爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

自分を偽るな

2020-05-29 02:40:39 | 日記
君達は頑張って生きて居るんだから、何も言う筋合いは無いんだけど。

ただ、本来の自分を偽ってまでも、生きて欲しくはないんやけど。

美辞麗句に惑わされて、自分が何をしたいかまで、分からなくなっているんなら、本来の君達に立ち戻って欲しいんやけど。

人間は所詮、風にそよぐ葦なんだろうが、権力に圧力に惑わされてまで生きるべきではない。

パスカルさんだったか、そんな事を言ってたね。

自分の生き様は曲げるべきではない。

若い君達だから、出来る事が有るんやないとか。

生き様は自分で感じて、自分で決めていかんと。

いつまても、親の脛をかじってんじゃねえぞ。

中学までが、義務教育なんだろう。

それ後は自分が自立して、生きて行かんと、いかんやろうもん。

いつまでも、母ちゃんのおっぱい吸うとっても、仕方ないやろが。

何の為の自立なんや。

男は自分で好きな女を見つけ、家庭を築いて行くのが、男らしさやないとか。

こんな爺さんに言われて、悔しくないとか。

男やろが。男の甲斐性を見せれや。

見返してみれや。

期待しとうばい。

君たちに。











自信という妄想

2020-05-29 00:23:52 | 日記
私が頑張っているから、貴方もしなさいってのは、
ウザいですね。

貴方の自信は貴方が思いを寄せる世界を、一点の非も難もなく覆い尽くせるんですよネ!?

あらゆる事物は重箱の隅から、崩れて行くんです。

貴方の抱いているその自信は、独りよがりな思い込みではないですよね!?

妄想とか、勘違いではなく。

貴方の自信は世に問える物であれば、一点の曇りも無い物ですよね!?

自信を持って答えて下さい。

堤防も小さな蟻の穴から、崩れて行くんですよ。

誰も気づかない所から。

誰も気づかない内に。

自信は外に向けて発信する物なんですか?

また、

誹謗中傷をするなら、氏素姓をはっきりして言わないと。

物陰にこそこそ隠れて、卑怯としか言いようがない!

男なら、女でも。









   












 




一片の雪の様に

2020-05-28 01:59:18 | 日記
降る雪は一片ずつ。

つつがなく降る雪は、分け隔てなく。

世間の汚れ、人間の傷を隠す様に。

誰でも汚い物の一つや二つ。

隠したい物の一つや二つは有る。

生きて行かなくてはならない。

誰でも悲しい過去の一つや二つ。

過去の傷跡が消える事はない。

過ぎた痛みは癒える事がない。

思い出せば痛みが走る。

思い出さない様、体をよじり、隠そうとする。

傷跡が起こす痛みに、触れない様に。

忘れる事で、痛みが癒える様に。

薄れる傷跡に触れない様に。

自分の為に。

生きる為に。






一粒の雨の様に

2020-05-27 23:30:46 | 日記
雨が降る時は一粒でしかない。

高い山に降る雨は、岩を辿り木々を潤し、地上を這いながら、少しずつ低い方に集められて行く。

必ず流れになって行く。

自分の意思に関係なく集められ、流れになって行く。

自分だけ残る事が出来ずに。

ある物は一度は地中に吸い込まれ、また地上に出て、必ず流れに戻って行く。

意地を張って岩の窪みに残っても、蒸発させられ、やがて雨になって戻ってくる。

流れは次第に太くなり、荒れる大きな川になる。

岩に当たり、川岸を削り、轟音を立てながら荒れ狂う。

いかに大きな流れになっても、必ず海に抱き込まれてしまう。

川はどんなに荒れてはいても、目指す海には抱かれてしまう。

雨は海に抱かれてしまう。

私の様に。

なす術もなく。





前にならえ

2020-05-27 17:10:24 | 日記
前にならえは、小・中学校だけで沢山かな。

校庭のグランドに全校生徒が並び、一段と高い(何と呼ぶ台なんだろうか)台に校長先生が登り、聞く耳を持たない生徒達は、早く終わる事だけを願い、足下だけを見つめていました。

私は一度だけ夏の暑い日に、異常に発汗して、自分でも倒れるかもと感じ、隊列を抜けた事があります。

前に出れば全ての担任が立っているし、全生徒の目に晒されてしまうのは嫌だし、一瞬考えて隊列を後ろに進み、集団の端まで進んでみました。

抜け出た所へ、保健室の先生が連れに来てくれました。

直ぐに保健室に行きましたが、額の汗をちり紙で拭われて、少し休んで教室に戻りました。

我ながら、どうすればこの状況から抜け出せるのか、深くも考えずに出来た事は、咄嗟の判断でしたが、良かったと思っています。

私が伝えたい事は、経験がない事は、誰にも聞きようがない。

経験や知識に裏打ちされた物が無ければ、誰に恥ずかしがる事も無いし、誰に臆する事もないから。

一瞬の判断は、自然と自分の行動に繁栄される物と思っています。

勇気を出して、やってみたら如何ですか。

間違えば、戻ればいい事なんだし。

憶せず出てみましょう。