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F-35ステルス戦闘機の整備拠点が日本にも設置されることが決定 防衛力強化に大きく貢献する

2014-12-20 00:00:10 | 防衛
12月18日に防衛省が以下のように、F-35ステルス戦闘機の整備拠点が日本にも設置されることを発表した。

『米国政府によるアジア太平洋地域のF-35整備拠点に関する発表について
平成26年12月18日
                           防衛省
米国政府は、12月17日(水)(米国東部時間)、アジア太平洋地域におけるF-35の整備拠点(リージョナル・デポ)について、
・ 機体の整備拠点については、2018年初期までに日本及びオーストラリアに設置すること
・ エンジンの整備拠点については、2018年初期までにオーストラリアに設置し、追加的な所要に対応するため3~5年後に日本にも設置することを決定した旨公表しました。

日本における機体のリージョナル・デポについては三菱重工業株式会社(愛知県:小牧南工場)、エンジンのリージョナル・デポについては株式会社IHI(東京都:瑞穂工場)を予定しています。
なお、リージョナル・デポにおける具体的な整備の対象機や整備の作業内容等については、今後米国政府等と調整を進めてまいります。

(参考)リージョナル・デポについて

◯ リージョナル・デポにおいては、F-35の機体・エンジンの重整備(分解・検査を要する整備作業等)を実施する予定。

◯ 米国政府は、F-35について全世界的な運用が予想されるため、「北米・欧州・アジア太平洋」地域において、機体・エンジンを中心とした整備拠点を設置する構想。』

日本における機体のリージョナル・デポについては三菱重工業株式会社(愛知県:小牧南工場)、エンジンのリージョナル・デポについては株式会社IHI(東京都:瑞穂工場)を予定していることは、既に民間航空会社向けなどの航空機生産実績や整備実績が考慮されたものであることは言うまでも無い。

日本だけではなく、欧米を含めた民間航空会社では、この2社の高い整備能力を高く評価し、航空機の部品やエンジンの整備、再生部品の供給などで、世界の航空を支えている会社の一つであることは良く知られている。

特にIHIのエンジン整備には定評があり、民間航空会社ではわざわざ日本に機体を飛ばしてエンジン整備をしてもらうことは常識となっている。
また、軽量で価格が比較的安い航空部品の供給元は日本の企業が多く、その多くに三菱重工が関わっていることも事実である。

今回、F-35ステルス戦闘機の整備拠点が日本にも設置されることが決定された事で、第5世代のステルス戦闘機F-35の運用や整備などが日本で可能になり、日本の防衛力強化に大きく貢献することは間違いない。

更に、第6世代を狙った国産の戦闘機開発や超高速旅客機の開発など航空宇宙分野への波及効果も見込めるので、裾野の広い航空宇宙産業の育成強化にも繋がる快挙である。

日本政府や防衛省・自衛隊関係者、関係業界の方々には、一日も早いF-35ステルス戦闘機の整備拠点の設置と運用開始をお願いしたい。

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