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手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

派遣者の判断

2017-02-13 06:57:47 | 手話
ランクルさん、コメントありがとう。


>「派遣は2人にさせていただきます」と言われたのは、別のケースで必要になり依頼した時でした。
>このケースについては又の機会に述べさせていただきますが、一反もめる?のケースは1人でした。

【手話通訳者が二人派遣された場合】
この二人が仲の良いお友達関係だと最悪です。
まず、依頼者(ろう者)そっちのけで自分たちの私語を始める。
何のために来ているのか・・・

二人派遣するならば、単に経験が長いだけではなく、本当の意味のベテラン通訳者と、経験の浅い通訳者を派遣すべきです。
経験の浅い人は、まずろう者から学び、先輩通訳者から学ぶ。
手話通訳者を育てることができるのは、ろう者だけです、
育てることは大変ですが、ご自分のためにも、育てていただきたい。


【派遣された通訳者が一人の場合】
病院への派遣は一人にすべきです。
ただ、一人なら問題ない、というわけでもありません。
この通訳者が最悪の通訳者の場合、これはもう、ろう者にとって悲劇です。
ろう者のプライベートなことを根掘り葉掘り聞く。通訳中に自分の考えをろう者に押し付けてくる。
残念なことですが、どこの地域にも、こういう最悪の手話通訳者がいます。



>私個人の意見になりますが、医師が言ったことをそのまま伝えていただくのが通訳の役目であるので、その通訳者の私見やお説教は余分だと思います。

ランクルさんは謙遜して「私見」とおっしゃるが、これこそが、手話通訳者が最も大切にすべき、通訳の基本です。
はっきり言いますが、いつも「私見やお説教」を通訳現場でする者は、手話通訳者失格です。どんなに技術が高くても、失格です。
通訳の基本がわかっていない。