貴方も貴女も、外国人観光客が近年増えた、とお感じでしょう。
筆者の住む地域でも、いわゆるコロナ禍の後、インバウンド需要が目に見えて良く分かりますね。
外国人の団体観光客も増えていますから。
一方、日本全体としては外国人観光客のマナー低下問題も浮き彫りになっているのも冷徹な事実です!!
対策を考え、実行しなければなりません!!
衝撃的な報道が多数なされましたが、5月22日12時44分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「日本が誇るおもてなし精神もついに限界か 「富士山ローソン」契機に外国メディアも論議」の題で次のように伝えました。
『(前略)
山梨県富士河口湖町で、外国人観光客に人気の富士山撮影スポット、通称「富士山ローソン」で目隠し幕が設置されたことを契機に、各国メディアが相次いで日本のオーバーツーリズム問題をとりあげている。
「崖っぷち」と報道
「日本が誇る『おもてなし』精神も崖っぷち」—。米紙ワシントン・ポストは、マナー違反続出で「富士山ローソン」に幕を張るという「極端な措置」がとられたとして、訪日客に対する日本人の不満の高まりに警鐘を鳴らした。新型コロナウイルス禍後の観光ブームに、急激な円安が訪日客増加に拍車をかけたと背景も伝えた。
日本のホテルやタクシー、商店では客を恭しくもてなす「おもてなし」が浸透するのに、個々の客に十分なサービスができなくなる懸念が出てきたと紹介。「観光客は、平和で情緒あふれる日本経験ができなくなる」と危惧する英国系の旅行業者の声を載せた。
(以下略)』
日本の象徴の一つで、世界遺産にも登録された富士山とその周辺の風景は、正に世界に日本の観光を売り込む絶好の被写体でもあります。
この富士山の撮影スポットがこのようになるとは、筆者も残念でなりません。
一方で、外国人からはこのような声も。
5月23日にまいどなニュースが「「礼儀やマナーに気を使わない外国人旅行者が増えた」その結果…「京都は私の“Home”」と語るベルギー人女性が見た変化と憂い」の題で次のように伝えました。
『(前略)
外国人が日本人の印象を語るとき、よく「親切」「優しい」「他人への思いやり」というワードが出てくる。京都市下京区でヨガとピラティスのレッスンスタジオ「Happynes't(ハピネスト)」を営むバネッサ・ルクスさんは「どこの国にも親切な人はいます。日本人の親切が際立っている背景には、礼儀正しさがあると思います」と語る。
ベルギーから京都へ移住して5年半のバネッサさんに、日本の中でもとりわけ京都の印象と併せて、彼女が営むヨガ&ピラティススタジオについても話を伺った。
失敗することを恐れ他人の目を恐れる日本人
外国人が日本人に印象として「親切」「優しい」「他人への思いやり」などポジティブなワードを挙げる一方で、よくいわれるのが「日本人はshyだ」ということ。我々日本人の多くが自覚しているように、たしかに人前に出たり他人より目立ったりすることに苦手意識をもつ人は少なくないようだ。
Google翻訳によると「shy(シャイ)」の日本語訳は、恥ずかしい、弱気、寡黙、照れ屋など、比較的ネガティブなワードが並ぶ。
しかし、バネッサさんはそれとは違う印象を、日本人に対してもっているという。
「私が観察してきた限りでは、日本人はシャイではなく『恐れている』ように感じます。英語を話すことを恐れている、失敗することを恐れている、他人からどう思われるかを恐れている、などです」
(中略)
礼儀やマナーに気を遣わない外国人旅行者が多くなった印象
バネッサさんはベルギーのブリュッセル出身。旅行者として初めて来日したのは、2015年8月のことだった。
「京都を訪れたとき、2週間滞在しました。地図をもたず、気ままに寺院や町並みを散策していました。京都の寺院や庭園の静寂さは、私に深く響きました。自然を眺めながら何時間も座っていられたのです」
当時は日本語をあまり話せなかったバネッサさん。それでも京都で見るもの触れるもの、すべてを「まるでパズルのピースがピタッとはまるような感覚で理解できた」という。
「自分を見つけたように、自分がいるべき場所を見つけたのです」
(中略)
ベルギーで営んでいたヨガ教室を閉め、住んでいた家を引き払い、家財道具を処分し、旅行ではなく「住むため」に京都の地を踏んだのは2018年12月だった。
「英語には『家は心が帰る場所』という言葉があります。私の心は京都にありました。だから京都は、私のHomeすなわち『家』なのです」
それまで旅行で京都を訪れていたバネッサさんが、実際に住んでみて気づいた京都ならではの問題があるという。
「京都の経済にとって観光業は欠かせませんが、最初に訪れたときと比べたら、今はオーバーツーリズムの問題に直面しています。バスが混雑しすぎて、京都に住んでいる人が乗れない。レストランも予約が取れない。そして人だかりなどもあります」
また、バネッサさんから見て、最近の外国人旅行者の多くが、礼儀やマナーに気を遣わなくなっていると感じることがあるそうだ。
「以前は、本当に日本に興味をもって訪れる外国人観光客が多く、訪れる前に日本の礼儀作法や日本人を尊重することについて学んでいたように思います。しかし最近では、そうしたことにあまり気を遣わなくなってきた観光客が増えています」
その結果、京都の一部では「おもてなし」の文化が失われつつあるように感じるのが悲しいという。
「日本の人たちは、旅行で訪れている外国人と京都に住んでいる外国人の見分けがつきません。在住者としては、外国人全体のイメージを悪くしないよう、完璧な振る舞いや十分な敬意を示すことにプレッシャーを感じることがあります」
これは我々日本人にも当てはまりそうだ。海外に住む日本人の印象を落とさないよう、海外旅行をする際には自らを律する配慮が要るだろう。
(中略)
京都を「Home」というバネッサさんが、今後日本でやりたいことを聞いてみた。
「ベルギーでは多くの企業がランチタイムにヨガクラスを提供しており、社員がリラックスし、より効率的に仕事ができるように配慮しています。私たちもそのような企業向けのサービスを開発したいと考えています。オフィスに出向いて、希望する社員に週1回ヨガやピラティスのクラスを提供し、職場のウェルネス(より良く生きようとする生活態度)、ひいては幸福感を向上させるお手伝いがしたい」
バネッサさんの言葉からは、日本人が気づかなかった日本人像が見えてくる。そして職場のウェルネスを向上させるためのサービスは、今の日本に是非展開してほしいサービスだと感じた。
(以下略)』
バネッサ・ルクスさんのご指摘、いろいろ、考えさせられるものがありますよね。
言うべき事は言うように、我が日本も国として、そして国民も考え直さねばなりません!!
外国人観光客のマナー低下問題、厳しく自己主張するべき!!
「富士山ローソン」の景観問題にて、問題提起した画像
出典:4月30日、「駐日口シア連邦犬使館」X 投稿画像
『是非こちらの看板をご利用下さい。』
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筆者の住む地域でも、いわゆるコロナ禍の後、インバウンド需要が目に見えて良く分かりますね。
外国人の団体観光客も増えていますから。
一方、日本全体としては外国人観光客のマナー低下問題も浮き彫りになっているのも冷徹な事実です!!
対策を考え、実行しなければなりません!!
衝撃的な報道が多数なされましたが、5月22日12時44分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「日本が誇るおもてなし精神もついに限界か 「富士山ローソン」契機に外国メディアも論議」の題で次のように伝えました。
『(前略)
山梨県富士河口湖町で、外国人観光客に人気の富士山撮影スポット、通称「富士山ローソン」で目隠し幕が設置されたことを契機に、各国メディアが相次いで日本のオーバーツーリズム問題をとりあげている。
「崖っぷち」と報道
「日本が誇る『おもてなし』精神も崖っぷち」—。米紙ワシントン・ポストは、マナー違反続出で「富士山ローソン」に幕を張るという「極端な措置」がとられたとして、訪日客に対する日本人の不満の高まりに警鐘を鳴らした。新型コロナウイルス禍後の観光ブームに、急激な円安が訪日客増加に拍車をかけたと背景も伝えた。
日本のホテルやタクシー、商店では客を恭しくもてなす「おもてなし」が浸透するのに、個々の客に十分なサービスができなくなる懸念が出てきたと紹介。「観光客は、平和で情緒あふれる日本経験ができなくなる」と危惧する英国系の旅行業者の声を載せた。
(以下略)』
日本の象徴の一つで、世界遺産にも登録された富士山とその周辺の風景は、正に世界に日本の観光を売り込む絶好の被写体でもあります。
この富士山の撮影スポットがこのようになるとは、筆者も残念でなりません。
一方で、外国人からはこのような声も。
5月23日にまいどなニュースが「「礼儀やマナーに気を使わない外国人旅行者が増えた」その結果…「京都は私の“Home”」と語るベルギー人女性が見た変化と憂い」の題で次のように伝えました。
『(前略)
外国人が日本人の印象を語るとき、よく「親切」「優しい」「他人への思いやり」というワードが出てくる。京都市下京区でヨガとピラティスのレッスンスタジオ「Happynes't(ハピネスト)」を営むバネッサ・ルクスさんは「どこの国にも親切な人はいます。日本人の親切が際立っている背景には、礼儀正しさがあると思います」と語る。
ベルギーから京都へ移住して5年半のバネッサさんに、日本の中でもとりわけ京都の印象と併せて、彼女が営むヨガ&ピラティススタジオについても話を伺った。
失敗することを恐れ他人の目を恐れる日本人
外国人が日本人に印象として「親切」「優しい」「他人への思いやり」などポジティブなワードを挙げる一方で、よくいわれるのが「日本人はshyだ」ということ。我々日本人の多くが自覚しているように、たしかに人前に出たり他人より目立ったりすることに苦手意識をもつ人は少なくないようだ。
Google翻訳によると「shy(シャイ)」の日本語訳は、恥ずかしい、弱気、寡黙、照れ屋など、比較的ネガティブなワードが並ぶ。
しかし、バネッサさんはそれとは違う印象を、日本人に対してもっているという。
「私が観察してきた限りでは、日本人はシャイではなく『恐れている』ように感じます。英語を話すことを恐れている、失敗することを恐れている、他人からどう思われるかを恐れている、などです」
(中略)
礼儀やマナーに気を遣わない外国人旅行者が多くなった印象
バネッサさんはベルギーのブリュッセル出身。旅行者として初めて来日したのは、2015年8月のことだった。
「京都を訪れたとき、2週間滞在しました。地図をもたず、気ままに寺院や町並みを散策していました。京都の寺院や庭園の静寂さは、私に深く響きました。自然を眺めながら何時間も座っていられたのです」
当時は日本語をあまり話せなかったバネッサさん。それでも京都で見るもの触れるもの、すべてを「まるでパズルのピースがピタッとはまるような感覚で理解できた」という。
「自分を見つけたように、自分がいるべき場所を見つけたのです」
(中略)
ベルギーで営んでいたヨガ教室を閉め、住んでいた家を引き払い、家財道具を処分し、旅行ではなく「住むため」に京都の地を踏んだのは2018年12月だった。
「英語には『家は心が帰る場所』という言葉があります。私の心は京都にありました。だから京都は、私のHomeすなわち『家』なのです」
それまで旅行で京都を訪れていたバネッサさんが、実際に住んでみて気づいた京都ならではの問題があるという。
「京都の経済にとって観光業は欠かせませんが、最初に訪れたときと比べたら、今はオーバーツーリズムの問題に直面しています。バスが混雑しすぎて、京都に住んでいる人が乗れない。レストランも予約が取れない。そして人だかりなどもあります」
また、バネッサさんから見て、最近の外国人旅行者の多くが、礼儀やマナーに気を遣わなくなっていると感じることがあるそうだ。
「以前は、本当に日本に興味をもって訪れる外国人観光客が多く、訪れる前に日本の礼儀作法や日本人を尊重することについて学んでいたように思います。しかし最近では、そうしたことにあまり気を遣わなくなってきた観光客が増えています」
その結果、京都の一部では「おもてなし」の文化が失われつつあるように感じるのが悲しいという。
「日本の人たちは、旅行で訪れている外国人と京都に住んでいる外国人の見分けがつきません。在住者としては、外国人全体のイメージを悪くしないよう、完璧な振る舞いや十分な敬意を示すことにプレッシャーを感じることがあります」
これは我々日本人にも当てはまりそうだ。海外に住む日本人の印象を落とさないよう、海外旅行をする際には自らを律する配慮が要るだろう。
(中略)
京都を「Home」というバネッサさんが、今後日本でやりたいことを聞いてみた。
「ベルギーでは多くの企業がランチタイムにヨガクラスを提供しており、社員がリラックスし、より効率的に仕事ができるように配慮しています。私たちもそのような企業向けのサービスを開発したいと考えています。オフィスに出向いて、希望する社員に週1回ヨガやピラティスのクラスを提供し、職場のウェルネス(より良く生きようとする生活態度)、ひいては幸福感を向上させるお手伝いがしたい」
バネッサさんの言葉からは、日本人が気づかなかった日本人像が見えてくる。そして職場のウェルネスを向上させるためのサービスは、今の日本に是非展開してほしいサービスだと感じた。
(以下略)』
バネッサ・ルクスさんのご指摘、いろいろ、考えさせられるものがありますよね。
言うべき事は言うように、我が日本も国として、そして国民も考え直さねばなりません!!
外国人観光客のマナー低下問題、厳しく自己主張するべき!!
「富士山ローソン」の景観問題にて、問題提起した画像
出典:4月30日、「駐日口シア連邦犬使館」X 投稿画像
『是非こちらの看板をご利用下さい。』
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