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昨今の結婚事情 友人の子どもが近く結婚 母親の苦悩 参考用

2023-08-18 07:45:54 | 日記
盆休み中、パートナーの親族の墓参りをしたとき、
偶然以前勤務していたメーカー時代、
お世話になった先輩と会った。
もうかれこれ20年お会いしていなかった。
先輩は、旦那さん、33歳の息子さんの
三人だった。
先輩は、
「暑いから、うちで休んで行かない?
お茶ぐらいは出せるから」
と誘われ、お宅にお邪魔することになった。

先輩のお宅は、旦那さんの実家で、
旦那さんのご両親が亡くなったとき、
リフォームをされ、
今は三人暮らしだそうだ。

「20年ぶりぐらいよね。
年賀状でしか見たことはないけど、
〇〇ちゃん(わが子のこと)、可愛いわね。
お母さんそっくり。
うちの女の子が欲しかったのだけど、
女の子が出来なくてね」
と、先輩はお茶を出しながら言われた。
※わが子がかわいいのではなく、
 女の子は可愛いと言う意味
すると、旦那さんが、
「M(息子さん)がもうじき結婚するじゃないか。
そうすれば、娘が出来るようなものじゃないか」
と言われ、お茶を飲んだ後、席を外された。
「夫はあんなことを言ったけど、
お嫁さんを娘みたいに思って
交流したり、
実家に来た時、家事をさせるような
時代は終わったと思っているの」
と、先輩は言われた。
確かにそれは思う。
私が結婚した頃は、
まだ田舎は同居も多く、
夫の実家に行くときはエプロン持参で
家事を手伝うのは当たり前でした。
でも、今は、お嫁さんはお客様だ。
もし、息子と帰ってくれば、
もてなさなくてはならない。

パートナーと息子さん、
わが子はお互いの仕事や学校のことを
話していたが、
Mさんは社交的な人ではないので、
会話のキャッチボールにはなっていない
ようで、会話は途切れがちだった。

「それに結婚の経緯も気になっているの」
と、ため息をつかれた。
「どうやって知り合ったのですか?」
「マッチングアプリですって」
と、こそっと言われた。
「今、多いみたいですよ」
「それはわかっているの。
でも、気になるのは、
経緯だけじゃないのよ」

「Mは、あの通り子どものころから内気で、
うちが会計事務所を自営していることもあって、
公認会計士の資格を取って、
継いでくれればいいと思っていたの。
今は公認会計士の資格を取って、
監査法人で働いているの。
修行の意味もあるけど、
結婚を考えたら、
会社勤めのほうが出会いもあると
思って、ずっと務めさせているの」
メーカー時代経理にいた先輩は、
あの当時監査にいらしていた旦那さんと、
仕事で知り合い、結婚退職されています。
恐らくご自分の体験もあるのでしょう。

「大人しくてほぼ自分から話さない子だから、
結婚どころか、多分お付き合いも
したことがなかったと思うの。
それに外見も、そんなに良くないでしょう。
※パッと見た感じオタク系男子
結婚相談所も何回も断られて、
マッチングアプリも、
恐らく2桁以上の女性と会っては断れたと思うの」
と、結婚までの道のりは、かなり長かったらしい。
「なら、余計、結婚はめでたいじゃないですか」
「夫もそう言うのだけど、
私としてはそんなに賛成じゃないのよ」
ちなみに彼は男兄弟の長男。
弟はすでに結婚しています。

「息子は多分初めてお付き合いした女性で、
親から見ると、初めて付き合えたことに、
浮かれていて、冷静さに欠けている気がするのよ」
聞くと、現在付き合って半年以上経過。
しかし、付き合って1か月後には、
Mさんは結婚したいと言い出したらしい。
それに待ったをかけたのは先輩。
もっとお互いをわかってから、
結婚をした方がいいと話したらしい。
旦那さんは、
「長く付き合ったから、わかると言うものでもないだろう。
向こうもその気なら、結婚した方がいい」
と言われたそう。

「でも1か月って、
芸能人じゃあるまいし。
それで、4か月ぐらいに、
会ってみたのよ」
相手は専門職勤務の、
Mさんより少し年下の女性。
容姿は、可もなく不可もなく。
話した感じもごく普通と言ったお嬢さんだったよう。

「何が引っ掛かっているのですか?」
「実家にべったりなことなのよ」
と、ため息をつかれた。
「私としては、会ってすぐに
彼女も結婚の意思があるのか、確かめたかったの。
でも、日を決めても、
『その日は母と買い物をする』
『その日は父とゴルフに行く』
『その日は妹が実家に来る』
とかで、やっと会えたのは、
付き合って4か月ぐらいの時」
「結婚の話は出たのですか?」
「彼女としては、年齢もあるから、
年内にはしたいと言うのだけど…」
「焦っているような気がするってことですか?」
「それもあるけど、もっと気になるのは…」
「実家優先ですか?」
と、聞くと、頷かれた。

「若い時って、
結婚は何歳までにしないとって思うけど、
今は人生100年っていうでしょう。
30歳そこそこの場合、
あと70年、生まれた年の倍以上、
一緒に暮らすのよ。
結婚して一生順風満帆の人のほうが
むしろ少ないと思うの。
実際うちも色々あったし。
恋愛の楽しい時だけじゃなくて、
大変になっても、
Mとやっていくことが出来るのか?
恋愛感情はずっと続くわけないしね。
それに、住むのは、
当然のように、実家の近所に住むって言われて」
「子どもが生まれたら、
助けてもらいたいからっていうことですか?」
「恐らくそう考えていると思うのよ。
でも、私たちに会うよりも、
毎日会う家族を優先している時点で、
Mが結婚しても、
ずっと実家依存じゃないかって
いう心配があるの」
なるほど。
「Mは、口下手だから、
もめた時、孤立してしまいそうな気がして」
確かに実家近くに住んでいると、
しょっちゅう実家に帰るお嫁さんはいます。
そして夫婦げんかも報告し、
段々旦那さんは孤立、離婚。
まるでドラマのような嫁姑が、
現代はお嫁さんの実家であるのです。

「かと言って、あの子が
これから恋愛できるとは思えないし。
あの子でいいと思う人が
せっかくいるのにって言う気もしているの。
あの子は口下手だから、
この商売もあの子の代になったとき、
明るいお嫁さんが事務をして、
何とか回してくれたらって思うのだけど、
彼女は専門職で、
息子ほどではないけど、
お給料もいいから、
退職なんて考えていないみたいで。
何もかも望むのは、
高望みとはわかっているのだけど、
そもそも彼女も、
付き合って1か月で結婚したいなんて、
ちょっと焦り過ぎと言うか、
信用しきれないのよ」
と、先輩は肩を落としていました。

長くなりましたが、
子どものことで、親はずっと悩むものなのですね。

人生は、本当に悩みにつきません。
















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