県ろう協事務所へ

統一試験の申込のため、県ろう協の事務所を訪問した。

統一試験を受験したいのですが・・・
「受験資格について確認させてください」
資格・・・具体的に、何が必要なんですか？
「地域での手話通訳活動の経験が必要です」
それは、公的な手話通訳活動のことですか？
「いいえ、ボランティアでも構いません」
となると・・・変な質問ですが、嘘ついてもバレませんよね？
「そうですね（笑）　自己申告でよいことになっています」
まあ、嘘をつく気はありません。○×市の手話通訳者として、長いこと活動しています。
「それなら、問題ありません」

実は、県の手話通訳者とか知り合いのろう者から、ある程度の情報は得ていた。
何も知らないような顔をして、県ろう協のスタンスを探らせてもらった。
よかった。
柔軟な制度運用をしているやないか。
実は、統一試験の受験資格として、「地域での手話通訳活動の経験があること」という条件の他に、「県ろう協の指定講習会を修了していること」という条件がある。
俺みたいに○×市で長年活動している手話通訳者は、「県の指定講習会」には出ていない。
だから、県ろう協の事務所にいた職員が四角四面の考え方をする人であれば、
「あなたは受験資格がないので、県の指定講習会を受講してください」
と言って、受験申込を断っただろう。
もし、こういう対応だったら、受験すること自体、やめただろうと思う。
県登録のためとは言え、初心者に混じって１年間の手話講習会（手話通訳者養成講習会）に参加する気はなかった。