宮S Secret Prince 第20話

■第20話 『見つけた！たったひとつの星』

修学院の教育目標である「文武芸智勇」すべての対決を終えたフとジュン。結果は、2勝2敗1引き分けで引き分けとなりました。そして、最後の対決「徳」の対決でジュンが勝利し、皇太弟の座はジュンが手にすることになりました！
ところが、発表の直後ジュンは「僕に資格はありません！これまで僕は、永城公に勝つために何度も不正を行いました。皇太弟の座を得るため、誘惑に負けた僕に、どうか罰を。妨害にも屈せず、対等に競い合った永城公に経緯敬意を表します。自らの過ちを告白したのは、彼の公明正大な精神に感化したからです。皇太弟にふさわしいのは、永城公です。」と陛下の決定に異議を唱え、自ら皇太弟の座を放棄し、フを皇太弟として推薦したのでした
孝将大公は驚くばかり・・・

フは、20年前の財団不正事件の証拠を陛下に提出し、陛下は孝将大公夫妻を呼び出しました。事務長が録音していたテープには、孝将大公夫妻がフの母親を追い出すよう仕向ける会話が録音されていました。そして、フは母親の名誉を回復することができたのです
ジュンと約束したとおり、マスコミに掲載される記事は、フの母親の名誉回復のみとなり、ジュンの両親（孝将大公夫妻）の仕業だということは伏せられることに・・・フはジュンにお礼を言いました。「なぜ自ら放棄したのか？」というフの質問に「僕には資格がなかったんだ。だが君は違う。君の運命は、ずっと前から宮家につながっていた」と答えたジュン。
結果はどうあれ、ジュンの行動は潔かったですね

「そこまで皇帝の座が欲しかったのですか？」という陛下の質問に孝将大公は、「目の前の権力を手に入れられない者の気持ちを決してお忘れなきように。誰かが生涯、渇望した座を簡単に手に入れておきながら、恋にかまけて皇室を危機にさらす姿がどんなにか憎らしいかを・・・」と答えました。

対決を終えて皇太弟となったフは、スニと一緒にいました。漢江で花火をしている途中に「トイレに行ってくる」と言ったスニ、フには何も言わず仁川空港へと向かいました・・・

なかなか戻って来ないスニを心配するフは、ジャケットのポケットに1通の手紙を見つけました

私の初恋　大韓民国の皇太弟様へ
知ってる？ずっとあんたを好きだったこと。
あんたの転校初日、ぶつかって私のスカートがめくれちゃったでしょ？
あんたはからかっていたけど、私は決めていたの。
大きくなったら、お嫁さんにしてもらうって・・・
そのせいかしら？好きでたまらなかった。
人形をつくってあげたり、お弁当を分けてあげたり、
宿題もやってあげたい。そう思った。
幼かった恋心がここまで大きく育つなんて・・・
でも、初恋は実らないって言うじゃない？
この辺で終わり。この辺でやめるわ。充分幸せだったから・・・

慌てて宮殿に戻ったフは、ヨンナムからスニが皇室奨学財団の留学に旅立ったことを知らされ、驚くのでした。

皇太后様は、皇太弟となったフとセリョンの縁談を進めようとするんですけど・・・セリョンは、「この話はなかったことに。高望みをしてきましたが、永城公様の伴侶として至らぬと気付きました。」と自ら断るのでした。「もう少しで夢が叶うところだったのに！」と激怒する総理に「権力を守るためなら、父さんは平気で人を犠牲にする。自分の間違いに気付いたの。」とセリョン。ジュンと同じ立場だったんですね・・・

DNA鑑定書を見つめる孝将大公のところにジュンが入って来て、家を出ることを伝えました。すると、孝将大公は「行くな、ジュン！」と引き止め、泣きながらジュンを抱きしめるのでした。「どうして、私は・・・何ということだ！知らなかった。本当に知らなかったんだ・・・」と泣き崩れる孝将大公。
ジュンは孝将大公の実の息子だったのですジュン母は、証拠を手に入れるためにサンギを騙したのでした。ジュンを守るために・・・

そして、3年の月日が流れました・・・
皇太弟のフは、プルバムのピザハウス「宮」で1日店長をしたり、大活躍の様子
サンギおじさんは、ドバイで王族のボディーガードをしているとか？
知申事は辞任することになり、侍従官が後任として仕えることになりました。
総理は皇室廃止論を提唱勢力を新たに取り込もうとしており、陛下の心配は絶えないようです。セリョンとフの縁談が破綻になったことへの逆恨みのようです。陛下は孝将大公に協力を求めるのですが、孝将大公は過去の過ちのことが引っ掛かっており、積極的に陛下に協力する気分にはなれないようです。でも、皇室を守るために密かに動いてくれるようです

スニは、通訳として活躍していました。外国の使節と同行したスニを見たフは、ハン尚宮に「何年も経ったのに、記憶が薄れない」と相談すると、ハン尚宮は「忘れられないことがある時には、どうぞ心の声にお従いください。」とアドバイス。いつも厳しいハン尚宮が味方してくれたことに驚くフなんですけど、ハン尚宮様はさらに「大人を説得できる確実な秘策」を伝授してくれたようです。（詳細はラストシーン）

ヘルベルティアのユリウス皇太子が韓国を訪問することになり、テディベア館を下見に行ったフ。そこで、ユリウス皇太子の随行秘書となったスニと再会しました！しかも、ワールドビジョンで働くセリョンとも再会！セリョン、ジュン、フの3人は今でも親しく付き合いがあるようで、スニはフとセリョンの親し気な様子に少々驚いていました。セリョン、すごく優しそうな雰囲気になっていましたね
海を見つめるフとスニは、初めて海を見た小学校時代のことを思い出していました。小学校時代のスニは、「相手は決まっているの。私にお守りの人形をくれた秘密の友達よ」と言っていたようです・・・

ジュンは、インディーズバンド「自由」の活動と公子様を両立して、充実した日々を過ごしているようです。でも、フへの小言が多いことが玉にキズセリョンによると、ハン尚宮顔負けだそうです
ジュンと再会したスニ。スニは、ジュンの母が留学の支援をしてくれたことのお礼を言いました。ジュンはすっかり吹っ切れた様子で、フがずっとスニのことを気にかけていたことを伝えました。複雑な表情をするスニ・・・

「もう一度やり直そう」と言うフなんですけど、「そう簡単にはいかないわ」とスニ。仕事が落ち着いたばかりで、支援してくれた人たちのためにも頑張りたいのだそうです。

ユリウス皇太子と共にテディベア館を訪れたスニは、そこで小学校の頃に秘密のお友達にもらったぬいぐるみがたくさん展示されていることに気付き、驚くのでした！

そんな中、侍従官が知申事となり、新しい侍従官がやって来ました。新任の侍従官とはヤン・スニでした
侍従官となったものの、「心配なことばかりよ」と話すスニ。すると、「心配性の女の子に見せたいものがあるんだ」とフがスニを連れ出しました。そこには、スニが小学校時代に秘密のお友達にもらったぬいぐるみがたくさん飾られていました。スニは、秘密のお友達がフであったことに気付いたんでしょうね。
「この人形の数だけは安心できそうね」と言うスニに「愛を失う心配以外は解決できそうだ」とフ。「でも、それも解決しそうだ。ハン尚宮の秘策がある。男はR指定さ。」とスニをベッドに押し倒しました～！目隠しするテディベア、そして、婚礼衣装のテディベア・・・

そんな感じで『宮S Secret Prince』全20話終了です

■感想
『宮　～ラブ・イン・パレス』が大好評だったので、別物と分かってはいても『宮S』もずっと気になっていて、やっと視聴することができました。

前評判がイマイチだったので、あまり期待はしていなかったんですけど、後半のストーリーは結構ハマりました～前半は全然ハマれませんでしたが・・・
ちょっと主演キャストの印象が弱かったかな～？と思いました。SE7ENさんとパク・シネさんは良かったんですけど、ジュン役のカンドゥさん、スニ役のホ・イジェさんの印象がちょっぴり薄かったかも。（私の個人的な印象ですが・・・）ホ・イジェさんは、どうしてもキム・ハヌルにしか見えなかったです・・・

全体的な雰囲気は、やっぱり『宮　～ラブ・イン・パレス』と似ていてやっぱり『宮』シリーズだな～と思いました。主人公が母親の名誉回復のために危険を顧みずに行動してしまうところは、『チャングムの誓い』に似てるな～と思いました。

それにしても、ハン尚宮様があんなアドバイスをしていたとは・・・そんな意外性が面白かったです♪

BSジャパンで韓国ドラマを視聴したのは初めてだったんですけど、デジタルハイビジョンのキレイな映像で感動的でした。
ずっと気になっていたドラマだったので、視聴できて良かったです