「小4が作った政治サイト」が結局20歳の青木大和氏作のものだったことがバレ、炎上しましたがこの件はさておき、オレがつくづく嘆息したのは、日本に蔓延する若者差別ってやつなんですよ。いや、「目立つ若者」特権かもしれない。
ここ(青木大和「絶望世代が見る日本」)なんかが典型的なんだけど、「とりあえず若者に擦り寄る姿勢を見せておけば、頭の柔らかい人に見えるだろう」「若者の代弁者が必要だ」的に、何の実績があるかも分からん人間にこうして発言の場を与える。
メディアの中には「若者枠」と言えるものがあり、老獪な論客の中に、一人若者を紛れ込ます伝統が昔からあるわけですよ。誰とは言わないけど。ここ、重要よ。名指しをしてもロクなことないんでしないぞ。まぁ、それなりに予測はつくでしょう。あとは女性を無理矢理入れようとする。その辺の決まり方は「有識者会議」の決まり方と似ているので、こちらもご参照ください。
勝間和代さんが原発推進CM出てたのに理解が足りなかったことを詫びてるので、「広告塔」の決め方教えてやる
メディアの企画の立て方って安易なんだよね……。
とにかく奇抜なものを求める。だからこそ、「孫正義氏から3番目にツイッターでフォローされたスーパー高校生」とか、「灘高のスーパーIT高校生」とか、「11歳の天才過ぎるドリブラー」みたいな人々を紹介する。これが、常見陽平氏が指摘している、「プロ若者」「御用若者」が生まれる背景だ。確かにすごいっちゃーすごいんだけど、35歳の超絶優秀プログラマー社員とか、マリノスの齋藤学みたいな超絶ドリブラーにはわざわざ年齢をつけることはせず、ちやほや要素が一つ欠けることとなる。青木氏は「20歳」ではまだ弱いと考えたのか、「小4」というさらなるちやほや要素を加えた。若ければ若いほどちやほやされるからな。まぁ、「大学生」でも十分だったような気はするけどね。
ここにさらに、「プロ若者応援おじさん」というものが登場する。ツイッターとかではとにかく若者のことを善だと捉え、会社や役所などの組織は「硬直しきったもので、粉砕すべき」だと考える。「●●さんの登場は日本の新しい息吹を感じさせる。こうした若者がいきいきと力を発揮できるよう我々は硬直した組織というものを破壊しなくてはいけない」的なことを言う。炎上したとしても「アクションを起こすことがエライ」と言う。そして「こうした若者を出る杭を叩く扱いする日本という社会はけしからん!」となぜか「日本叩き」を展開し、「青色LEDでノーベル賞を受賞し、アメリカ国籍を取った中村修二氏がこれだから日本を出て行ったのだ」的に、日本社会叩きの題材にする。
そして、お約束なんだけど、「プロ若者応援おじさん」には多数のフォロワーがついていて、その人達もその若者を応援する。かくして、ますます多くのおじさんたちがその若者をちやほやし、万能感を得るという構造があるわけだ。
このようなことを書くと「頭固く、若者の目を摘む守旧派」なんて言われるけど、うるせぇよ。オレだって若者だった時期はあるわぃ。まぁ、エロいことと暇つぶしすることしか考えてもない、ロクでもない若者だったけどな。でも、Tシャツ長者になろうとしたりはマジメに考えたりしていたワケで、一応は野心めいたもんはあったぞ。どうだ、若い頃は将来に夢を抱き、ゴノ日本を、ウッ………ガエダイッッ! と思っていたので、当時の私をエアちやほやしてください。
ここなのですよ。「プロ若者応援おじさん」になっておけば、「頭が柔らかい人」「先端的な人」になれる、というワケなんだよね。
そして、もう一つ日本の特徴的なのが高齢者に対する差別というか、区別みたいなもんなんだよ。田原総一郎氏やハマコー氏、内海桂子師匠みたいな高齢者がツイッターを始めるだけでもてはやされる。
なんつーか本中華、「若い」「年取っている」ということだけで、「スーパー」がついたりするってどういうことなのかね。「その年齢の割にはたいしたもんだ」的でしかないのに、持ち上げ過ぎるのは、安易だよな。
もうさ、『サンデーモーニング』(TBS系)の「御意見番スポーツ」で張本勲氏がメジャーリーグの選手にはほぼ「あっぱれ」を入れないのに対し、子供か高齢者がスポーツやっている姿が出るとほぼ100%の確率で「あっぱれ」を入れているようなものなんだよ。絶対的な実力ということではなく「頑張っている」ということが評価される。というわけで、メディアの皆様におかれましては「若い」「年を取っている」だけでちやほやするのではなく、実績と現在の実力を平易な目でみていただければ、と思います。
それにしても張本氏のこれまででもっとも素っ頓狂な発言はこれだな。カーリングについて放送している時だぞ。カーリングってブラシみたいなので氷をこすりながら石を投げるあの競技ね。
張本:(目を細めながら)この子たちはいい奥さんになるねぇ~。
関口宏:はっ??
張本:いや、掃除がうまそうじゃないですか。
スタジオ:(苦笑)
関口:こりゃぁクレームくるぞぉ(苦笑)
張本:(満面の笑み)
ここ(青木大和「絶望世代が見る日本」)なんかが典型的なんだけど、「とりあえず若者に擦り寄る姿勢を見せておけば、頭の柔らかい人に見えるだろう」「若者の代弁者が必要だ」的に、何の実績があるかも分からん人間にこうして発言の場を与える。
メディアの中には「若者枠」と言えるものがあり、老獪な論客の中に、一人若者を紛れ込ます伝統が昔からあるわけですよ。誰とは言わないけど。ここ、重要よ。名指しをしてもロクなことないんでしないぞ。まぁ、それなりに予測はつくでしょう。あとは女性を無理矢理入れようとする。その辺の決まり方は「有識者会議」の決まり方と似ているので、こちらもご参照ください。
勝間和代さんが原発推進CM出てたのに理解が足りなかったことを詫びてるので、「広告塔」の決め方教えてやる
メディアの企画の立て方って安易なんだよね……。
とにかく奇抜なものを求める。だからこそ、「孫正義氏から3番目にツイッターでフォローされたスーパー高校生」とか、「灘高のスーパーIT高校生」とか、「11歳の天才過ぎるドリブラー」みたいな人々を紹介する。これが、常見陽平氏が指摘している、「プロ若者」「御用若者」が生まれる背景だ。確かにすごいっちゃーすごいんだけど、35歳の超絶優秀プログラマー社員とか、マリノスの齋藤学みたいな超絶ドリブラーにはわざわざ年齢をつけることはせず、ちやほや要素が一つ欠けることとなる。青木氏は「20歳」ではまだ弱いと考えたのか、「小4」というさらなるちやほや要素を加えた。若ければ若いほどちやほやされるからな。まぁ、「大学生」でも十分だったような気はするけどね。
ここにさらに、「プロ若者応援おじさん」というものが登場する。ツイッターとかではとにかく若者のことを善だと捉え、会社や役所などの組織は「硬直しきったもので、粉砕すべき」だと考える。「●●さんの登場は日本の新しい息吹を感じさせる。こうした若者がいきいきと力を発揮できるよう我々は硬直した組織というものを破壊しなくてはいけない」的なことを言う。炎上したとしても「アクションを起こすことがエライ」と言う。そして「こうした若者を出る杭を叩く扱いする日本という社会はけしからん!」となぜか「日本叩き」を展開し、「青色LEDでノーベル賞を受賞し、アメリカ国籍を取った中村修二氏がこれだから日本を出て行ったのだ」的に、日本社会叩きの題材にする。
そして、お約束なんだけど、「プロ若者応援おじさん」には多数のフォロワーがついていて、その人達もその若者を応援する。かくして、ますます多くのおじさんたちがその若者をちやほやし、万能感を得るという構造があるわけだ。
このようなことを書くと「頭固く、若者の目を摘む守旧派」なんて言われるけど、うるせぇよ。オレだって若者だった時期はあるわぃ。まぁ、エロいことと暇つぶしすることしか考えてもない、ロクでもない若者だったけどな。でも、Tシャツ長者になろうとしたりはマジメに考えたりしていたワケで、一応は野心めいたもんはあったぞ。どうだ、若い頃は将来に夢を抱き、ゴノ日本を、ウッ………ガエダイッッ! と思っていたので、当時の私をエアちやほやしてください。
ここなのですよ。「プロ若者応援おじさん」になっておけば、「頭が柔らかい人」「先端的な人」になれる、というワケなんだよね。
そして、もう一つ日本の特徴的なのが高齢者に対する差別というか、区別みたいなもんなんだよ。田原総一郎氏やハマコー氏、内海桂子師匠みたいな高齢者がツイッターを始めるだけでもてはやされる。
なんつーか本中華、「若い」「年取っている」ということだけで、「スーパー」がついたりするってどういうことなのかね。「その年齢の割にはたいしたもんだ」的でしかないのに、持ち上げ過ぎるのは、安易だよな。
もうさ、『サンデーモーニング』(TBS系)の「御意見番スポーツ」で張本勲氏がメジャーリーグの選手にはほぼ「あっぱれ」を入れないのに対し、子供か高齢者がスポーツやっている姿が出るとほぼ100%の確率で「あっぱれ」を入れているようなものなんだよ。絶対的な実力ということではなく「頑張っている」ということが評価される。というわけで、メディアの皆様におかれましては「若い」「年を取っている」だけでちやほやするのではなく、実績と現在の実力を平易な目でみていただければ、と思います。
それにしても張本氏のこれまででもっとも素っ頓狂な発言はこれだな。カーリングについて放送している時だぞ。カーリングってブラシみたいなので氷をこすりながら石を投げるあの競技ね。
張本:(目を細めながら)この子たちはいい奥さんになるねぇ~。
関口宏:はっ??
張本:いや、掃除がうまそうじゃないですか。
スタジオ:(苦笑)
関口:こりゃぁクレームくるぞぉ(苦笑)
張本:(満面の笑み)