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本の紹介 生きベタさん 釈 徹宗、細川 貂々【著】

2022-09-05 10:52:23 | 日記
今、特にコロナで孤独を感じている方が多いせいか、
生きづらさを書かれた本は結構出ています。
私も何冊か読みましたが、その中でもこの本はイチ押しです。
釈 徹宗(しゃく てっしゅう、1961年 - )さんは、日本の宗教学者・僧。浄土真宗本願寺派如来寺住職、
相愛大学人文学部教授、相愛大学学長、特定非営利活動法人リライフ代表。
専門は比較宗教思想[2]・人間学。
細川 貂々さんは、「ツレがウツになりまして」「中学受験」や生きづらさの本を出版されている漫画家・イラストレーターです。
2019年(令和元年)9月より宝塚市立中央図書館にて定期的に当事者研究会「生きるのヘタ会?」を開催されています。

実は、釈さんは、大学の先生でもありますし、細川さんは、「生きるのヘタ会?」を開催されるぐらいなのですが、
お二人とも緊張しいです。
お二人とも、かなり子どものころから生きづらさを抱えられ、細川さんに関しては、
発達障害であることも、本書で書かれています。
特に子どものころ、恐らく世代もあると思いますが、
「みんな同じでなければならない」
と言う同調圧力がものすごくあります。
例えば、遊びひとつとっても、特に女の子はひとり本を読んでいれば、
「変わっている子」になってしまいます。
みんながしている遊びをしないといけない。
みんなが持っているマンガを買わないといけない。
みんなが好きなタレントの話をしなければならない。
そう言う空気は、私が子どものころからありました。
細川さんは、発達障害と言うこともあり、全く空気が読めないので、
「私太っているよね?」
と友達に聞かれたら、
「うん、太っている」
と言って、友達をなくしていたことが書かれています。
女性の場合、これは否定してほしくて言います。
ですから正解は、
「そんなことないよ。〇〇ちゃん、可愛いじゃん」
なのです。
男性から見れば、非常にめんどくさい。それが女社会です。
話が変わりますが、なら男社会が楽か?と言えば、そうでもない。
男は、常に女性をジャッジしています。
「若い」「可愛い」などです。

細川さんは、ツレと結婚し、自分の苦手なことをしてもらうことで、
何とか生活が出来ていると書かれています。
私もそう言った面はありますが、なら理想的なパートナーか?と言われれば、そんなことはありません。
※不満があるのではなく、すべて理想と言うわけにはいかないと言う意味です
我が家は、料理を作っても、今までただの一度もおいしいと言われたことがありません。
まずいときにだけ感想を言われます。
ですから、今の職場の飲み会で、皆さんが、奥さんやお子さんに、
「料理がおいしいって言うよ」
と言うことに大変驚きました。
「作ってくれてありがとう」はあっても、我が家に「おいしい」は存在していません。
おいしくて当たり前なのです。
一応調理師免許は持っていますので、それなりには作れます。
ですから、友人が遊びに来た時に、
「おいしい。毎日でも食べたい」
と言われると、かなり嬉しいのです。
以前の職場の人に弁当を作った時、
「今まで食べた料理で一番おいしい」
と言われた日には、結婚を一瞬(笑)後悔したほどの気持ちがわきました。
ですから、それがたまって、将来熟年離婚になるかはわかりませんが(笑)。
と言うように、パートナーが完璧とは限りません。
実際、ツレさんがウツになった時には、細川さんは苦手なこともされていたわけですし。

ただ、日々の生きづらさを少しでも、心地よいものにしていく。
プラス思考になっていける本です。
気持をリセットしたい。
今、悩んでいる方に、ぜひおすすめの1冊です。





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