海軍大将コルシンカの航海日誌

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフについてあれこれ

ホルンのための《2つの二重奏曲》

2020年07月30日 | 室内楽曲
リムスキー=コルサコフには、《カンツォネッタとタランテラ》と同様の作品として、ホルンのための《2つの二重奏曲》があります。

使用楽器こそクラリネットからホルンに替わっていますが、2曲の二重奏曲の小品であること、帝室附カペーラ声楽院時代の作品と思われること、楽譜全集から転載された楽譜が販売されていることなど、《カンツォネッタとタランテラ》の「以下同文」と言ってもいいような並列的な立ち位置にあるものです。

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私の入手したGérard Billaudot Éditeur社の楽譜は、2曲の間に《カンツォネッタとタランテラ》の「カンツォネッタ」をアレンジして挿入し、3曲構成としています。
作曲者の意図ではないのでしょうけど、確かにこうすると長調一短調―長調となって、連続して演奏するとまとまり感がでていい感じになりますね。
DTMで作成したデータを貼り付けておきますが、用いた楽譜のとおり3曲構成としています。
(ちなみにこの楽譜には、第1曲:Scherzino、第2曲:Chanson orientale、第3曲:La chasseとの題名が付けられています)



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なおYouTubeにこの作品の動画(第3曲のみ。冒頭の1曲目)がアップされていましたので、参考まで貼っておきます。(ホルンの演奏の難しさを認識させられる演奏です(^_^;))

Barry Chester and Heidi Oros play French horn duos (YouTube)
Kitchen Theatre Company

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