窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

大形カモメが集まっています。

2020-03-13 19:08:46 | カモメ類

厳冬期を根室海峡で生息してきた大型のカモメたちが河口の氷の上に集まって

いました。シロカモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメがそろ

って集まり、休息していました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       左手前からセグロカモメ、オオセグロカモメ、シロカモメ

         ★ 大形カモメが集まっています。 ★

流氷が海峡に流れ込み、海面の埋め尽くし、回遊してくる魚が捕りづらくなり、

移動してきた連中のようです。

群れを成して回遊している小魚は流氷が来ると氷の下に入り、動物プランクトン

クリオネ、オキアミなどを食べます。

氷の下に入ると上から狙うカモメからは姿を見られず、開いた海面に出ても、

群れで氷の下に逃げ込めば安全に生活できます。

          オオセグロカモメとシロカモメ

そんな状況を読み、カモメたちが流氷がない海面にやってきているのです。漁を

終え、仕分けを済ました漁師が雑魚を投げてくれることがあるので、それを見こ

やってきてることもあります。

          シロカモメとオオセグロカモメ

大形のカモメが一堂に集まることは、流氷が無い時はめったにありませんから

珍しい光景だと思ってください。

これも春が始まる自然現象です。もうすぐ北極圏やカムチャッカ半島、ロシア

北東部方面へ渡って行きます。