これは私のアルピナ430で最も距離を漕いだ記録です。平日に市内を抜けるという無謀な事をやってしまい心底ビビッたツアーでもあります。けっして真似はなさらないよう御笑覧ください。
川を下って海まで出たい!それはいつもある憧れ。しかしそれは無謀な試みへのスタートだった・・・
いままでに大阪の川から海へ出たのは4回、上から神崎川、新淀川、木津川、大和川だ。あと大きいのでいってないのが安治川と尻無川。しかしどちらも平日にいくのは怖い、でも一度はいってみたい。そうだ!行って危なかったら戻ろう!・・・というわけで・・始まった!
今回は犀さんとアルピナのタンデムで。犀さんもここをいけば京都から淡路島経由で和歌山は日高町までつながる。
集合はまず堺駅,近くのパーキングに犀さんの車を止め電車で天下茶屋へ。地下鉄に乗り換え北浜でいざ出艇!時に午前9時47分。まさかあんなところまで漕ぐとは夢にも思わずに・・

(後ろに見えるのが堺筋、かなり注目を集めた)
ちょうど干潮に向かうときなのでそこそこ流れもあってサクサク進む。川口まで20分ほど、まあここまでは二人とも来たことがあるので速い。木津川に入り大阪ドームが見えてくるとやはり圧巻だ。そして尻無川を曲がりすぐに大阪環状線をくぐる。
まあ環状線を越えると別世界、川の両側に小型船舶がズラッと停泊してまさに港町。なるほど港区だなあと妙に感心。カヌーが珍しいのか(まああたりまえだけど)気軽に船の上から挨拶してくれる。いいもんだ!
少し行くと国道43号線が見えてくる。ここらへんから船舶も大きくなり段々緊張してきた。大阪市の渡し船を越えたところで幼稚園らしき子供たちの団体。手を振る子供たちと緊張で声をかけれない私。(実はこれは本当です。船舶が多いと緊張でものすごくテンションあがって手を振る気持ちの余裕はなかったです。やはり返し波も多いし実際怖い。スターンなので操作に専念してました。でも行ってみたいのは危ない心境か!)

(尻無川のハネ橋、国道43号線から良く見える)
そこから段々川幅が広がってくる。左に曲がると大正内港、文字通り大正区の中の港だ。ここは進行方向の尻無川より港内のほうが広くてコースを間違いかけた。GPSがないとわからなかった。この水路は地図で見るのと水の上から見るのはまったく別物。距離感も狂うしわからなくなる。
ここで再び渡し船、ちょうど大正内港に入るところを渡している。われわれもこの渡しの横を渡ろうとすると前から貨物。一旦待って改めて渡る。とっ途中で進路が変わってこちらへ向かってくる。右側通行だし、水路の真ん中まできていたもののこちらに向かってくる船舶はただ怖い。もうとにかく全力ダッシュ。まったく心臓に悪い。

(下から見上げる港大橋と行きかう船舶)
そこから船が来たら待ち、行ったらダッシュ。緊張してるので疲れがわからない。なんとかなみはや大橋を越えていざ天保山水路へ!実は川はここまでで海に出たのだが前に人工島があるので実感がない。それにまだまだ安心できるどころか気をゆるせるところではない。
ここを南にいけば平林大橋で木津川の河口にでる。対岸にはガントリークレーン。ただここまできたら私は前にいったことがあるので少し気持ちがラク。船舶が途切れるのを待って一気に対岸へ。そしてフェリーターミナルのほうへと進む。

(奥にサンフラワーが見える。とまっていてもすごい圧迫感)
阪神高速の湾岸線をくぐっていざ南港フェリーターミナルへ。この時間止まっているのはわかっていてもその大きさを見上げると物理的な圧力すら感じる。ここでも渡ろうとしたら船舶が来たのでとにかく待つ。そしてダッシュ。かもめ大橋が見えてくると再びこちらへくる新たな貨物、われわれの横で回頭してるので着岸するかと再びダッシュ。そしてそしてかもめ大橋を越え大和川の河口へ。ついに来たここまで!掛け値なしに怖かった。時に11時53分、なんと16kmほどを平均時速7.2km/hほどの超ハイペース。しかしまだ日は高い。いける所までいこうじゃないか!これこそファルトの醍醐味だ!


この日の本来の目的地は大和川河口まで。しかし奇跡的に船待ちもなく順調にきたで更にいこうと大和川を越えて堺港の外側の岸壁へ進む。
堺港の入り口はかなり船舶の行き来も多いがなんといっても南港よりはるかにまし。無事岸壁についてここからが辛い行程。前にも書いたことがあるがここは4kmの直線の岸壁。見渡す限りズラッと並んだテトラブロックの横をただひたすらまっすぐ漕いで行く。変化もなにもない景色はかなり気分を萎えさせる。しかしこんなところにも一人釣り人の姿。まったく良くやる・・・って向こうもこっち見てそう思ってるのかなあ!

(延々続くテトラ、かなりめげる景色だ)
ここで行き先の相談、ここからだと上陸するのは浜寺公園、高石マリーナ、大津川河口になる。実はどこでも距離はそんなにかわらない。まあ大津川がちょっと遠いか? 私も浜寺は水路は抜けたことはあるが外側は初めて。そこで少し斜めに泉大津港を目指すことにした。

(沖からみた浜寺方面、まさに工場群)
沖から見るコンビナートはそれなりに凄い景観。かなり曇ってきてうまく写真では伝わらない。泉大津までは1時間足らず、本当に海上ではほんのすぐそこ。そして泉大津港の一文字を越える。ここも2kmの岸壁でかなり気力がめげる。ここを越えると景色が一変、一気に開けて大津川の河口に出る。
そこからは徐々に浜側によって木材町沖の一文字から中に入る。実はここまで上陸するところがなかったのでまだ食事もしてない。そして岸和田カンカンの水門の向えで上陸。ここまで31km、4時間15分ぐらい。ああ、腹へった・・・

(カヌーを上げるところがないのでロープで流れないようつないでいる)
手早く食事をしていざ二色の浜へ。しかし一旦休むとかえってしんどい。肩が、腰が、お尻が痛い。でももう少し、景色も見慣れた風景でかなりうれしい。最後の二色大橋を越えるともうそこ。ゴールは二色の浜で15時5分、36.3kmでした。いや疲れました。
まだ二色の浜のコスタモールというショッピングセンターでカヌーショップをやっていた時です。この後は艇を畳んで20時まで仕事をしました。いい思い出です。


大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori
川を下って海まで出たい!それはいつもある憧れ。しかしそれは無謀な試みへのスタートだった・・・
いままでに大阪の川から海へ出たのは4回、上から神崎川、新淀川、木津川、大和川だ。あと大きいのでいってないのが安治川と尻無川。しかしどちらも平日にいくのは怖い、でも一度はいってみたい。そうだ!行って危なかったら戻ろう!・・・というわけで・・始まった!
今回は犀さんとアルピナのタンデムで。犀さんもここをいけば京都から淡路島経由で和歌山は日高町までつながる。
集合はまず堺駅,近くのパーキングに犀さんの車を止め電車で天下茶屋へ。地下鉄に乗り換え北浜でいざ出艇!時に午前9時47分。まさかあんなところまで漕ぐとは夢にも思わずに・・

(後ろに見えるのが堺筋、かなり注目を集めた)
ちょうど干潮に向かうときなのでそこそこ流れもあってサクサク進む。川口まで20分ほど、まあここまでは二人とも来たことがあるので速い。木津川に入り大阪ドームが見えてくるとやはり圧巻だ。そして尻無川を曲がりすぐに大阪環状線をくぐる。
まあ環状線を越えると別世界、川の両側に小型船舶がズラッと停泊してまさに港町。なるほど港区だなあと妙に感心。カヌーが珍しいのか(まああたりまえだけど)気軽に船の上から挨拶してくれる。いいもんだ!
少し行くと国道43号線が見えてくる。ここらへんから船舶も大きくなり段々緊張してきた。大阪市の渡し船を越えたところで幼稚園らしき子供たちの団体。手を振る子供たちと緊張で声をかけれない私。(実はこれは本当です。船舶が多いと緊張でものすごくテンションあがって手を振る気持ちの余裕はなかったです。やはり返し波も多いし実際怖い。スターンなので操作に専念してました。でも行ってみたいのは危ない心境か!)

(尻無川のハネ橋、国道43号線から良く見える)
そこから段々川幅が広がってくる。左に曲がると大正内港、文字通り大正区の中の港だ。ここは進行方向の尻無川より港内のほうが広くてコースを間違いかけた。GPSがないとわからなかった。この水路は地図で見るのと水の上から見るのはまったく別物。距離感も狂うしわからなくなる。
ここで再び渡し船、ちょうど大正内港に入るところを渡している。われわれもこの渡しの横を渡ろうとすると前から貨物。一旦待って改めて渡る。とっ途中で進路が変わってこちらへ向かってくる。右側通行だし、水路の真ん中まできていたもののこちらに向かってくる船舶はただ怖い。もうとにかく全力ダッシュ。まったく心臓に悪い。

(下から見上げる港大橋と行きかう船舶)
そこから船が来たら待ち、行ったらダッシュ。緊張してるので疲れがわからない。なんとかなみはや大橋を越えていざ天保山水路へ!実は川はここまでで海に出たのだが前に人工島があるので実感がない。それにまだまだ安心できるどころか気をゆるせるところではない。
ここを南にいけば平林大橋で木津川の河口にでる。対岸にはガントリークレーン。ただここまできたら私は前にいったことがあるので少し気持ちがラク。船舶が途切れるのを待って一気に対岸へ。そしてフェリーターミナルのほうへと進む。

(奥にサンフラワーが見える。とまっていてもすごい圧迫感)
阪神高速の湾岸線をくぐっていざ南港フェリーターミナルへ。この時間止まっているのはわかっていてもその大きさを見上げると物理的な圧力すら感じる。ここでも渡ろうとしたら船舶が来たのでとにかく待つ。そしてダッシュ。かもめ大橋が見えてくると再びこちらへくる新たな貨物、われわれの横で回頭してるので着岸するかと再びダッシュ。そしてそしてかもめ大橋を越え大和川の河口へ。ついに来たここまで!掛け値なしに怖かった。時に11時53分、なんと16kmほどを平均時速7.2km/hほどの超ハイペース。しかしまだ日は高い。いける所までいこうじゃないか!これこそファルトの醍醐味だ!


この日の本来の目的地は大和川河口まで。しかし奇跡的に船待ちもなく順調にきたで更にいこうと大和川を越えて堺港の外側の岸壁へ進む。
堺港の入り口はかなり船舶の行き来も多いがなんといっても南港よりはるかにまし。無事岸壁についてここからが辛い行程。前にも書いたことがあるがここは4kmの直線の岸壁。見渡す限りズラッと並んだテトラブロックの横をただひたすらまっすぐ漕いで行く。変化もなにもない景色はかなり気分を萎えさせる。しかしこんなところにも一人釣り人の姿。まったく良くやる・・・って向こうもこっち見てそう思ってるのかなあ!

(延々続くテトラ、かなりめげる景色だ)
ここで行き先の相談、ここからだと上陸するのは浜寺公園、高石マリーナ、大津川河口になる。実はどこでも距離はそんなにかわらない。まあ大津川がちょっと遠いか? 私も浜寺は水路は抜けたことはあるが外側は初めて。そこで少し斜めに泉大津港を目指すことにした。

(沖からみた浜寺方面、まさに工場群)
沖から見るコンビナートはそれなりに凄い景観。かなり曇ってきてうまく写真では伝わらない。泉大津までは1時間足らず、本当に海上ではほんのすぐそこ。そして泉大津港の一文字を越える。ここも2kmの岸壁でかなり気力がめげる。ここを越えると景色が一変、一気に開けて大津川の河口に出る。
そこからは徐々に浜側によって木材町沖の一文字から中に入る。実はここまで上陸するところがなかったのでまだ食事もしてない。そして岸和田カンカンの水門の向えで上陸。ここまで31km、4時間15分ぐらい。ああ、腹へった・・・

(カヌーを上げるところがないのでロープで流れないようつないでいる)
手早く食事をしていざ二色の浜へ。しかし一旦休むとかえってしんどい。肩が、腰が、お尻が痛い。でももう少し、景色も見慣れた風景でかなりうれしい。最後の二色大橋を越えるともうそこ。ゴールは二色の浜で15時5分、36.3kmでした。いや疲れました。
まだ二色の浜のコスタモールというショッピングセンターでカヌーショップをやっていた時です。この後は艇を畳んで20時まで仕事をしました。いい思い出です。


大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori