Kota Yokoyama 『目指すはシャンゼリゼ! 』

SHIMANO Racing 横山航太のブログ

新型と個人的な注目ポイント

2021-09-08 14:37:00 | 日記

さて、9/1に新型9200系デュラエースが遂に発表されましたね!


発表してすぐに動画でもわかるレベルの変速スピードの速さに驚かれた方も多かったようですが、他に個人的に注目した点(だいぶマニアックになると思うけど😅)をいくつかご紹介したいと思います。







まずはギア比。


従来、デュラエースのフロントチェーンリングは53-39Tが一番ベーシックなギア比でした。

しかし9200系では53-39Tはラインナップにはなく、従来の50-34Tと52-36Tに加え、54-40Tがラインナップに加わりました。

おそらくレースをする人だと54-40がベーシックになってくると思いますが、なぜ54-40に注目しているのかと言うと…


以前に僕は54-42Tという、53-39Tよりも少し大きいギアを使っていたことがありました。
使っていた時期はアンダー4年目の春、ネイションズカップ(U23やjrカテゴリー版ワールドツアー)のヘント〜ウェゲルゲムU23やロンドファンフラーデンU23、ZLMツアーU23といったベルギー、オランダのU23版のクラシックレースを走っていた時期です。



なぜ54-42Tにしていたかと言うと、一つは単純に平地系のレースでギア比が欲しいからと言うのもありますが、もう一つには回転抵抗少なく、伝導効率が良く感じたからです。
後ろのスプロケットはワイドギアを入れている為、単純に大ギア×大ギアでチェーンの設置面積が増える為、伝道効率が良く感じられたのかもしれません。また、たすき掛け(アウター〜ローのようなチェーンがクロスするようなギア掛け)が減るからかもしれません。
いずれにしろ良い印象を持っていました。(※あくまで僕個人的な感覚、考えです。数値的な根拠は取ってません)




余談ですが、最近のグランツールのTTでは出走した選手のギア比がスタートのタイミングで表示されますが、フロント56-44Tや58-46T(!)、リアに11-30Tとリアにワイドギアを入れる大ギア×大ギアの組み合わせで走っている選手が多い気がします。
同じような考えなのでしょうか。



ではなぜ今54-42Tを使わずに53-39Tを使っているのか?

それは単純に42Tのギア比が低速からのダッシュが多い日本のレースには僕には少し重く感じるからです😅
もっとパワーのある選手ならいけるのかもしれませんが、、、

しかし、新型のインナーギア比は40Tです。
54-40Tというギア比は、11-34というカセットのギア比と合わせてとても良い組み合わせなのでは?と思ったわけです。





次に注目したのはホイールです。

今までディスクブレーキ用ホイールのライナップはリムハイトは40/60の2つでしたが9200では36/50/60となりました。

特に注目したのは、36TUの重量、1154gです。
1154gって、9000系にラインナップあったC24TUとほぼ同重量ですよ!?

これでいてしっかりリムハイトもあってってなると上り系のレースでは大活躍してくれるのではないかな…と期待しています。

新型50もトータルバランスが素晴らしくまとまったホイールなので、早くレースで使いたいですね😤






で、結局何が言いたいのかというと…

新型9200系デュラエースを使うのがとても楽しみ!ってことです😉
コメント
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