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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

H26/11/02 和歌山・唐尾湾

2014-11-08 09:33:00 | 海・湖でカヌー
 このBlogは河野のプレイベートの記事とカヌーショップKAYAK kono-toriのショップとしてのツアーが混ざっています。
 店のほうのツアーは私以外のスタッフが行く事もあり・・・というか私以外の人の方が回数は多い・・・そのスタッフがたまに記事を書いてくれます。今回はJRCAシーマスターのアニキのツアーだったので、写真・文章ともお任せしました!



 高速で和歌山から南に長いトンネルを抜けるといつものカヌーフィールドです。苅藻島、鷹島、黒島の3つの島があり、出艇場所も栖原、広川、白崎など、いろんなパターンが組めます。

(広川海岸、左;黒島、右;鷹島)
 今日は広川から出艇です。出艇時は干潮のため浅瀬にカヌーだけ浮かべて岸まで引っ張ります。昼からは雨の予報で波風も強くなりそうなので、鷹島を一周して午後からは遠浅で乗り比べ&サーフィンをすることに決めました。

(遠浅の海岸を出艇)
 鷹島の南端まで漕ぎ、島の西側を北上します。東側は海岸が広がっていますが西側は切り立った崖が続き、全く違う表情をしているのがわかりました。
 北端を回り込んで海岸で休憩しましたが、正面には浮き桟橋に驚くほどたくさんの釣り人が。それだけ釣れる場所なんでしょうね。
 Yさんはここでアルピナからイースキーに乗り換え、洞門に向かいます。波風はおだやかで余裕でクリア。海の色もここだけ水色で幻想的です。その後名南風鼻を超えた海岸で昼休憩しました。

(洞門を潜る。シーカヤックの醍醐味の一つ)
 スタート地点に戻ってみると広かった砂浜が遠浅になって全く違う景色になっていました。
 Yさんはここでエルズミアやプリライトなど乗り比べです。慣れないリーンをかけながら漕いでいるとコケそうになりましたが、すごく浅いので海底を手で押してハンドロールで起き上がってました。
 Fさんはロール練習、こちらはなかなかうまくいきません。残念ながら?波風は穏やかでサーフィンはできませんでしたが、それぞれ遠浅を楽しみ、そのうち雨が降り出してきたので早めに終了です。

 漕いだ距離は短かったですが、体力が残っていたのでいろいろ遊ぶ事ができ広川を満喫できたと思います。

という事でした。皆さんお疲れさまでした



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鎮魂の二色の浜

2014-11-06 20:30:00 | 海・湖でカヌー
 私は元々リバーカヤックからカヌーを始めた。その後ファルトも買ったが、漕ぐのは川ばかり。そんな私が大阪は貝塚市の二色の浜にカヌーショップを出す事になって店長として赴任した。(当時はアオキカヌーワークス在職)
 そこで本格的に海を漕ぎ始め、今ではどちらかというと海を漕ぐほうが多い。

 当然そこではいろんな人と出会い、一緒に漕ぐようになった人も多い。その中で出会ったシーカヤッカーの一人、通称ヌーさんが先週亡くなられた。カヌーの事故などではなく、肺がんから脳に転移、髄膜炎を併発しての事だった。
 昨年、私が膀胱癌の治療で入院中には何度も見舞いに来てくれ、癌が発病後も同じ癌患者としていろんな話をさせてもらった。
 お通夜、告別式と終わりどうにも気持ちが切り替えられない。そこで彼と最もよく漕いでいた仲間と二人で漕ごうということになった。場所は海でもっとも良く行く泉南ワクワク広場から、出会った二色の浜まで。やはりカヤッカーは水の上が共通語、最後まで海に行きたいといっていた思いも受け継ぎ、別れを告げに行こう。

(何度も潜った関西空港連絡橋)
 行きはかなりの向かい風。実はヌーさんは向かい風が嫌い。私はどちらかというと追い風嫌い。まあこの分だと帰りは追い風になるので待っていてな。

 連絡橋から泉佐野港、コンビナートと抜けていく。このあたりを漕ぐのは久しぶりだ。テトラがつづき、反射波がきつい。前はずっとこんなところを漕いでましたね。

 そして懐かしい二色の浜。このマストが高速からもよく見えるんです。ここを何度一緒に漕いだことか!
 泉南からここまでが8.7km、行きは2時間もかかるスローペース。さあ帰りはヌーさんの好きな追い波追い風だ。

 帰りはやはり速い!30分で連絡橋を通過、こんな波が好きな人でした。私は苦手やけど、今日は頑張って漕ぐわ。
 そしてなんと1時間で到着。ざっくりと行きが時速4.3km/hで帰りが8.7km/hか!ちょっと疲れました。
 でも少し気持ちの整理ができたかな。
 今後もけっして忘れることはないけれど、海を楽しんで漕いでいきます。




ヌーさん、心よりご冥福をお祈りします。(H26/3/29 浜寺にて撮影)

※Blogやフェイスブックにあげるような事ではないかもしれません。でもどこかに記録をちゃんと残しておきたくてアップしました。

土師川、由良川・・・福知山へ!

2014-11-05 09:02:00 | 川でカヌー

(前方の山の稜線が右に。川が大きく曲がっていく。曲がると兵庫県から京都府に入る)
 川の名前をいうのは合流すると変わっていく。そして最後は海に注ぐ川の名前になり、合流した他の川は○○川水系の○○川となる。
 今回、丹波竹田駅前の竹田川をスタートした。そして9号線のほうから流れてくる土師川と合流して名前が土師川になり、福知山で由良川と合流して由良川となる。予定通り福知山でゴールすると、そこは由良川になっているという事だ。
 もちろん標識があるわけでもないし、自分としては目の前の川を下っていくだけなのに勝手に名前が変わっていくんです。


 さて竹田川だ。丹波由良からスタートして下っていくものの、ここは堰堤ふが多くて何度も何度も担ぐ。前回市島~丹波竹田もそうだったし、山間部の川はこういうものといえばこういうもんです。上の写真も川の中のブロックを担ぎながら歩いて振り返ったもの。

 そして前方を見るとこんな感じ。

 まあこんな堰堤が7~8回?もう面倒なので数えてません。こういうときは軽い艇が楽なんですね。いや普通はこんなとこを、わざわざ漕ぎにいかないか!

 堰堤ばかりでなく、こういう瀬もところどころにあります。こんなところばかりだと楽なんですけどねえ・・
 
 丹波竹田から3kmで川が大きく曲がり京都府に入る。 
 5kmで土師川と合流、名前が土師川になる。

(JR山陰本線の土師川橋梁)
 11.5m、JR山陰本線の下を通過。いつか山陰本線沿いに由良川を漕いで、分水界を越えて亀岡までも行ってみよう。
 そして12km、由良川と合流して名前が由良川にに変わる・・・

 この合流したところは、俯瞰写真でないとわからないですね。漕いでる者にはけっこう感動なんですが、ご覧のとおり写真ではよくわからないです。

(ゴールの音無瀬橋)
 由良川に入ったところの音無瀬橋でゴール!
 総行程13km 全体平均4.8km/h 今回は休憩なしでいったのでこれが正味の平均ですね。思ったより堰堤が楽に越えれたので、そこそこの時間でくだれました。堰堤によっては数百メートル担いで迂回とかも経験あります。
 このあとこの福知山から日本海までは距離こそ36kmと今日の3倍ありますが、担がずにいけるので、年内に一気に行ってしまいましょう!

 音無瀬橋から福知山駅まで1.4km、歩き出すと前方に福知山城が見える。ここは明智光秀ですね。なんともきれいなお城です。

(帰りの車窓から漕いできた川を見る)
 あとは電車で帰るだけ。なんとか16時には店に戻り閉店までお仕事。さあ次回は海まで繋げるぞ!



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濃霧の中、いざ発進

2014-11-03 10:07:00 | 川でカヌー
 中央分水界の丹波市石生から北へ南へ。日本海から瀬戸内海まで本州近畿西部を縦断するように漕ぐ旅。この区間はほぼ電車が通っており、車でも電車でもいく事ができる。まあできるというだけで、普通に漕げるかというとまた話は別。福知山までは堰堤だらけで、漕いでは担ぎ、担いでは漕ぎの繰り返しです。

(これで艇、パドル、PFD、ウェアなどすべて入っている)
 今回、初めは車で行こうと考えていたが、いく日が休み出なく夕方から出勤だという事。そうなるとある意味回送などがなく電車のほうが動き易い。時間がギリギリならば、途中であがって駅までタクシーという手もあるなどの理由で電車で行く事にする。
 とはいうものの家から駅までは2kmちょい、バスがまだ動いてないので艇を担いであるくのはしんどい。そんな時は、最近は駅の近くの駐車場に車を止めて(1日700円)おく。そうすると楽なんですね。
 艇は最近お気に入りのエアリススピード11。まず軽い(9kg)、そこそこ速い、組み立て撤収が楽、1重構造なので畳んでからあまり水が滴ってこない。海でも10kmぐらいのツアーはこなせるので、これひょっとしたら一番万能艇ではなかろうか?

(淀川を渡る。かならず川を見てしまう)
 朝5:12家発 5:19駐車場 5:27京阪電車寝屋川市駅・電車の時間がギリギリなので担いで走る。ホームに着くと同時に電車が入ってきた。危ない、危ない。
 5:39京橋着 JR大阪環状線乗り換え 5:49京橋発 ちなみに切符は前日買っている。私は障害者料金なので京橋-福知山で970円。
 5:56大阪駅着 JR福知山線篠山口行きの乗り換え 6:09大阪駅発7:23篠山口着 ここで最後の乗り換えで7:27発の福知山行きに乗る。

(駅員さんに撮って貰った!手荷物は本と飲み物など)
 ここまでは順調だったのだが、霧の為に電車が遅れだす。やはり内陸部のこのあたりは霧がでやすい。さらに平日の通学時間なので回りは学生服の高校生がいっぱい。まあこれはいつもの事なんですが、なんとなく肩身狭いんです。膝の上に艇の入ったザックを乗せて、できるだけ小さく座る。
 石生-黒井-市島といままで行ったところを通っていく。一度行ったフィールドはやはり他の場所とは思い入れが違う。そして到着予定8:22に10分ほど遅れて丹波竹田駅に到着だ。

(駅の真横が竹田川、かなり霧が出ている。)
 丹波竹田駅で降りたのは私一人。まあ学校とかもないしねえ・・・
 前回来た時のことを思い出しながらすぐ横の竹田川へ。かなり霧が出ていて視界が悪い。また気温が10度ないのでちょっと寒い。
 エアリスはシットインでなく、シットオンタイプのダッキーなので下半身はどうしても水がかかる。そこで今回はドライスーツを持ってきた。服の上からズボッと着れるので案外荷物も減らせる。スタート時は寒かったので助かりました。

(組み立て8分急げば5分、撤収3分、やはり速い)
 準備が出来ていよいよ出艇。丹波竹田駅から福知山駅までの12.5kmを漕ぐ予定。何度担がなくてはいけないかは行って見なければわからない。このあとの福知山から海までは、距離こそ36kmほどあるが、担がずにいけるので見通しが立てやすい。

(さすがに浅くて漕ぎません。当然担いでいきます)
 8:50スタート、いきなりまず浅瀬で乗り上げる。竹田川はこういうとこも多いんですね。

 そして最初の堰堤。当然漕げるはずもなく担ぐ。いったい今日は何回担ぐのやら。
 よくこんなところを行って楽しいのか?と聞かれる。確かに漕ぐということに関して言えば楽しくない。ただずっと繋ぎ終わって振り返って思うと、達成感というか満足感というかは苦労したところほど大きい。まあその気持ちを味わいたいから次々目標決めていってるようなもんですからねえ。

 堰堤を越えて振り返ると、後方の空は霧がかかっているが、真上や前方は晴れてきている。さあ行くぞ。





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では日本海に向けて再開です。

2014-11-01 08:13:00 | 川でカヌー
 今年春発売のカヌーワールドの8号のP48にも載った事なんですが、日本海から瀬戸内海まで内陸部を漕いで繋げてみようと思い立ちました。
 といっても元々行こうと思ったのは2012/1に「邪馬台国と鉄の道」という本を読んだときから。まず2012年6月に石生の水別れ公園を見に行き、フツフツと心の中の行きたい度を増殖。昨年の病気をはさみようやく今年から行きだしたというわけなんです。

 まず最初は石生-市島の中央分水界部分を。つづいて市島-丹波竹田の竹田川を下り次は福知山・・・
 そう思っていたら8/17の大雨で、漕いだばかりの市島は道路が崩れるわ、福知山は浸水するわの大きな被害。ちょっと今は漕ぎにいってるときではないなと自粛。

 そうこうしているうちに季節は夏から秋になったのですが、先日本屋さんで「豪雨2014」という写真集があったので購入。主に広島の土砂災害なんですが、最後に福知山・丹波も載ってました。
 そういえばもう2ヶ月・・・でそろそろ実際に行って見てみようという気になりました。

 大雨のときに市島あたりが崩れたのですが、ここは中央分水界近くなのであと10kmほど雨雲が南にいってたら、あふれたのは加古川水系なんですね。実際にいったところだけに水系や高低差がわかるだけにほんのわずかな差というのがわかります。
 川に関わっていると、水運や水の確保というプラスの部分、水害というマイナスな部分を目の当たりにみたりします。
 とにもかくにも、行って見ます!
 



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