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あなたも米国の隙を突く露中朝韓などがもぐら叩きのもぐらになる世界を望まないはず!!

2022-03-29 00:00:00 | 防衛
誰でも、そして貴方も貴女もご承知かと存じますが、我が日本の同盟国である米国は、第二次世界大戦後の米国のように、「絶対的な一強」では無くなってきました。

特に冷戦終結後の20世紀末から、その傾向が厳しくなり、今や米国ですが自国のみでの防衛が不可能な事態に陥っています。
例えば今年2月24日に勃発した「ロシアのウクライナ侵攻」という名の侵略戦争は、その隙を突く「もぐら」そのものです!!

3月27日にニッポン放送ONLINEが「世界中で「もぐらたたき」になる恐れ ~露呈したアメリカの「隙」を埋める枠組み作りが重要」の題で次のように伝えました。

『ニッポン放送「飯田浩二のOK! Cozy up!」(3月25日放送)に外交評論家でキヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。NATOとG7の首脳会議について解説した。

共同声明に「書いていないこと」がいちばん大事
北大西洋条約機構(NATO)は3月24日、ブリュッセルの本部で緊急首脳会議を開き、ロシアのウクライナ侵略を強く非難する共同声明を採択した。ロシアの攻撃が激化し化学兵器の使用への警戒感も強まるなか、ウクライナへの全面的な連帯を示し、追加的な軍事支援を行う方針で一致した。続いて先進7ヵ国(G7)は24日同じブリュッセルで緊急首脳会合を開き、ロシアによるウクライナの軍事侵略を非難する共同声明を採択した。このなかでプーチン大統領らの責任を追及すると名指しで強く糾弾するとともに、戦争犯罪の証拠収集を支援すると明記。また中国を念頭にロシアに侵略を継続するための支援を行わないように警告したとのことだ。

飯田)NATOの声明のなかでも中国の名前を出しながら支援をするなということを言及しておりました。

宮家)考えてみたらロシアは昔、G8参加国だったのですよね。それを思い出しましたが、いまはG20からも排除されるという。ずいぶん時代は変わったとつくづく思いますね。この声明の内容は予想通りですし、ロシア非難の大合唱なのですけれども、私は2つポイントがあると思っています。今回の共同声明は大体読んでみましたけれども、こういう文書は、「書いていないこと」がいちばん大事ということが、ときどきあるのですよ。

飯田)書いていないこと。


「今後どうするか」が書いていない
宮家)もちろん「書いてあること」は大事なのだけれど、今回、何が書いていないかというと、今後どうするかが書いていない。特にいまの戦争の状況はかなりロシアに不利でしょう。そして長期戦、消耗戦となりつつある。残念だけど膠着状態ですよね。だけど、勝てないとなるとロシアが何をするか分からない。実際に、核はともかくとして、化学兵器や生物兵器を使う可能性は十分にありうると。

飯田)既にシリアで使っているし。

宮家)そう、自分の政敵にも使っているのだから。あの人たちにとって化学兵器使用の敷居は非常に低いと思う。そうすると、ウクライナの国内で化学兵器が使われる場合や、万が一それがどこかに流れてしまってNATO諸国に被害が出てしまった場合、どうするかということは最大の問題ですよ。1つ間違えたら世界大戦ですからね。そういう意味で、声明に書いてはいないけれども、そのことは彼ら真剣に議論しているはずなのですよね。それが1つ気になっていることです。


新しいルールをつくるところに日本がちゃんといる
宮家)もう1つ気になっていること……気になるというか「なるほど」と思うのだけれど、よく考えてみたらNATOとEU……ヨーロッパばかりじゃないですか。“欧米”ですが、ここに日本がちゃんといるわけですよ。やっぱりG7に入っていてよかったなと思います。当たり前なのだけども、アジアの他の国は呼ばれないのですよ。ですから、いまやロシアが血迷って新しい状況になって、世界はこれから新しいルールをつくるわけですよね。こういうルールをつくるときに日本は必ずそこにいなければいけない。それがちゃんと行われているということにほっとしています、そして同時にこれは責任重大ですよね。私、昨日はあまり寝てないのですが、なるほどな、時代が変わっていることを示す象徴的な会合だな、と思いました。

飯田)この先のことを考えると、新しい世界秩序が生まれゆく段階であると。ここがとても重要なのですね。


アメリカの対応の限界が生んだ隙を突く「もぐらたたき」
宮家)これがいずれアジアに波及する、場合によっては中東に波及する。要するにアメリカの対応に限界がある以上、あっち向けばここに隙が出来る……「ならば」と、みんなそこを突こうとする。みんなでもぐらたたきをやるような時代になってしまう可能性があるので、恐ろしいなと思っています。

飯田)そこをある程度コントロールするためには、全体で協力する枠組みをつくらなくてはならない。

宮家)しかも欧米だけではなくて、本当はアジアも中東も、心ある国々が対応ぶりで握らなければいけないわけですよね。そのような動きのなかに日本が入っているということが大事なのだと思います。』

正に、この記事のご指摘の通り、G7の一角に入っている我が日本は、これだけ世界に対して責任を負うと共に、日本の外交・安全保障の為にも米国の衰退の隙を埋めねばならないのです!!

更に、同日、同メディアが「「防衛力」だけでは「抑止力」にはならない 北朝鮮の弾道ミサイル発射で突きつけられた日本の「攻撃力」の課題」の題で次のように指摘しています。

『ニッポン放送「飯田浩二のOK! Cozy up!」(3月25日放送)に外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦が出演。元航空自衛官で評論家の潮匡人による解説も交え、北朝鮮が発射した弾道ミサイル「火星17」の日本への影響について語った。

着々とICBMの開発を進めている北朝鮮
北朝鮮は昨日3月24日午後2時33分ごろ、弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルはおよそ71分間、1100キロメートルほど飛行し、午後3時44分ごろに北海道渡島半島の西方およそ150キロメートルの、日本の排他的経済水域(EEZ)のなかの日本海に落下したという。71分の飛行時間は、2017年11月に北朝鮮が発射したICBM「火星15」の53分間を大きく上回り過去最長と見られている。

飯田)北朝鮮の朝鮮中央通信はきょう3月25日、このミサイル「火星17」を発射したと報じました。金正恩総書記が23日に発射命令を出しており、昨日24日に発射したということであります。また、アメリカの帝国主義との長期的な対決に徹底して準備していくと金正恩総書記は述べたと伝えている、というところです。宮家さん、全体ご覧になってどうお感じになりますか。

宮家)着々とICBMの射程を伸ばして、そしてかまってほしいという部分もあるでしょうね、他人がどういう判断をするかは別として。その意味では、今我々はみんなウクライナばかり見ていますけれども、この問題に関係なく、北朝鮮の核開発は進んでいるということだと思います。


「核の傘の下」にある安心感への疑問の増大
飯田)これが日本の安全保障環境に与える影響等々は、潮さんはどうご覧になりますか。

潮)そうですね、日本のEEZ内に落ちたとか非常に近いところだということで、政府高官もは脅威だと騒いでいるわけなのですが、確かにその側面がないとは言いませんが、国際法上EEZ内かというのはあまり意味がないことで。安全保障環境にとって日本の近くに落ちたかどうかということよりは、多弾頭化の技術が本当に進んでいるのならば、現在の米軍の技術を持ってしても迎撃は不可能ないし極めて困難だという可能性が出てくるわけです。たくさん弾頭が落ちてくる、そのなかにはデコイ、偽物もあったりして全弾を迎撃するのはなかなか難しいということになると、さらに言えば複数独立標的型再突入機(MIRV)という最新の技術が彼らにあるのだとすれば、それぞれの弾頭がここはニューヨークやここはワシントンD.C.というように狙って落ちてくるという非常に驚異の技術を持っていると彼らは主張しています。

そうなると、まさにいまのウクライナ情勢で同盟国ではない、核がなかったからこうなったという議論があるわけですが、いわゆる核抑止力ということを考えると、例えば日本はアメリカの核の傘の下にあるという一定の安心感を供与しているわけですが、しかしアメリカが自国に核が着弾するかもしれないというリスクと引き換えに日本防衛のコミットメントを果たすのかという、従来から言われてきた疑問あるいは可能性が少なくとも昨日の発射で増大はしていると見るべきだと思います。そしてそのことが日本にとってもっとも安全保障上の脅威だと考えるべきだと思います。



「攻撃力」もなければ「抑止力」にはならない
飯田)核抑止力、核の傘の話が出てきました。

宮家)そこに行きつくわけですけどもね。しかしいまはテストをしているわけでしょう。MIRVや多弾頭化といっても核兵器が無きゃいけないよね。核をつくらなくてはいけないですよね。もちろんそのための技術開発をしているのは間違いないでしょうが、それを1発2発撃ててもそれが本当に使えるのかと言われればそれはまた別の問題です。ですから核抑止の問題は北朝鮮が具体的にどれくらいの力を持っているかとは別にね、核兵器を持っているのは北朝鮮だけではないですから。周りにもいますからね、どこの国とは言わないけど。その意味では別途考えなくてはいけない問題だと思いますね。


飯田)いままではミサイル防衛システムなど、撃ってきたときにどうするかを考えてきましたが、今後は撃たせない努力というものを考えるべきですか。

宮家)それはやはり技術はどんどん進歩しているわけで、いままで撃ち落とせていたものが撃ち落とせなくなる可能性は十分あるわけです、日進月歩ですから当然ですよね。そうなれば「これで大丈夫」というようなシステムはないのですよ。ですから抑止を高める、その場合は防衛力だけではなくて、あえて言いますが攻撃力もなければ抑止力にはならないと、最終的には思います。


飯田)射程が1000キロを超えるようなものは、台湾などは様々持っているけれども日本は……みたいなことが指摘されたりもしますが。

宮家)それは日本の国民の考え方も関係してくるので、うかつには言えないのだけれども、普通の国で言えば相手があれだけのものを持っていれば、当然抑止力として同じものを持つというのが常識なのですよ。

飯田)バランスを取っておかないとむしろ相手方に。

宮家)使うかどうかは別にしてね、これをやったらお前もやられるんだぞ、だったらやらない方がいいかなと相手に思わせないと抑止にならないわけです。向こうは持っていてこっちは持っていない。これでは困りますよね。』

正に、正にこのご指摘の通りです!!
我が日本は、現在、「敵基地攻撃能力」「反撃能力」としてスタンドオフ兵器の導入や開発を加速度的に推進している背景には、露中朝韓等の攻撃力等の増大など、脅威が格段に高まっている事実が挙げられます。


あなたも米国の隙を突く露中朝韓などがもぐら叩きのもぐらになる世界を望まないはず!!

あなたの現在未来の為にも、我が日本が画期的な防衛力や抑止力を保有しなければならない!!




3月27日、防衛大学校の卒業式で訓示する岸田文雄首相
出典:首相官邸HP


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