巻を読んだ。

2014-03-24 10:04:15 | 読書ノート
王様の仕立て屋 6 ~サルトリア・ナポレターナ~ (ヤングジャンプコミックス)
大河原遁
集英社


昨日は忙しくて、このブログを更新する時間がなかった。夜は家族というか一族というか(母と弟妹甥姪の範囲を言うのに適切な語はあるんだろうか)の集まりに出て、帰ってきてから少し書こうとトライはしたのだけど、PCの前で何度も寝そうになって断念した。

久しぶりに出た大河原遁『王様の仕立て屋 サルトリア・ナポレターナ』6巻を昼間に丸の内の丸善で買った。これは紳士服の仕立てのマンガなので、こういうものを読むとお洒落に対する関心がやはり呼び起される。先ほどツイッターを見ていたら『隠居系男子』の鳥井さんのツイートで


というのがあり、リンクを見に行ったら面白くて、ついそこで言及されていた靴磨きクリームをamazonで注文してしまった。

[サフィールノワール] SaphirNoir ビーズワックスポリッシュ 100ml
SaphirNoir(サフィールノワール)
SaphirNoir(サフィールノワール)


磨き方も忘れるといけないので自分の為念でリンクを張っておこう。

この巻のストーリー、というか主要登場人物は、ロンドンの仕立て屋街、サヴィル・ロウ(「背広」の語源と言われている)のウェストコート(三つ揃えの中に着るベスト)仕立ての名職人、パウエル親方がナポリのサルトリアの主となった主人公の織部悠のところに、「匿ってくれ」と頼ってきたところから始まる。

パウエルの仕立てるウェストコートの名声を聞いて、世界中からネット経由で注文が押し寄せるようになり、居所のわからないパウエルの情報を教えれば懸賞を出すという人物まで現れて、しばらくほとぼりが冷めるまで匿ってくれと言ってやってきたのだった。

物語は結局、サヴィル・ロウの後援者として以前も出て来たウォーレン卿とジラソーレの知略家・ベアトリーチェの作戦によって懸賞主を陥れることによって解決するのだが、それまでの間、パウエルの腕を鈍らせないために受けたいくつかの仕事が返って目立ってしまい、ナポリのサルトリアたちの保護者であるベリーニ伯やカモッラ(ナポリの犯罪組織)から逃れて転々とする展開になる。

服飾的にはダブルのスーツと三つ揃え、またウェストコートに関する薀蓄が語られる。私はきちんと仕立てたスーツを持ってないので、知らないことが多くていつもこのマンガは面白いなと思うのだけど、ウェストコートという一見地味な、また三つ揃えを着る人が少なくなっている現代に、これだけの狂想曲が起こるという展開が面白いと思った。

紳士服は死なず、とでもいうのだろうか。

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