以前一緒に働いていた支店長が、定年を迎えたため、
嘱託として、また同じ支店で働くことになりました。
一番上のお孫さんは、今年高校を卒業して、
地元の会社で働いているとお聞きし、複雑な気持ちになりました。
というのも、このお孫さん、わが子の2つ上ですが、
「パイロットになりたいから、中学受験をしたい」
と言い出し、地元の私立中高一貫校へ進学しています。
また、先輩のお子さんも、パイロットになりたいと言い、
東大工学部進学、大学院に進みましたが、
※パイロットは途中で諦めたそうです
リーマンショックのあおりを受け、就職先が倒産。
一次的に地元に帰ってきましたが、他県の、
社会人入試の医学部を受験し、今は医師として勤務しています。
と、夢を叶えれるというのは、
本当にごく一部だと、実感しました。
先日まであった「舞い上がれ」で、一般の方にも、
「どういう道筋をたどれば、パイロットになれるのか？」
はわかるようになったことでしょう。
航空学校へ進学すれば、みんながなれるわけではありません。
わが子にしても、誘惑に弱いので、
とても無理だと思います。
夢を叶えられるのは、優秀さもありますが、やはり意志が強い。
わが子のようなふらふらしているようでは、
とても無理です。
お得意さんは医師ですが、
「僕は頭が良くないし、不器用」
と言われますが、やはり頭の回転はすさまじく速く、
何より前向きです。
とてもシニアとは思えません。
「今できなくてもいいじゃないの？
次どうやったら出来るか、経験を活かせばいい」
と、よくおっしゃいます。
そういう方が、夢を叶えることが出来るのだと、
つくづく思います。