地球の裏からまじめな話~頑張れ日本

地球の裏から日本頑張れ!の応援BLOGです。
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ライブドア、個人的には非常に残念

2006-01-24 05:11:06 | ライブドア問題
さて、本日風邪にて会社を休んでしまい、ゆえに報道にはほとんど触れていないけれど、それでも逮捕は予測されていたようで、その記事は読んだ。
基本頭があまり回っていないので、取り急ぎ拙日記にて「直後の感想」めいたものを書かせていただいたので、こちらにもそれを転記しておく。

尚、今回の一連の報道にて、またまた木村剛さんがTBを送ってくださって、彼の記事にてのご紹介の栄に浴し、光栄です。
以下、拙さるさるからの転記でございます。
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当然今後はLD社に対する株主代表訴訟が予測されるし、またCXに対しても契約解消によって仮に損失が大きく出た場合にやはり代表訴訟のリスクは付きまとうだろう。

結局旧態依然とした経済界の勝ち、と言う図式で少々個人的には残念である。
今後報道なり東証に求めたいものとしては、LD社が上場廃止になった場合、株主達はどういう行動を取るべきか、と言う事であろう。これをきちんと説明した話は聞かない。

通常は会社が倒産しない限りは、その会社の株式にはそれなりの価値があるわけで、しかしながら上場していないという事はそれらの流動性が保持されていないと言うことだから、株主が仮にそれを売りたい場合はどうすれば良いか、と言うのが焦点である。
類似会社方式等により証券会社には一応その株価算定のモデルのようなものはあるけれど、果たして主幹事がそれらのリスクをきちんと投資家に対して取ってくるのかどうか。
仮に再生機構みたいのが太っ腹で、LDの再生を引き受けるような場合(再生機構だって旧態依然側だろうからまず望めないだろうけど)、LD社の将来の再上場の見込みもあろうから、株主はそれまでじっと待つと言うことも出来よう。

とにかく(風邪で頭が回ってないけど)、東証も偉そうに監理ポスト移行だなんだをふんぞり返って言うだけではなくて、そうなって上場廃止になったらその後はどうすべきかの指針をきちんと示すべきだ。これは各マスコミにもきちんとして頂きたいね。
CXも一体どうやってあのLDの持ち株を処理するのか分からないけれど、仮に処理出来るとしたら不公平であろうね。片や処理出来ない個人投資家がたくさん居たとして、でもCXにはあれだけの株数を処理する方法があるのだとしたら、これは我々はきちんと監視していく必要があろう。

最初はヒーロー扱い、それでもって一気に梯子をはずすこのやり方、新興企業に対する度量の小ささみたいのを如実に現している気がして、やっぱり残念だな。CXが「提携相手だから俺達が助ける」位の事を言えば一気に見直したんだけどね。

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今後とも色々と調べて突っ込んでいかねばならないことがまだまだあると考えている。
特に上場廃止後の株券の取り扱い、要は「じゃあ具体的にどうすりゃいいんだよ?」って事などを含めて、調べて行きたいと思う。
恐らく上場廃止は今の勢いを考えると、LD本体のみならない可能性もある。
この一件にて仮に個人投資家が、株式市場に対して愛想を尽かしてしまうのは非常に宜しくない。
今や東証は外人と個人で持っているようなもんで、これで個人が愛想を尽かして、さらに外人もGIVE UPしてしまったら一体日本の市場に何が残るのか。
この問題、単に堀江氏が逮捕されたから終わりではないのだね。

普段余り回転の宜しくない拙頭脳、風邪にてさらにその回転が鈍ってはいるけれど、それでも自分なりの責務を果たすべく頑張っちゃいますので、今後とも何か情報等がございましたら遠慮なくコメント欄でもメールでも頂きたいと思うので、よろしくお願いします。

尚、コメント欄のコメント、もちろん読んでますが、お返事はもう少々お待ちくだされ!!